話題の過払い金請求って何?

最近CMなどでよく目にする過払い金請求。そもそも過払い金請求とは何かご存じですか?
過去に借金をしていたことはありませんか?もしかしたら、お金が返ってくるかもしれません。過払い金請求とは何か、デメリットはないのか、専門家に依頼できるか、など詳しく説明していきましょう。

過払い金請求とは過去に消費者金融や信販会社に借金をしていた人が払い過ぎた利息を取り戻す権利のことです。

過払い金請求はなぜ発生する?


過去に多くの貸金業者は利息制限法で定められている上限金利を超えて出、資法の上限金利で貸付をおこなっていました。その利息制限法と出資法の金利の差分をグレーゾーン金利といいます。利息制限法に違反する金利はみなし弁済により、容認されていました。

しかし、平成18年(2006年)1月13日最高裁シティズ判決によりみなし弁済の成立が否定されたのを機に、グレーゾーン金利は過払い金となり契約書を交わしたものであっても基本的に無効となり返還請求が可能となりました。

どんな人が過払い金請求できるの?
借金をしていた人が全員過払い金請求をできるわけではありません。下記に該当する人は過払い金請求ができる可能性が高いでしょう。

・利息制限法で定められている上限金利(15~20%)を超える金利で返済をしていた。
・2008年以前に取引を開始した、完済または返済中の借金がある。
・完済の場合、最終取引日から10年以内


自分に過払い金が発生しているかわからない場合は、司法書士や弁護士などの専門家へ相談すれば調べてもらえます。過払い金請求を依頼するおすすめの事務所は、このサイトからお探しください。


過払い金請求のメリット・デメリットは

過払い金請求をするメリット・デメリットはどんなものがあるのでしょうか?

過払い金請求のメリット
最大のメリットは払い過ぎた利息が戻ってくることでしょう。
また現在、返済中の方は返済がストップします。過払い金請求でもどってきたお金を現在の返済にあて、借金がなくなる可能性があります。

過払い金請求のデメリット
完済している場合大きなデメリットは特にありません。あえてあげるとすれば過払い金請求をした貸金業者から、再度借り入れをすることやクレジットカードをつくることが難しくなります。これはブラックリストにのるわけではなく、貸金業者が自社で事故情報を持ち続ける傾向にあり審査が通りにくくなるためです。

返済中の場合ですが、完済の場合と同様に過払い金請求をした貸金業者から、再度借り入れをすることやクレジットカードをつくることが難しくなります。また、過払い金請求をした結果、残りの借金がなくならなかった場合、契約の見直しとなり任意整理をしたこととされブラックリストにのってしまいます。

デメリットではありませんが注意点として、総量規制が原因で利用者が減り、過払い金請求による過払い金の支払いで多くの貸金業者が倒産していっている現状です。倒産してしまうと過払い金請求ができなくなるうえ、和解成立後だとしても過払い金が支払われなくなります。

過払い金請求には10年という時効があります
過払い金請求には最終取引日から10年という時効が定められています。最終取引は取引履歴で知ることができます。完済後に同じ業者から再度借り入れをして完済していると最初の完済から10年経過していたとしても、あとで借り入れをして完済した分と一つの取引として扱われて最終取引日がかわる場合があります。この判断は法律上明確になっていないので素人での判断は難しいです。司法書士や弁護士などの専門家に相談するとよいでしょう。

過払い請求とは過去に払いすぎた金利を返金して取り戻すこと。
・利息制限法で定められている上限金利で返済をしていた
・2008年以前に取引を開始した、完済または返済中の借金がある
・完済の場合、最終取引日から10年以内

これらにあてはまる人は過払い金が発生している可能性があります。
過払い金請求の最大のメリットはお金が返ってくること。完済の場合、大きなデメリットはありませんが、過払い金請求をした業者のクレジットカードがつかえなくなったりするデメリットはあるので、気になる人は注意が必要でしょう。完済している方の過払い金請求はブラックリストにはのりません。
過払い金請求には最終取引日から10年という時効があります。過去に借金をしていた方は時効をむかえてしまう前に早めに行動することをおすすめします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?