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私のフルートコレクション💕

奥から、
ムラマツ
ヘインズ
アルタス (アルトフルート)
グリッサンドヘッドジョイントです。

メインで愛用しているヘインズのH管。黄金期と言われる3万番台。1970年頃作られた楽器で、もはや50歳!私が手にしてからまもなく20年。4回目のオーバーホールが終わったばかり。最高に気に入っている楽器ですが、現代の楽器とのアンサンブルでは、ピッチの調整が難しい時もあります。

そういう時に活躍するのが、ムラマツ。使用しているのは高校生の時に両親に買ってもらった入門用のモデル。現在は登場頻度は少ないですが、使用歴の中でオーバーホールは1回したでしょうか。記憶が定かではないのですが、マイナーな調整を重ねて、現在でも問題なく使えます。

なぜ、この記事を書いているかというと、先日久しぶりにレコーディングで、そのムラマツを使用したのです。ムラマツの良い所は、その圧倒的な安定感。久しぶりに吹いて改めて驚きました。低音から高音まで、ほとんどアンブシュアの調整なして、楽々吹ける!アンサンブルの一員としての役割が求められる場面で大活躍です。

私は楽器にそこまでこだわりがある方ではないのですが、普段、長年愛用しているオールドヘインズは確実に自分の音になっている事を実感します。ヘインズの魅力は抑制の美学。前に出過ぎない、けれど芯の通った揺るぎない音を生み出すことができます。一番好きな所は、どんなにアグレッシブに吹いても、しっかりと受け止めて、エッジのあるエレガントな音としてアウトプットされる所。

ヘインズの音に迷いはありませんが、久しぶりにムラマツを吹いてみて、実用性の違う楽器の楽器の両方の良さを実感しました。

結論。フルートは素晴らしい楽器。ヨーロッパの伝統的なフルートも楽しいし、日本のメーカーも素晴らしい。世界中のフルート愛好者と肩を組んで踊りたい気分です。

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フルートの歴史は、リコーダーからはじまり、テオバルト・ベームが原型を完成させました。複雑で精巧なパーツを組み上げて制作されるハンドメイドの楽器はそのものが芸術品です。歴史の中で改良を重ねて良いものを作り続ける職人魂。そのクリエイティブなエネルギーは演奏者を刺激し、さらに音楽を発展させる原動力となります。

奏者と製作者の美しい関係があるのも、西洋フルートの大きな魅力です。

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