【次のステージに行くために~誰もが飛躍できる可能性を持っている】
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noteでは本にもなっている社説の中からご紹介します。
「やりたい」という思うなら後は決断あるのみ。決断すると次のステージに上がれます!物理の世界を現実の世界に置き換えると、そんなメッセージが現れてきます。
ー量子力学の素敵なメッセージー
高校生の頃、物理の授業を面白いと思ったことはなかったが、最近聴いた量子力学の話はとても興味深かった。講師は、自称「量子力学コーチ」の高橋宏和さんだ。話の中で「パラレルワールド」の話が強く印象に残った。
「パラレルワールド」は「並行宇宙」とか「多次元宇宙」と訳されている。この宇宙には別の宇宙が並行して存在しているという理論で、よくSF小説やSF映画で使われている。「もし別の選択をしたらどうなるだろう」と考えると、いくつもの違う未来が同時に存在するというものだ。専門的な説明になると理解の域を超えるので、分かりやすく簡単にこんな説明をされた。
たとえば今、午後4時で、自分は会社にいるとする。その時、3時間後の自分はどこにいるだろうかと考える。するといくつもの違う世界が出現する。会社からそのまま帰宅して家にいる自分。同僚と一緒に居酒屋にいる自分。恋人を誘ってレストランにいる自分。映画館で映画を観ている自分等々、3時間後の自分は無限に存在するのだ。そして、どこに行くか決めた瞬間、一つの世界だけが現実化し、他の世界は消える。
レストランに入ってメニューを見ている時も同様で、30分後はメニューにある料理の数だけ違う未来が存在するが、オーダーが決まった瞬間、それ以外のものを食べている未来は消えてしまう。
決断するということは、選ばなかったすべての未来を捨てるということなのである。と同時に、「決断はより高い次元に行くための必要なプロセス」と高橋さんは言う。それを量子力学の世界で次のように説明していた。
あらゆる物質は分子によって構成されている。その分子を構成しているのは原子。その原子を構成している原子核や電子はもはや物質とはいえないので、それらを物質と区別するために「量子」と呼んでいる。この量子には何かを形づくろうとするエネルギー、すなわち「意志」があるというのである。
たとえば、原子の真ん中に原子核があり、その周りを電子がくるくる回っている。電子は軌道上を回っているのだが、その状態のままだと何の変化も起きない。ところが電子は突然、軌道を離れて別の軌道に飛ぶことがある。それが「量子飛躍」と呼ばれる現象だ。
高橋さんは、電子が「より高い次元に行こう」とか「次のステージに行こう」と決断して、飛躍したのではないかと話していた。
しかし、電子は飛躍しても原子核の周りを回転していることは変わらない。つまり、自分の軸はしっかり持った上で、飛躍しているのだ、と。
これを現実に引き寄せて例えると、「小学6年生から中学1年生に、中学3年生から高校1年生に上がるようなものです」と。従ってそこには「卒業」と「決断」が欠かせない。
ステージが上がると見える景色が一変する。ただ、ちゃんと「卒業」し、次に行く「決断」がないまま何となく新しい世界に行っても「新しい自分」にはなれないし、景色が変わったことすら気付かない。このように高橋さんは量子力学を通してより良い人生に導くコーチングをしている。
人間を構成している量子に飛躍するエネルギーがあるのだから、人間自体にもその飛躍するエネルギーがある、と。
たとえば、大昔から人は「空を飛べたらいいなぁ」と夢を持ち、誰かが「どうしたら飛べるんだろう」と思考し、「こうやったら飛べるんじゃないか」と飛行機のようなものを作った。我々の身の回りにあるものはすべてそういうプロセスを経て生まれたものだ。
「やりたい」という思いが心に湧き出てくるのは、実現可能だからである。後は決断あるのみ。新緑の季節に息吹く可能性の芽を見守りたい。
(みやざき中央新聞 魂の編集長 水谷もりひと2017/05/01号社説より)
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