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由緒正しきプロプリエテール ポールジローを飲まずしていつ飲むのか

こんばんは。本日もお酒のお話をしていきたいと思います。まん延防止等重点措置も延長になり現在は3/21までの予定。ご時世柄、お家でお酒を飲む方も多いのでしょうかね?

せっかく家飲みをするならただ飲むだけでなく、じっくりと。お酒というものを最高に楽しんで欲しい。そんな思いもありこの記事は毎週更新されております。

今回はタイトルにもありました、ポール・ジローのお話。

今更ポール・ジロー? なんて思われる方もいるかもしれませんがどうぞ落ち着いてください。プロならではのコニャックの楽しみ方をお教えしましょう。


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コニャックとは

まずここをサラッとおさらいしましょう。

コニャックとは葡萄を原料とした蒸留酒であり、ブランデーの一種です。コニャックを名乗るには厳しい基準がありその基準をクリアしないとコニャックとは名乗れません。

原料の葡萄品種も決まっており、生産地域もコニャック地方の限られた地域。蒸留回数も決まっています。限られた生産地域の中にも等級があり、地域ごとの特色がしっかりと出ます。

その中でも、今日お話しするポール・ジローの畑はグランド・シャンパーニュと言われるコニャック生産地域の中でも一番品質が良いとされる地域。そしてコニャックを作るまでの全ての工程を自家で行なっている”プロプリエテール”と言われる誇り高い生産者なのです。

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大手メーカーが出すコニャックは大量に作るのと同時に品質を均一にしなければなりません。なので、一つの畑から葡萄を仕入れることはせずに様々な畑から葡萄を取り寄せ、製造を行います。しかし、”プロプリエテール”と呼ばれる生産者は栽培、発酵、蒸溜、熟成、瓶詰の全ての工程を自家地で行っているので大量生産はできないものの、瓶詰めされた全てのコニャックに生産者の目が行き届いているまさに努力の結晶の一本なのです。

全て自家製、全て生産者の手で作られるものですから地域ごとの特色や葡萄の品質がもろに出ます。プロプリエテールごとの飲み比べなんかも面白いかもしれませんね!

さて話は戻り、ポール・ジローは1800年代後半からブランデー作りをしており、技術が進歩し生産が機械化されていく中、ジロー氏は手づみで一つ一つの葡萄を剪定。蒸留する時もシャラント式蒸留機から片時も離れません。

ブランデーと聞くとどのような飲み方をされることが多いですか?ストレートにロック、ソーダ割やミストの飲み方をする方もいらっしゃるかもしれません。

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おすすめの飲み方はやはりストレート。しかし、お酒を乱暴に扱うとそれだけ酒質も乱暴になります。お酒を扱うときは乱暴に持ち上げず、丁寧に優しく注ぎます。

ブランデーグラスの中にお酒を注いだらゆっくりとグラスの中を這わせるようにお酒を回し、空気に触れさせながら温度を上げていきます。ブランデーは味わいはもちろん、香りが特に大切な飲み物です。香りを開かせるために温度を上げることはとても有効な手段です。

原料が葡萄であるが故に、基本的には水分を嫌います。ワインに氷を入れると渋みや酸味が引き立つのと同じで、ブランデーの嫌な苦味や酸味が水分に触れることで表に出てきます。

ブランデーグラスを片手にチェイサーを挟むときは水出しの紅茶がおすすめ。フレーバードティーでなければ基本的にはどの紅茶も合います。紅茶の渋味などが舌をマスクしてくれるので、綺麗なままブランデーを楽しむことができます。

水をチェイサーにすると口の中でブランデーが過剰に反応し、やはり苦味や渋みが出てきます。このチェイサーをこだわるかどうかで味わいも大きく変わってきます。

まずはポールジローをグラスに注ぎ、ゆっくりと香りを楽しんでください。そこから一気には飲まず、ゆっくり、ゆっくりとグラスを傾け、空気に触れ温度が上がり変わっていく表情を楽しんでください。

ブランデー初体験の方におすすめなのは、ポールジロー トラディション。

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お値段もお求めやすく、最高級のコニャックをぜひお楽しみください。他の年代ももちろんご用意ありますので是非ともお試しください。


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