『RiNNe』project 動画完成に寄せて
いよいよ完成お披露目となりました、『RiNNe』project。
才の祭から始まったこの一連のプロジェクトもひとつの完結を迎えようとしています。
才の祭に物語を書いて参加させていただいた日からはや3か月。
けれども、こんなにたくさんの方が参加し、作品を創るプロジェクトとしてはものすごい勢いでここまでやってきました。
改めてnoteに棲むみなさまの熱量に圧倒されています。
私は、今回の『RiNNe』projectに声で参加をさせていただきました。
素晴らしい原作、そこから新しく生まれた詩と音楽と絵。
どんどん広がっていく創作の世界は、とても刺激的できらびやかで、連絡をいただくたびにどきどきしたものでした。
私は、普段、プロ歴幾星霜の一般人のどうでもいい日常や拙い物語などをnoteで綴りますが、「声」という表現には正真正銘、生まれて初めて挑戦しました。
音楽、ラジオや朗読なども含めて、「音」という表現方法がnoteにはあることを、これまでに遊んでくださったみなさまに教わってはいたものの、私にはハードルが高く感じられて、どこか他人事のように楽しませてもらっていたように思います。
今回、いつも遊んでくださる方々が「音」での遊び方を提示してくださったのだと思ったこと、そして、ここで挑戦しなかったらたぶんやらないままだろうなと自覚があって、「えいや。」と録音して勢いそのままに応募しました。
大人になって、「新しいことに挑戦する」という機会は少なくなりましたし、むしろ意図的に避けるようにもなっていましたが、今回の挑戦をきっかけに何かをやってみるということがこんなにもどきどきして心躍るものだったのだと思い出すことができました。
ど素人の朗読(もどき)に温かいコメントをいただいたこともとっても嬉しかったです。
楽しく参加してはみたものの、実は採用されるとはつゆほども思ってはいませんでした。
すでに「音」の分野で活躍されているみなさまが参加され、その方々の素敵なお声が今回のプロジェクトで生まれる素晴らしき作品と共演しているのを拝見するのを本当に楽しみにしていましたし、嫌いではないけど未経験ど素人の声でお耳汚しがあってはいけないとも本気で思っていました。
言葉を選ばずに言えば「やってみちゃお。」というお気軽な挑戦だったので、採用のご連絡をいただいたときには、見間違いかなと思ってスマホを二度見したのもまた思い出です。
ジユンペイさんから音楽を聞かせていただいたときには、素敵すぎるがゆえに「やばいことになったぞ(白目)」とちょっと冷汗をかきました。
朗読させていただく詩をできるかぎり読み込み、朗読は録っては聞き、消してはまた録ってを繰り返し、もう何がいいか分からなくなったころ、観念して提出しました。
完成したものを一足先に拝見しましたが、何度見ても自分の声がすることが不思議で、気恥ずかしく、これでよかったのかは未だに分かりません。
素晴らしいほかの方々の作品のお邪魔をしていないこと、それだけを祈っています。
思いもよらぬプレッシャーも感じつつ、それでも最後まで楽しく、どきどきや初挑戦も経験させていただき、私にとってはありがたい時間でした。
「声」という表現も緊張しつつもすごくすごく楽しかったので、また機会があれば挑戦したいなと思っています。
さいごに。
たくさんの方が参加されたこのプロジェクトを企画、運営を担当されたみなさまにおかれましては、本当に大変だったことと拝察いたします。
仕事ではなく、言ってしまえば趣味の範疇にあるようなこのプロジェクトがきちんと、かつ素晴らしすぎる作品として完成されたのも、中心で活動されてきた方々のおかげです。
完成にお喜び申し上げますとともに、本当は言葉だけでは足りないのでしょうが、改めて感謝申し上げます。
そして、大変お疲れさまでした!
本当にありがとうございました。