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秋です!俳句です!

またも俳句に挑戦してみることにしました。
普段触れない言葉遊び(って言うと不謹慎かしら。)に触れる機会を作ってくださる企画、運営の皆様に感謝申し上げ、さらに、初心者もすぎるぞ!の俳句でのお目汚しに深く陳謝いたします。

私は四季の中で秋が1番好きです。
過ごしやすくて、鼻がぐずったり、目玉ごと取り出して洗ったりしたくならないから。
そんな私の俳句はお次のとおり。


散歩道 黄金(こがね)の稲穂が 頭(こうべ)垂れ

私はわりと歩くのが好きなので、過ごしやすい季節にはよく散歩に出かけます。
田舎住まいなので、少し歩くと一面田んぼの風景と出会うこともできます。
つい先日まで緑だった田んぼも、今日の散歩道では秋の色にすっかり変わっていました。
祖父が田んぼや畑をやっているので、私にとっては田んぼの風景は懐かしさを感じさせてくれるものでもあります。
ご時世でずっと帰省もできていないのですが、今年のお正月くらいには帰れるといいなあ。


季節連れ ふわり舞い飛ぶ 赤蜻蛉

私は虫に分類される生き物全てが苦手なのですが、赤とんぼだけは飛んでいるのを見るとほっこりします。(ただし、私に近寄ってこないという前提)
赤とんぼの姿で毎年秋の訪れを知る私は、今年も秋が来るんだなあと昨年と全く同じ感想を抱き、夏の終わり頃から飛ぶ赤とんぼを微笑ましく見守りました。


馬肥ゆる 季節に肥ゆる 望月か

季重なりだなあと思いつつ、どうしても二つ使いたかった自己満足の句です。
秋は、冬の寒さを乗り切るために馬も脂肪を蓄える時期なのだそうです。
つい先日の中秋の名月も8年ぶりの満月で、月が肥えた1日でした。
お月見って満月の日にするイメージでしたけど、三日月とかの年もあるのだと今年初めて知りました。
そして、望月は私自身を指す言葉でもあります。
秋はご飯もお菓子も美味しくて、食べ過ぎちゃう。
脂肪、蓄えなくても冬を乗り越えられる生き物のくせに蓄えちゃう。
どうしたらいいの・・・。




この記事は「みんなの俳句大会」に参加するものです。
初心者もいいとこ!の私が捻り出した言葉は、拙いという言葉足りない、なんとも言いがたい句なのですが、俳句にするぞー!と思うことで、短い言葉にいかに意味を込めるか、読み取ってもらえる言葉は何か、いろいろ考えることができました。
(考えたその成果がどうだったかはおいといて。)

私がに1番面白い自分の変化だなと思ったのは、普段はただの景色にしかならない風景を立ち止まってじっと見つめる時間があったこと。
忙しなく過ごす時間にほんの少し余裕を持てたのがよかったなあ。