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はつふゆの しろきみころも おおわれて さむさよりては あたたかさを知る
枯れ葉舞う 道のすがらの彩りに 忘れかけてたあやなし想う
未だ来る 未だ来たらず 時は過ぎ 新たな景色 今にうつろう
初冬の時雨刻みし 音に舞い 思う景色は過ぎ去りし夢
枯葉なる 雲に浮かんだ ハナミズキ 遠く過ぎたる かなしみ紅か
冬浅し 小春の月の 十三夜 満ちるつくよみ 冬ざれは無し
小春日の夕空染める 燈の色 虫の声さへ木の葉に響く
閑けさに虫の声さえ かき消され 雲は静かに時雨をはらむ
弓張りの月の満ちるに 矢を射ぬき かけがえの無き時をたまはる
見たいこと 聞きたいこと 視野狭窄 独善我執 閉ざされ響く無知 夜郎自大 井の中の蛙大海…
昇る月 立つ冬の月 神渡し 吹く風すさび 結ふべのくれなゐ
木枯らしに揺れる葉桜 舞う枯れ葉 立つ冬に咲く花の白さよ
秋土用 終わりいぬ夜の 六日月 ときとうつろい ともしび冬めく