施策に対するバイアスの削減/バックログの意味づけ/プロダクトの目的理解│今週読んだ英語記事 Vol.17
この記事の目的:
今回は主にプロダクトの優先順位付けや、意義の管理に関する記事を読みました。
「今週読んだ英語記事 」マガジンの記事は、私の英語力向上を第一の目的にしています。続けることに重きをおいているので、文章の雑さなど何卒ご容赦ください🙇
RICE:バイアスを避けて、優先順位をつける(6/18)
開発の優先順位付けに影響する4つのバイアス
プロダクト開発の優先順位をつける際、判断を難しくしてしまうバイアスがあります。
広範囲をカバーするようなプロジェクトではなく、自分がよく使うような手軽なアイデアに取り組むことに満足感を覚えてしまう
目標に直結するような(愚直な)プロジェクトではなく、クレバーなアイデアに取り組みたくなってしまう
すでに確信を持っているプロジェクトよりも、新しいアイデアに挑戦してみたくなってしまう
プロジェクトによってかかる労力の差を軽視してしまう
これらのバイアスがあることで、正しい優先順位がつけられず、リソースを効率的に使いにくくなってしまいます。耳が痛いですね〜・・・
RICEの概要
RICEは「Reach」「Impact」「Confidence」「Effort」の頭文字です。以下にそれぞれの内容を簡単に紹介します。
Reach:リーチ
「この施策を実行したら、どのくらいのユーザーに影響があるか」という、影響範囲の広さの観点です。Impact:インパクト
「この施策を実行したら、KPIにどの程度の変化を与えられるか?」という観点です。記事の筆者のチームではCVRがどの程度向上するか?をImpactとおいていたそうです。
また、インパクトを正確に図るのは難しいので、5段階のポイント制にして計測したりします。Confidence:確度
施策を実施したときの成功確度・インパクトやリーチの確度を検討します。これもインパクト同様、正確な数値を図ることは難しいので、100%、80%などにランク分けします。Effort:必要になるリソース量
簡単に言えば人/月のことです。
以上4つの指標を、以下の計算式に当てはめます。
R・I・C・Eそれぞれの係数の大きさをいい感じに調整しないとスコアが重視する要素に偏りが出そうではありますが、算出されたRICEスコア同士を相対評価すると、良い順位付けができそうです。
ブログポストドリブンの優先順位付け(6/19)
プロダクトバックログの要素の意義を見える化する
今日読んだ記事は、ブログポストドリブンの開発方法についての紹介でした。
ブログポストドリブンについて簡単に解説すると、ユーザーストーリーごとに、そのストーリーがリリースされる際に公開されるブログの投稿を事前に書いておき、投稿の内容同士を比較して、どの機能から実装するのかを決める、という方法です。
この手法を取り入れることで、実際にコードを書き始める前に、ソフトウェアによってどのような価値が提供できるかや、本質的な課題は何かをチームで考えることができます。
記事の著者のチームではカンバンと合わせてこのフレームを活用していましたが、たしかにカンバンやアジャイル開発を進めるにあたって、プロダクトバックログの意義を見える化して共通認識を持っておくことで、より良いアウトプットにつながるのではないかと思います。
プロダクトの機会評価:(6/21)
プロダクト・プロジェクトの意義を理解できているか?
この記事では、プロダクトマネージャーが新規プロダクトの開発に取り組ム際に確認しておきたい視点について紹介しています。
企業に務めるプロダクトマネージャーが携わるプロジェクトは、新規開発の場合であっても上の誰かが「これをやってほしい」と言ったものであることがほとんどだと思います。(そして言われたらあとはこちらでプロジェクトの意義を考えて、モノの完成まで取り組んで、上の人達とは1ヶ月に1回進捗報告する、なんてケースが多いですよね。)
このようなあるあるケースで価値あるプロダクトを作っていくために、指示を受けたら確認したい観点が以下になります。
特に1の「どのような問題を解決するのか」、言い換えると「顧客はどうしてこのプロダクトによって喜ぶのか」という観点は、プロダクトのコアの価値に関わるので必ず理解しておきたいものです。
どの観点も、過去に読んだ記事の中で見たことあるようなものばかりに思います。それだけ普遍的に重要ってことですね。
今回の記事はここまでです!読んでいただきありがとうございました。
来週も引き続き、プロダクトマネジメントに関するフレームワークを紹介していこうと思います。
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