息子のアレルギー記録#8▶︎親の危機管理不足によるアレルギー発症
前回の記事で負荷テストが無事に終わった話をした。
食物アレルギーの話とは少し異なるが、とりあえず息子は肌が弱く、通年保湿が必要。時にステロイドも使用する日々を7歳の現在も継続している。
最近、保湿用に処方していただいているヒルドイド(ヘパリンなどジェネリックやメーカー違いも色々ある)が、美容目的で使われたりと問題になるニュースを目にすると、必要なのに高額な料金となったらどうしようと思う気持ちがある。
食物アレルギーの子の皮膚状態が良くないということは、アレルギーを発症するリスクが上がるのは有名な話であり、状態を良好に保つために少々シビアになってしまう…
さて、今回は親の危機管理の薄さにて、息子が症状を発症した話をしようと思う。
✔️またしても旅先で…
息子の1歳のバースデー旅行先で、全身蕁麻疹を発症し、救急に駆け込んだ話を書いたことがある。
ホテルのタオルを使用したことで、湿疹が出てしまったこともあり、着替えの他にタオル類も持参が必須。今回は食事も注意をする!その意気込みでいざ出発。
時は遡り1歳8ヶ月頃。宿泊先はエクシブ有馬離宮。
子どもの頃からエクシブの系列ホテルを利用していたのだが、離宮は初めてであり、親の私が楽しみにしていた。外観、部屋ももちろん素敵!大人なラグジュアリーホテルといった感じであった。
夕食は子どもも食べられる物があるかもしれないという期待を込め、ブッフェを選んだ。そこでまたしてもアレルギーを発症してしまった。
手作りの茶碗蒸しを問題無く食べていた為、“大丈夫だろう”という過信をしてしまった。冷製茶碗蒸しを数口。
食べた数分後には口周りが真っ赤。
「しまった!」と思った時には痒みを訴え始めた。時すでに遅しとはまさにこのことである。
救急に駆け込んだ記憶が鮮明に甦り、この後の食事は全く味わえず、せっかくの豪華な楽しい食事時間も早々に切り上げた。結局、これ以上の悪化は無く、一安心したのだが、旅先での食事はやはり細心の注意が必要だと感じた出来事だった。
✔️親の欲望に付き合った結果
息子が3歳になる前だっただろうか。
地元にあるフレンチトーストのお店にどうしても行きたくなった。
ちなみにだが、息子は加熱卵1/2しか食べられない。
旅先でアレルギーを発症した経験も踏まえると、外食でのフレンチトーストは絶対に食べてはいけないものである。(自宅でよく加熱した物は食べたことがある)
お店にはショートケーキがあった。息子もショートケーキなら食べられる。私たちは親はフレンチトーストを頂き、息子にはショートケーキを食べてもらおう!ただし、食器の共用はNGと注意を払った。お店の人にも、卵アレルギーがあり、加熱卵しか食べられない主を伝えた。
何もない日にケーキが食べられることに息子は大喜び。
しかし、約15分後。息子の目の周り・首周りに膨隆疹が出現。すぐに抗アレルギー薬を服用し、アイシングにて軽快した。
量だったのか、卵の成分が付着していたのか…不明であるが、やはり卵を使うお店は危険だった。そして症状が出る。
✔️触れるだけでもダメ
そう言えば、息子が1歳頃。
滋賀では有名である、あの近江牛と松茸の食べ放題に行ったことがあった。もちろん、息子は食べられないのでお弁当を持参。その時に生卵が入っていた器を触ってしまった。すぐに手を洗ったし、口にした訳では無い。数分後には皮膚が赤くなってしまい、触れるのもダメなのか…と思った記憶がある。
それを思うと、加熱卵1/2が食べられるようになったのは、喜ばしいことである。
✔️最後に
7歳となった息子。
結果を先に言うならば、採血にて現在クラス1レベルまでの改善が見られている。除去をせずに経口免疫療法で少量でも食べ続けていれば、小学生になる頃には治ると言われている教科書通りの経過を辿っている。
詳しくは改めて記事にするとして、アレルギーの程度は様々であるが、食べられるようになった!と言う実例がここにあると言うことで、少しでも励みになる方がいれば嬉しい。
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