プロダクト分析に役立つフレームワーク│One story a day Vol.11
この記事の目的:
今回はプロダクトのメトリクスを設定するフレームワークについての記事を読んでいきます。
★「One story a day 」マガジンの記事は、私の英語力向上を第一の目的にしています。読まれることより続けることに重きをおいているので、文章の雑さなど何卒ご容赦ください🙇
HEARTフレームワーク(5/22)
UXを多角的に分析する、Google発フレームワーク
”HEART”とは、以下の5つの要素の頭文字です。
Happiness:幸福(ユーザーの満足度など)
Engagement:エンゲージメント(ユーザーがサービスを深く利用している度合い)
Adoption:採用(ユーザーがサービスの特定の機能を使い始めた経験に関する指標)
Retention:リテンション(プロダクトの継続利用に関する指標)
Task Success:タスクの完了(特定のタスクの完了に関する指標)
HEARTフレームワークは元々UXを改善するための指標として、Googleで編み出されたものです。プロダクトを、これら5つの要素と"Goals" "Signals" "Metrics"の3つの要素をかけあわせた観点で観察することで、どの要素を重点的に改善すべきかを決めやすくします。
HEARTフレームワークを用いることで、大きく3つのメリットがあります。
プロダクトを多角的に見ることで、各要素の関連性が見えやすくなる
リソースを集中すべき分野を戦略的に特定できる
ROIが良い分野に集中できる
元々がUXの改善用なので、プロダクト戦略の利益創出や競合との比較などの観点はありませんが、UXに関してはかなり共通認識が持ちやすくなるフレームワークではないでしょうか。
HEARTフレームワークの使い方(5/23)
HEARTフレームワークを使う際は、HEARTの各要素に対してGoals、Signals,Metricsを設定します。
まずGoalを設定し、そのGoalが達成に向かう場合、どのような変化が起きるのかをSignalに設定、そしてそのSignalを評価する指標がMetricsになります。
記事中では、プロダクトマネージャーがHEARTフレームワークを使うメリットとして「目的が競合する機能開発のどちらを優先するかを意思決定する」「長期目線でHEARTフレームワークをウォッチしていくことで、プロダクトを長期的に良いものに仕上げていく」という2つのメリットが紹介されていました。
どちらの目的も、要はUXを多様な観点で見られるというのが、このHEARTフレームワークの強力なメリットのようです。
HEARTフレームワークを整理するのは正直ちょっと大変な気がしますが、プロダクトが持つ文脈や複雑さをメンバー全員で理解するためにも有用なツールではないかなと思いました。
AARRRメトリクス(5/24)
AARRRフレームワークはかなり有名なので、内容を知っている方も多いと思います。一応書いておくと、以下の頭文字です。
個人的な印象としては、AARRRが特に流行っていた時期はSpotifyの台頭などサブスクビジネスが流行っていた時期で※、このモデル自体かなりサブスク向きだなぁと感じています(※根拠があるわけじゃなく体感です、念のため)
そして記事中のAARRRメトリクスを用いたプロダクト改善の進め方の章を読んでて、「ABテストを多用する」という小見出しがあり「そうだったね〜〜〜〜懐〜」となりました笑
5〜7年ほど(?)前の、グロースハックが流行った時代はこのやり方が主流だった気がします。施策をたくさん打つのが重要で、各施策が当たる確立は低いけどユーザーのことなんて解らないのだからとにかく数をこなすのが重要、的な言説が幅を利かせていた記憶があります。
あれから5年、この間に様々なフレームワークが開発されて、施策立案の精度がすごく向上したのかもしれません。
突然の回顧回になってしまいましたが、今回の記事はここまでです。読んでいただきありがとうございました!
メトリクスについて調べてたつもりがかなりフレームワークに寄ってしまったので、明日からはしばらく色々なフレームワークに関する記事を収集してみようと思います。
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