成功する新卒採用の鉄則|【第一章】従業員とネットワークの活用
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従業員を最大限に活用する
従業員の意見を尊重する
新卒採用の一環として、自社の従業員とのコミュニケーションは非常に重要です。
彼らはすでに企業の文化や価値を理解しています。
そのため、彼らの意見や感想は、新たな採用計画を立てる上で貴重な情報源となります。
「なぜ当社を志望したのか?」「魅力に感じた部分は何か?」など、新卒者があなたの会社を選んだきっかけを聞くことで、あなた自身もより深く会社のことを理解することができます。
従業員紹介制度の活用(リファラル採用)
自社の従業員を通じて、新たな人材を探すことも一つの手段です。
従業員紹介制度(リファラル採用)は、既存の従業員が自分のネットワークから優秀な候補者を紹介する制度です。
この制度は新卒者だけでなく、経験豊富なプロフェッショナルの採用にも有効です。従業員が出身大学の新卒者を紹介することで、企業は新たな人材を獲得しやすくなります。
ただし、紹介を依頼する従業員に対して、見返りを準備することが必要です。
ただ単に紹介して感謝を伝えるだけでは、従業員のモチベーションを上げることができません。
会社として紹介制度に貢献した社員への評価体制を整えることで、従業員全体のモチベーションUPにつながり、会社全体の利益を底上げすることができるでしょう。
また、リファラル採用は同じ価値観を持った人材を採用しやすいだけでなく、自社のHPからの応募へ促すことで無料で採用することが可能です。
採用コストは採用プロセスや採用時に発生するため、リファラル採用は採用コストの大幅な削減につながるでしょう。
従業員の出身大学との関係を活用する
従業員が卒業した大学との関係を活用することも有効です。
従業員の出身校とつながりのある企業は、その大学の新卒者を採用する際に有利になることがあります。
なぜなら、大学の新卒者が企業に対して、既に一定の信頼感を持っている可能性があるからです。
また、大学のキャリアセンターと連携することで、企業は新卒者に対して自社の存在を知らせ、自社の魅力を伝える機会を得ることができます。
まとめ
新卒採用では自社の従業員とのコミュニケーションは重要な要素
従業員の意見や感想、出身大学とのつながりを持つことで新卒採用に成功率を上げることが可能
従業員紹介制度を活用することで、新たな人材確保が容易になる
従業員紹介制度は採用コストを大幅に削減することが可能
自身のネットワークを最大限に活用する
新卒採用は、採用プロセスに膨大な時間と労力を要します。
しかし、自身のネットワークを活用することで、このプロセスを大幅に簡素化し、効率化することが可能です。
自身のネットワークとは、家族、友人、同僚、元同僚、ビジネスパートナーなどを指し、新卒者を探すための貴重なリソースとなり得ます。
ネットワークの活用方法
ネットワークを活用する最も直接的な方法は、周囲の方から新卒者の紹介を求めることです。
家族、親戚、友人など、周囲の方の知り合いに大学卒業見込みの人がいるかもしれません。これらの人々から紹介を得ることで、新卒者を探す時間と労力を大幅に節約することができます。
また、ネットワークの範囲を広げることも重要です。
例えば、業界のイベントや会議に参加する、オンラインのネットワーキングサイトを活用する、自分の興味や趣味を共有するグループに参加するなど様々な方法があります。
最近ではSNSでの採用活動も行われており、人事担当者のTwitterアカウントなどもよく見かけます。
Twitterなどでは、ネット上でしか接点がない方でも、会社の魅力を地道にPRし、アカウントを育てていくことで同じ価値観を持った人材に出会える可能性があります。
ネットワークを維持する
自分のネットワークを活用するためには、それを関係を維持し、強化することも重要です。
定期的に連絡を取り関係を維持する
相手のニーズや関心を理解して対応する
相手を尊重して感謝の意を示す
などの方法があります。
まとめ
自身のネットワークを活用することで、新卒者の採用プロセスを大幅に簡素化し、効率化することが可能
ネットワークを最大限に活用するためには、それを広げ、維持し、強化することが重要
我々の記事が、人生の時間の大部分を占める「仕事・ビジネス」に対して、もっと「夢中になれる」きっかけになれたなら、この上ない幸せです。
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筆者:横田 智也(よこた ともや)
株式会社Mixum 取締役|大学を卒業後、商社にて法人営業に従事。新規営業所の立上げに携わり、顧客ゼロ、赤字の状態から3年目で黒字化に成功。その後、ベンチャー企業へ転職。人事部長として採用、社員研修などに携わる。座右の銘「涙を流して食したことのない人に、人生の味は分からない」