東大王最終回について語る

東大王の最終回を見届けた勢いでこの記事を書いている。
というか、これを書き記しておきたくてnoteのアカウントをつくった。

いつかnoteのアカウントを作りたいと思っていたけれど記念すべき一個目が東大王についてになるとは。

そもそもわたしは、QuizKnockから東大王に入ったクチだ。
鶴ちゃんこと鶴崎修功が好きになって、そのあとに東大王をしていたことを知った。知ったのが卒業した後だったので、それはもう後悔した。なんでもっと早く東大王を見ていなかったのか、と。
東大王の歴史を調べ、卒業回カウントダウンのTwitterの投稿、TikTokなんて普段1ミリも見ないのに東大王の投稿はすべて見て、インスタもフォローした。
どうやら色んな苦難がありながらも、立派に見送られて卒業していったことを知ることができた。
見届けたかった(今でも。再放送してほしい)気持ちはとてつもなくあるが、それはそれとして番組を支え続けて迷走していた(とファンに言われている印象)時期も東大王を守ってきたうちの一人だ。あたたかい最終回であったことは番組を見れていなくてもわかった。
水上くん、伊沢さんとの初期三つ巴対決もさぞアツかっただろう。頼むから見せてほしい。



まあ前談はここまでにする。ここまででわかっていただける通り、東大王視聴歴はかなり短い。正直東大王についての知識はだいぶ浅いため、的外れなことを言っていても許してほしい。
さて、本題の最終回について、物申したいことが二点ほどある。

  1. メンバーへのリスペクト

  2. 最終回までの過程

まず、大前提、わたしは最終回の番組構成は東大王らしいと思う。
もちろん新しい人が最後に出てきたところで誰が嬉しいの、という指摘は一理ある。いや百理くらいある。
だが、考えてみれば、東大王のスタートも”視聴者が全く知らない東大生がとにかくなんかすごいぞ”からだったはず。

一般人(一般人とは言えないか…)が知識でヒーローになれる。
「そんなのなんでわかるの!?」を魅せる。

そういった東大王の根幹みたいなものを、生放送という緊張感の中で行うのは、正解だったとすら思う。初参戦の木村さんめちゃくちゃかっこよかったし。

じゃあどこが問題か、といって思う点が、前述の1と2である。


鶴ちゃんの卒業の時は、それはもう盛大に送り出されていた。卒業も早めに告知がされて、視聴者も寂しがりながら残りの期間をかみしめられていたはずだ。

だが今回はどうか?
視聴者は最終回の1つ前の7/17の回の段階では、次回が最終回ということを知らされていない(よね?わたしは見てないので実際のところはわからないが)。

わたしが最終回を知ったのは9月初旬のニュース記事だったように思う。

まず、公式SNSの発信が最初じゃないって何事。

そして、2週間後の放送が最終回だよ!と突然聞かされる身にもなってほしい。追っていた漫画が話をたたむ雰囲気も見せていなかったのに、急に次回の掲載で最終回だよ、と言われてなっとくできるファンがいるだろうか?

番組が終わることが決まったのなら、3回くらいかけてたたみに行くべきだと思う。制作人もそれくらいの技量はあるんじゃないの?と思う。

急に次が最終回と言われて、今までほぼ縁もゆかりもなかった人が活躍して楽しめるファンがいるはずない。
東大王同士のガチ対決を最終回に残して、それまでの回で名場面集だとか、盛り上げてくれた芸能人チームとの対決とか。みんなが見たい水上鶴崎伊沢対決とかさ。そういうのを最終回までに回収してほしかった。


現役に対する扱いも納得がいかない。

1stで現役全員が落ちてしまう展開にはクイズの厳しさを感じて、それもまたクイズの醍醐味。そこに関しては文句はない。

何が気に食わないかというと、河野ゆかりちゃんへの処遇だ。
現役の大学生で、収録日に都合があわないこともまああること。

でも、最終回位全員がそろう日に収録しませんか?

収録日について、どうしても卒業メンバーとの予定の兼ね合いとかあると思う。それでも現役で番組を支えてきてくれた1人が、卒業生よりも優先されないのはいかがなものか。
百歩譲ってゆかりちゃんが出れないとして、現役に華を持たす回を最終回の前段階でやってればそこまで文句はないわけで。現役の中で対決とかさ。
だから堂々巡りになるけれど、最終回までの過程を大切にしてほしかったのだ。

正直、水上鶴崎伊沢光ちゃん時代が圧倒的で、番組側もそれに引っ張られていたように思う。
だから今の現役は、鶴ちゃんが卒業してからは特に、本当によく頑張ってたよ。
なぜ最後にあっさりと終わらされてしまうんだろうか。
そういうリスペクトにかけてる部分が見え透いてくるのが気に食わない。
鶴ちゃんの卒業であそこまでリスペクトをもって盛り上げることができるのに、なぜ現行メンバーにはそれができない。

最終回までの過程があまりにも唐突で、雑に思える。
もっと現役のメンバーにもリスペクトをもって、彼らにも悔いなく卒業させてあげてほしかった。
それこそ力があればファイナルに残れたから、本人たちは自分の力不足に後悔こそすれども、制作陣に文句は言わないのだろうけど。

なので代わりに一視聴者が文句を垂れ流させていただいた。


さて、このnoteもそろそろたたみに行こうと思う。

納得できない部分は多いけれど、最終回は最終回なりの見どころはたくさん
あった。
鶴ちゃんが生放送に出れないからこそ、水上くんが2ndで相手に指名してくれたところとか、そこでやっと勝ち切る鶴ちゃんの姿を観れたところとか。
ジャスコがジャスコらしいミスをしながら、ミラクルを起こして敗者復活するところとか。
結局強い王者、伊沢拓司とか。

色々あったと思うけど、クイズ界に与えた影響は間違いなく大きいし良い番組だった。出演者たち皆素晴らしかった。
今までの東大王メンバーの東大生たち、富永さんとかおなじみの芸能人チームメンバー、杉山アナ、山ちゃんとヒロミさん、盛り上げてくれてありがとう。お疲れさまでした。

また、いつか。見られる日を願う。



…もうQuizKnockで東大王コラボをやってください、頼みます。


いいなと思ったら応援しよう!