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百キロハイク参加したよ 後編
前編では、百キロハイクの前日、1日目についてご紹介しました。1日目(約60Km)の到着は深夜1時30分。足の指の付け根にはつぶれた豆、豆と言うより縦に切り裂けてる感じ。果たして完歩できるのだろうか?
回復ってどのくらいするの?
2日目の朝、目覚めとともに頭にあるのは足のこと。全神経が足先の毛細血管に注がれる。足の痛みは?
おっ・・・ほとんどない。思ったより回復している。足の疲れもほとんど感じない。立つとちょっと痺れるけど歩けそう。そんな感触でした。
重要なこと
靴を履こうと思ったら、靴が小さい? これ俺の靴?? なんと足がすなおに入ってくれない!
靴の重要性は全編でも言いました。けど2日目の朝が一番びっくりします。
足ってデカくなります。
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2日目出発
無理やり靴に足を押し込んで、恒例のラジオ体操!そしてさあ、出発。
歩き始めはかなり痺れます。足のまめをかばうと足首、膝、腰が痛くなるから、10分くらいは痛み、痺れと格闘しながら<痛くない振りをして※これ大事>慣れるまでひたすら歩く!
歩くこと2時間。やはり1日目の疲労が徐々に表れはじめた。負けたくない。自分に。突如出はじめた自分の感情。負けたくない。忘れかけていた闘志に火が付きました。うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仮装がしたい、、、、、、、、、、
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サプライズ
実は朝、半分マンタイツを着ようとしたら、蒸れた靴下と一緒にタイツも袋の中に入れていたので匂いがびっくりするほど、、ごめんなさい😢でした。だから半分マンタイツを諦めることに。ちなみに前日の朝はこんな感じ。
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仮装できなかったことにしょんぼりしていたら、、、、
なんと・・・・
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仲間が、段ボールでポケモンボールを作ってくれてましたー!嬉しすぎる!!
紅ちゃん、まりごん、さほほ、ありがとうーー!!
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ということで、俄然元気になって再び歩き始めたものの、この後が地獄でした。くそ暑い(28度越え)!コンビニがない!日陰もない!道もながーい、、、、、眠い、暑い、痛い、長い!!
あっという間にさっきの元気はどこへやら・・・・・
そんな時、みなさんならどうしますか? 初日60㎞歩いて体も気持ちも、既にぼろぼろ。あと40㎞以上も残っている(総距離約113㎞)
自分が辛い時、限界まで追い込まれた時、絶対に負けたくない時、みなさんならどう乗り越えますか??
私たちが出した答えはこれです。
もしもゼニガメが浦島太郎とコラボしたら#鳥取100キロハイク pic.twitter.com/PYGKHnxyZb
— 清掃員 (@seisouyin) May 8, 2024
ポケモンボールを探せ!#鳥取100キロハイク pic.twitter.com/HAjA9IjdNk
— 清掃員 (@seisouyin) May 8, 2024
100キロ歩く時は水分補給をこまめに取ろう!#鳥取100キロハイク pic.twitter.com/WnZWHpVOk2
— 清掃員 (@seisouyin) May 8, 2024
全力で「楽しむ」でした。
歩きながらずっと動画のネタを考え、2人であーでもない、こーでもないと30本以上の動画を取りました。跳んだり、走ったり。でも不思議なことに、動画を取っている最中は足の痛み、疲労は忘れていました。これには本当にびっくり。
辛さや痛みは消せないけど「忘れる」ことはできるんですね。とても不思議な体験でした。
なんか社会生活など、他にも置き換えられる気がします。
今、辛いなっていう≪気持ち≫に目が向き過ぎていて苦しんでる人。そんな人たちに元気を届けられたらいいねって。おにぎり君と一生懸命くだらない動画を撮り続けました。
今みたらクオリティ低すぎ(-_-;)
超絶モラル不安圧倒的自己満足だけど、「私が主役」って思えました。
知っていますか?
