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「未来のリーダーたち」はどこ?

「いかりちゃん、大変なことになってるな。」
その頃忙しく、また普段からSNSを見ない私は驚いた。

いかりちゃんこと飯山陽氏。
イスラム思想研究者だ。
事の発端は本人もよくわからないらしいが、
考え方が真逆のイスラムの研究者や、
飯山陽が出演するネット番組「あさ8」の主催者
百田尚樹、有本香が気に入らない人々が攻撃しているらしい。

何が起こっているのが調べているうちに
私は昔の出来事を思い出した。

PTAのお手伝いの打ち合わせに行った日だ。
「どうして今だにこのやり方をしているのかな?」
リーダーが言った。
数年前にも手伝ったことがあった私は、
こういう理由で結局このやり方に落ち着いているということを伝えた。
一見、無意味に見えるような伝統的なやり方も実際に手伝ってみると
それなりの理由がある。

すると、
「あなたみたいな人の意見は聞く必要がない」
という人が現れた。
どうやら私について流れている噂を信じているようだった。
あなたは噂を否定していないから事実。
だから、あなたの意見を取り入れるのはおかしい、という。

そこで、私は彼女に尋ねた。
「私と話してくれる人がいないこと知っているんですよね?」
「当たり前じゃない。あなたみたいな人間と話す人なんていないわよ。」
「じゃ、どうして私が噂を知っているんですか?
知らないものは否定できません。
噂ってなんですか?
きちんと証拠も出して証明してもかまいません。」
そういうと、彼女は無言で教室を出て行った。

私は彼女を追いかけるが、彼女は帰ってしまった。
私は教室に戻る。
「すみません。帰ってしまいました。」
するとリーダーが、
「あ、そう。とりあえず進めましょう。」
「はい。ここどうします?」
「いままでのやり方でいいでしょ。」

原因

私はなぜ、このようなトラブルに巻き込まれたのか。
そしてどうして原因がわかるのか。
事の発端は上の子が一年の時。
そして下の子がいる事で小学校に関わる期間が長くなった事。
また、行事のお手伝いはできるだけしていた事だろう。

参観日の後、ボスママと二人のママに声をかけられる。
雑談の後、明日飲みに行こうと誘われた。
明後日、学校もあるしパパにも確認しないと、
私がいうと、こどもも連れてくればいい、私たちはいつもそうだと言われる。
それでも私は断った。
これが始まりだった。

しばらく前に、三浦瑠麗が非難されていた。
小学6年生の娘を飲み会に連れ回していると。
その時は三浦瑠麗に同情した。
もしかしたら、ママたちとの付き合いの飲み会に行かないわけにはいかなかったかもしれない。
行かなければ、私のようになる。
そして少しずつ麻痺してしまったのかもしれない。
あの報道を見て、冷や汗をかいたママたちはそれなりにいるだろう。

ボスママは断った私が悪いと思っていたようだ。
だが、本質はそこではない。
二人のママたちだ。
二人の子供たちは中学受験組だ。
「未来のリーダーたち」の親ということ。
二人のママたちはボスママからフェイドアウトしたかった。
そこで断らなそうな私に目をつけた。
だが、思いっきり断られて怒りを買ってしまった。
何度も経験がある事だ。

自分の意に沿わない人間には何をしてもいいと思っている人たち。
地位なのか、名誉なのか、利権なのか、よくわからない判断基準で
行動する人たち。

よくわからない状況に置かれながら
最善の行動をしようとする人たち。

「未来のリーダー」はどこにいるのだろう。


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