相手との間にある溝に橋をかける
単身赴任を始めてもうすぐ1年が経とうとしている。
普段ポジティブな私、ストレングスファインダーで上位5つのうち2番目が「ポジティブ」な私、そんな私でも月に2回自宅に戻った時、帰る時はモヤモヤがあった。
それは、毎日会話をできない、調子が良いのか?悪いのか?が把握しにくい家族(1妻4娘)と2週間に1回ポンっと会ってお互いゴキゲンに過ごすことがまぁまぁ難しいのだ。
私は以前営業をやっていたので、「たまーに行くお客さんから注文をもらう」って簡単じゃないよなーという感覚に近かった。
女性が5人いる我が家は、全員が「絶好調中畑清ですっ!」という状況はなかなかないのである。
向こうからしたら、「普段1人で気楽に過ごしているんだから」と思っていてもおかしくはない。だけど、こちらはこちらで毎日「ウェーイ♪」と気楽にやってばかりいるわけではない。
そんなこんなで、なかなかモヤモヤが晴れることはなかった。
そんな中、最近「他者と働く(宇田川元一さん著)」という本を読んだ。そこには、
・他者と自分には深い溝がある
・溝があって当たり前
・その溝に橋を掛けよう
・掛けるには相手側から自分を見たり
・色んな視点で見てみよう
と書いてあった(と私は理解した)。
これって働く相手だけじゃなくて、家族にも言えるよなぁと感じた。妻には妻の、娘には娘の考えやストーリーがあり、それって何??を考えるようにしてみた。
彼女たちが私にする話も、今までなら「いやオレもしんどい中頑張ってんねん」と話を聞いているようで聴いていなかった。でもマインドセットを変えると何となく聴けるようになり、会話もスムーズになるようになった。
今週も自宅に戻っていたが、最近自炊しているので夕飯を作ったり、リンゴをもらったので朝から娘とアップルパイを作ったり、皆んなでカラオケに行ったりと楽しくスムーズに時間を過ごすことができた。今まであったモヤモヤは無くなっていた。
今までなら、You tubeやゲームや漫画ばっかり読んでる娘たちに「いや、オレ帰って来てんねんから遊ぼーぜ」と思っていたが、「そら娘たちにはそれぞれのストーリーがあるよなぁ」と考えるようになりモヤモヤしなくなった。
単身赴任で大阪と川崎を行き来しているが、考えようによっては「これって今流行りの二拠点生活じゃね?」とも思えるようになり、これからもっとenjoyしていこうと思った大阪への帰りの新幹線の中であった。
でもこれって自己満かもしれんなぁ。
知らんけど。