Ready to Drink!
みなさまこんにちは。
特集記事第2弾は【日本とアメリカのRTDについて】です。
RTDという言葉はご存知でしょうか?
Ready to drinkという英語の略語で、缶飲料や缶カクテル、ハイボール缶の総称を指します。
いつでも飲む準備は出来ているぜ!という意味ですね。
いい心意気。素敵です。
居酒屋やバーなどでお酒を飲めない期間が長く続いたので、様々なRTDドリンクを試した方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
さて、日本のRTD 市場ですが、2020年より13年連続で伸長し、2021年も引き続き拡大すると予想されます。
こうした中、サントリースピリッツ(株)さんが、RTDに関する実態調査を実施。
図を見ますと
RTD市場全体を見ると2010年から2倍以上に伸長していますね。
読み解くと、5%程度のアルコールRTDは微増、4%以下は微減。
7%以上のRTDに関してはなんと5倍近くの伸びを見せています。
価格帯もリーズナブルでアルコール感が柔らかいのに酔いが早いという点において人気なのだそう。
味わいはやはりレモンフレーバーが圧倒的です。RTD市場の半分を占めています。
2020年に1億906万ケース(対前年133%)、2021年には1億4,178万ケースと、2年連続で対前年比130%を超える急成長を遂げています。
飛ぶ鳥を落とす勢いのレモンフレーバー。
理由は
・爽快で甘くない
・食事の邪魔にならない
という理由が強い模様。
まだまだこの勢いは止まらず、各社さらに多様化したRTDを打ち出していくでしょう。
これからも楽しみですね。
【ハードセルツァー人気】
ところ変わり、アメリカのRTD市場を見てみましょう!
ハードセルツァーとはアルコール入りの炭酸飲料の総称で、スピリッツにフルーツ果汁や甘味料を添加したものになります。
そうです。日本でいう缶酎ハイのようなものです。
2020年の売り上げは前年比2.6倍の41億4,000万ドルで、2025年には現在の7倍以上の300億ドルになると予測されており、アメリカでも急成長を遂げています。
アメリカRTDをリードしているのは、トゥルーリー(Truly)ブランドと、ホワイトクローブランドの2つで、両者合わせて市場シェアの2020年度は75%を占めます。
コカ・コーラも2021年3月にハードセルツァーを販売開始、来年度の結果が楽しみですね。市場が盛り上がってきている事が分かります。
この人気の背景には、蒸留酒にはもともと糖質もグルテンも含まれていなくて、かつカロリーが控えめ、健康志向の若者層に好まれていることがあるとみられます。
またコロナの影響で店内飲食が制限されレストランやバーでの飲酒が激減し、
家飲みのためコンビニやスーパーマーケットで購入する機会が増加したことも要因とみられています。
2019年に15億ドルだったハードセルツァーの売り上げは、
2020年たった2か月の売り上げだけで10億ドルを超えたようです。
飲食店の営業が再開された今でも飲食のシーン自体も少し様変わりして
日本も世界もRTD市場は今後も盛り上がる事間違いなしです。
皆さんがすでにご存じのRTDとはひとあじ違うボトルドカクテルはご存知でしょうか?
ご自宅で楽しむのは爽快系(炭酸系)飲料だけだと物足りないという方、いいお酒があります。
コロナ禍でバーを含む飲食店が軒並み休業。
バー業界やバーが好きなお客様の為に出来ることは無いか、と立ち上がった株式会社JCC エージェント代表の山崎勇貴さんが企画したボトルドカクテル。
弊社代表の南雲もレシピを提供させて頂いています。
2020年、世界中が未曾有の事態となり、誰もが不安な日々を過ごす中、
お客様へ業界のみなさまへ何か出来ないかと模索し、バーに行けない今、せめてご自宅でカクテルを楽しんでいただきたいと考案されたレシピです。
世界中で愛されているネグローニというカクテルのアレンジレシピです。
アールグレイフレーバーのネグローニ。
度数は26度と少し強いですが、よく冷やしてロックスタイルで召し上がってみて下さい。
↑実際のボトルドカクテル、『ブリティッシュネグローニ』。
ビターオレンジのテイストと、綺麗なお茶の余韻が感じられてとってもおいしいですよ。
ボトルカクテルは著名なバーテンダーさんがいろいろな種類のものをリリースしておりますので、そちらもチェックしてみて下さい!
ご自宅で、ボトルドカクテル・・・おしゃれですね・・・!!
2022年冬にボトルドカクテルではないですが、みなさまにお手に取っていただけるような商品をリリースできるように今絶賛ブラッシュアップ中です。
ご期待くださいませ!!!