📝もしも空を飛べたなら(加筆中)
(2015)
作者、西野みーが
設定を忘れないための!記録。
☆
なぜ、ヒトは 飛べないのだろう。
青。
遠く遠く。
宇宙が透けている。
影が通りすぎる。
鳥か蝶か、テントウムシかなにか。
宇宙はたくさんあると誰かが言っていた。
いまも膨張するかのように爆発の余韻を広げている。真空のナニカのなかで突如起こったエネルギー爆発。そのときに生まれた素粒子たちが、長い時間をかけてあらゆるものを生み出した。結合し、分解し、変化して。ヒトのからだをつくる成分ひとつひとつすら、その爆発の産物だという。
真空のナニカって、なんだ?
それは、どうやって存在したのだろう。
どうやって生まれたのだろう。
なぜ、そこにあったのだろう。
そもそも、宇宙は”どこに”あるんだ?
突如、宇宙史に登場する、ヒカリ。
彼は、誰だ?
風。
青、無、青。
瞬きしても消えない。
そこに在る、空。
空。って、なんだ?
”空は青くない”
空気が積み重なったナニカを、ヒトは ”空” と呼ぶ。
なぜ、ヒトは飛べないのだろう。
鳥のように、
蝶のように、
綿毛のように。
飛ぶ必要のない文化を生きてきたから?
ヒトはいつの時代も
空を仰いでは希望を語っている。
ヒトは、空を飛べない。
だけど。
だからこそ、
遠くへ、遠くへ
高く、高く
はるかに夢をみるのかもしれない。
なぜ、ヒトは。。。
鳥でも、蝶でも、
綿毛でも
イモムシにでも、なれたなら。
なんならテントウムシでもいい。
きっと、そこを、探せる。
あなたを、見つけだせるのに。
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