自分の寿命くらいは生きられる時代である

病名は知っているのに予防策は知らない

 昨年参加したビジネスセミナーで、歯科医が歯周病のこと、歯磨きは食後より朝起きてすぐがいいことなど、口腔ケアについてプレゼンテーションした。

 それを聞いて思った。
「歯科医が持っている知識や情報と、我々一般人のそれとはあまりにも格差が大きい」と。(文末QRコード参照)

 確かに「歯周病」という名前はテレビCMで聞いて知っている。
そしてそのメーカーの歯ブラシ、または歯磨き粉を使って歯を磨けば、歯周病にも虫歯にもならないと漠然と思っている。

 しかし、残念ながらどんな歯ブラシを使おうが、どんな歯磨き粉を使おうが、虫歯にも歯周病にも、なる人はなるそうだ。
それらを防ごうと思ったら、数か月に一回、定期的に歯科医院でメンテナンスしてもらうしかない。

 しかし、多くの人が歯科医院に行くのは、もっぱら歯に異常が見つかってからだ。

 これは心身の病気も同様で、我々は病気になって初めて医師に頼る。
それが問題なのではなく、予防に関する知識と情報が「あまりにも乏しい」ことが問題なのではないかと思う。

 ホリエモンこと堀江貴文さんは著書『健康の結論』(KADOKAWA)の中で、「知っていれば死ななくても済むかもしれない情報が周知されていない」と訴える。

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