鳥取百キロハイクは歩く人も、サポートする人も、応援する人も、みんなが主役(主体的に参加するもの)というコンセプトなんだそうです。だから、「してもらう」ではなく、「何かしたい」「やってみよう」があり、それが誰かに繋がり「してもらった」という結果がついてくるだけなんです。
そんなことを考えたり、動画撮ったりしながらひたすら歩き続けて13時間。やっと最後の中継ポイント。残り14㎞・・・・・・時刻は19時
「いける!!」という闘志とはうらはらに、この2人の表情をアップでごらんください。
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そして、ここからが本当の試練でした。ひんやりした風が傷ついた体に容赦なく襲い、段ボールがすべての風をせき止めているかのよう。歩いても歩いても永遠と終わらないような気がしてくる。ゴールはまだ?、、神様はいないのか!? 途中で仲間が合流し5人でひたすら歩きました。
何度足を止め、何度諦めそうになったことか、足の感覚はもうない。でも痛みは感じる。
歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。それでもひたすら歩き続ける。
そして、ゴールは目前、しかし最後の魔の坂道が待っていた・・・・・
無事に百キロハイク(113㌔)何とか完歩できました。
— 清掃員 (@seisouyin) May 8, 2024
サポート・応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。#百キロハイク pic.twitter.com/5SRb4DrnN8
深夜0時30分完歩
歩き終わってから思うこと
ゴール後の清々しさは格別でした。あと「歩きながら自分の感情がたくさん出たなぁー」としみじみ感じました。キツイ、イタイ、クサイ(笑)とかはもちろんあったけど、それよりも人と接している時、大勢がいる前での自分のふるまい、「辛い」と考えるからこそ出てしまうネガティブ感情。
その感情を「忘れる」ことができなくても、別の表現にちょっと変えてみるだけで、「実生活での人間関係にも大きく影響するかも」って、自分自身を見直すことができました。そんなことに気づけるから、ネガティブなことを声に出するのも悪くないかもですね
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そして、ゼニガメ(おにぎり君)から学んだことがあります。歩いていると多くの人が車の中から手を振ってくれました。その時のゼニガメの言葉です。「自分から手を振り続ければ、相手が気づき、興味を持ち、笑顔で手を振ってくれる(ゼニガメ語録)」
これが意外と奥が深かった。ただ歩いているだけだと車内の人が、歩いている私たちに気づくのが3秒ほど遅れる。この3秒で手を振り返すのが間に合わない。始めから手を振っているのと、いないのとでは反応の差が歴然でした。
鳥取百キロハイクにて#鳥取100キロハイク#仮装 pic.twitter.com/W8dAg76zrZ
— 清掃員 (@seisouyin) May 11, 2024
彼は、いやカメはどんなに気づかれなくても自分から手を振り続けていました。本当にたくさんの方々から声援をいただきました。※私は、むすっとしてた軽トラのおっちゃんがニヤッっと軽く手を上げてくれるのが、なんか好き!
「コミュニケーションは自分から」っていうのは、誰もが分かりそうなことだけど、立証は意外と難しい。それを青い顔で青の全身タイツの人から背中で教わるとは・・・・・・・・恐るべし鳥取百キロハイク
でも百キロハイクはこれで終わりではありません。帰るまでがハイクです。同じ滞在先に行くサポートメンバーが眠い目を擦りながら運転してくれてる姿は、一生忘れません。イベント中は、参加者への声掛け、写真撮影だけでなく準備から安全面、様々な気配りまで。本当に多くのサポートをしてくれていたんです。
また、恐竜の着ぐるみで応援しに来てくれたり、差し入れを持って激励してくれたり、車から手を振ってくれた人など応援・サポートメンバーがそれぞれ≪主役≫であり、私たちは知らず知らずのうちにたくさんの人と繋がることができました。この場を借りて感謝申し上げます。「ありがとう」
おわりに
仮装に誘ってくれて最初から最後まで一緒に歩いてくれたゼニガメこと、おにぎり君!二人でわちゃわちゃ動画取ったり、ビーチテニスしたからこそ、楽しくなり、辛くなり、そして完歩することができました。私にとって大切な鳥取百キロハイクになりました。
このイベントに誘ってくれたまーしーさん、そばを提供してくださったちっちき亭さん。鳥取百キロハイクに携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
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そして最後まで読んでくださった皆様、百キロハイクは来年もありますので、歩きたい人、運営でのサポートしたい人、沿道で応援したい人、あなたが主役となって参加してみてください。多くの出会いと色んな経験ができると思います。 おしまい。
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