「世界は3で出来ている」忘れても思い出したいので円盤ください
見ましたか?見てますか?
6月11日23時放送
フジテレビ製作のソーシャルディスタンスドラマ
「世界は3で出来ている」
もう知ってるものとして詳細は省きますが
監督:中江功、脚本:水橋文美江、出演:林遣都ひとり3役っていうアレです。
再放送も配信もない1回きりの企画として作られた深夜の単発ドラマが視聴者からの多くの声によって配信決定しました。
声って届くんですね。フジテレビさんありがとう。
CMなしで31分。
まだの方は是非見てください。
見た方も何度も見てください。
どうやら声は届くようなのでさらに大きな声をあげてみたい。
「忘れても思い出したいので円盤ください」
私的に本気で一番欲しいやつ
メイキング付きDVD/ブルーレイ
できれば水橋さんのメモ書き入りのシナリオブックも
これで終了はもったいない。
届いてますかフジテレビさん。
みなさんが作った作品がどれだけ素晴らしいものなのか気付いてください。
林遣都劇場
職人林遣都がひとりで魅せたあっという間の31分
見た目もキャラも大きく変えずに臨んだ三つ子
ひとり何役かのよくある設定
・人格の違う同一人物
・生まれてすぐ違う環境で育った
ではない普通の家庭で仲良く育った三つ子。
よく似てるけど別人。
あー、むずかしい。
でもやってしまうんだな。
なんなら得意なんだな。
外見大きく変えずにいこうと誰が言い出したんでしょう。
監督ですか?林さんですか?
意図的ですか?作戦ですか?
これがよかったですよね。
作品の質上げました。
役者の腕の見せ所。
魅せられました。
ありがとう。
さすがに軽く髪型と衣装は変えてますが
同じ髪型、同じ衣装で黙って立ってても区別つきそう。
それぞれ纏う空気が違う。
登場した瞬間からもう別人。
3人の会話に何一つ不自然な間や目線がない。
ほんとに3人いるみたい。
いや、林さん実は三つ子なのかもしれない。
林遣都やっぱり天才でした!ブラボー!
林さんの演じる役はどれも過去が見えるんです。
どんな場所に住んで、何が好きで
誰がお父さん似で誰がお母さん似で
いつもその役が生きてきた道が見える。
見た人の中で想像が膨らむ。奥行きが出る。
林さんひとりな分、誰に邪魔されることもなく
いいところが全部出てました。
そして脚本
水橋さんの脚本が大好きだという林さん
偶然ですね。私もです。
話の展開がすばらしい。さすがでした。
人間味があって優しくて丁寧で、その優しさが洒落てる。
隠し味が効いてる。
ちゃんと回収してくれる。
「すっばらしい3か月だった」
よくその台詞入れた。
今現在も苦しんでる人がいるからなかなか言えない。
でも当然そんな人もいたはず。
ちゃんと「ここだけの話」を何度も強調して配慮して入れた台詞。
そして
泰斗「もう渋谷に人いるもんな」
勇人「忘れても思い出すよ、思い出す」
うぉーん
もう好き
台詞ひとつひとつ順番に賞賛したい。
いつの間にこんなに技術って発達してたんでしょう。
どれだけこだわって作ったんでしょう
技術さん美術さん
すごかったですね【ラーメンキャッチ】
泰斗(林遣都)が投げて、勇人(林遣都)がキャッチ。逆もまた然り。
スローで見たけどわからない。
3人一緒の画面に映ってるのもどこも切れてない。
気になる気になる
いったい何がどうなってるの?
どうやって撮ったの?
知りたい知りたい
家の中にあふれる小道具たち
電子レンジの「3」を見つけた方がいましたが
あちこちにまだ見つけられてないこだわりがちりばめられてるんでしょうね。
メイキングが見たい
ミタイミタイミタイミタイ
ものすごくミタイ…
撮影が普通にできないこの期間、役者が上手い、作品が面白い、そんなリモートドラマもたくさん生まれました。
でもこの作品は形に残すべき意味があるのです。
ちょうどのタイミングを切り取り
ちょうどのタイミングで作った
2020年6月日本はこんなだった。
・みんなマスクしてた。
・リモート会議で猫が横切った
・会社がつぶれた
ちょうどその真っただ中
密を避けて打ち合わせし、撮影し
静かに放映され、絶賛された。
誰か何か賞あげて
本気でそう思う全てにおいてバランスのいい最高の作品でした。
どうかどうかメイキングをたっぷり入れた円盤を発売して、後世に残して語り継いでください。
林さんファンの購買欲舐めないでください。
損はさせません。
どうかどうかご検討ください。
そして最後にこの作品に関わってくれた全ての皆様に…
素敵な作品を生み出してくれて本当に本当に心から感謝いたします。
ありがとうございました!
※追記
無事いただきましたよ。大きな大きな賞を。
誰にお願いすればいいの。
フジテレビさんでいいの。
円盤、諦めてませんから。
いつまでも待ってます。お願いします。
フジテレビでは31年ぶり!『世界は3で出来ている』第58回ギャラクシー賞でテレビ部門大賞を受賞