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同じことを考えている仲間なのかもしれない

早めの産休に入り、昨日職場にご挨拶と荷物の整理をしに行って年内の最重要な仕事は終えた。


来週から9ヶ月に突入するにあたり、色々なマイナートラブルに見舞われ(今1番つらいのは恥骨痛…)、
あぁ、後期ってこんな感じだったわ。
過去2回の経験でも9ヶ月以降は『もう早く産みたい』と思っていたなと思い出す。


そんな中ですが、
私にはずーっと気になっているというか、気持ち悪いというか、引っかかっていることがある。


歯医者の彼女のこと。

2人が付き合い始めたのが4月。
8ヶ月経った。

その間顔を合わせたのは3〜4回くらいかな?
面と向かって話ができたのは、付き合い始めてすぐの5月頃。
まだお互い冷静じゃなくて、なんだか夢の中にいるような感じの時だった。

2時間近く話し(私が話した量が圧倒的に多かったが)
『なんかいい子だな』と感じたことはたしかで、この子だったらこのちょっと変わった家族の一員に招き入れられるかも、と思った。

お相手も『話してくれてありがとうございました。また話しましょう』と連絡をくれ、歯医者にも『早めに話せてよかった』と言っていた様子。

出だしはまぁまぁ良かったかもしれない。

ただその先は状況が膠着…。
私が体調を崩してしまった。

彼女という新しい存在によって、まだまだ未消化だったさまざまな思いにぶつかることになり、
2人が付き合う前(歯医者から好きな人が出来たと聞いてから)から始まった不眠は続き、
食欲も落ち、不安定MAX。

生きていることで精一杯な状態だったが、仕事を休んでも意味がない、むしろ無理やりでも行った方がいいというのはかろうじてわかっていたから、どんなに不安でも寝不足でも仕事は休まなかった。

2〜3日にいっぺんは目が腫れていたと思う。
職場の人も気付いてただろうな。

睡眠、食事が乱れていたので免疫だだ下がり…
加えて妊娠したタイミングもあり、胃腸炎にかかったりした。

もともと華奢な体型なのに体重が減る減る…。41kgになったあたりが7月前くらいか。

落ちるところまで落ちたその頃から、少しずつ落ち着きを取り戻しつつも不安定さも共存。

とにかく余裕はない。
自分を保つので精一杯だった。


たくさんの本(愛着障害や発達障害を中心に)を読み、博士に話を聞いてもらい、自分や今の状況を少しずつ受け入れていった。


彼女の存在は付き合うことになってから常に気にしていた。
気にしているがアプローチする勇気が出ない。

そんな状態でここまで来てしまった。


そろそろ彼女にコミットメントしていかないと、状況は変わらないし、探り合いも疲れていた。


そんな頃、歯医者と2人で話す機会があり、彼女の思いを垣間見ることになる。

どうやら彼女は私に裏切られたような気持ちになっているようだと。

『裏切り…?』
そんな激しい気持ちを持って来られるとは思っていなかったので、結構なボディーブローを食らった。

私の心中は、彼女に勘違いされていることを弁解したい気持ちと、裏切られたと、そう思わせしまった事実にショック受ける気持ちと、申し訳ないなと思う気持ちとでぐちゃぐちゃだった。

家に帰ってきて博士にこんなことがあったと話ながら号泣した。


彼女としては歯医者と付き合うことになり、最初からその背後には私たち家族がいて、特殊な環境にどんなもんだろうと勇気を出して飛び込んだつもりだったと。

しかし私が思ったよりも自分(彼女)を受け入れてくれない態度だと感じた。

『わたしいらないじゃん』
そんなようなことを歯医者に言っていたようだ。
 


昨日、クリスマスに来られないという代わりに歯医者が夜ご飯を食べに来た。

可愛いパン(猫の顔の形の食パン)をお土産にと思って、歯医者と彼女の分を切り分け『彼女の分も持っていって』と歯医者に渡すと…雲行きが怪しい。

『まぁ年末に話そう』と
歯医者が先延ばしにしようとしたが、気になってストレスになってしまうので話してもらうことに。

彼女の中ではタイムリミットが過ぎたようだ。
そしてどうやら決定打を与えた私の行動があったと。

それは、長男の七五三を撮影した時に5人(長男、次男、博士、歯医者、私)で撮った写真をLINEのアイコンにしたこと。

その話を聞いて、たしかに配慮が足りなかったなと反省したので昨日のうちに変えた。

歯医者から聞いたのは、彼女が
『嫌な思いするって普通わかるよね?』というようなことを言っていたということ。

普通かぁ…ぐさっ。
普通ってなんだろうね。

歯医者は基本フラットを貫くので
『まぁ話してみないとわかんないんじゃない?』と返したらしいが…

私としては、彼女がうちら家族に対して嫉妬しない(むしろ邪魔をしたくない)という情報で止まっていたので
画像を設定する時、正直全く気にかけていなかった。

歯医者と、『彼女、意外と嫉妬するんだね』という話になり、彼女は最初こそ嫉妬しないと言っていたようだが、強がっているけど普通に嫉妬心があると。
本人も自覚してないかもしれないけど、と歯医者は言っていて、恋愛経験の少なさから、まぁそれも無理ないかと納得。

私が、彼女の存在によって自分の中のいろんな思いにぶち当たったのと同じように、彼女もきっといろんな感情に戸惑い、足掻いているんだろう。

自分の気持ちに向き合うのってまじできつい。逃げ出したくなる。
向き合わずに目を逸らし、やり過ごすこともできるし、必ずしもその時に向き合わないといけないわけでもないと思う。

ただ自分からは逃げられないわけで、
今この状況からは逃れられても違う形で必ずぶち当たることになるのは経験から知っている。

なので私としては一緒に向き合っていきたい気持ちがある。


彼女が拒絶モードになっていることは重々承知の上。人に嫌われる痛みは感じるが、まぁ嫌われても仕方がない立場だよなとも開き直りに近い気持ちになってきた。

ただやはり、面と向かって話が出来ていない状況は気持ちが悪い。
今後、どんな距離になるかはわからないが、話がしたい気持ちをずっと持っているということを歯医者に伝え、歯医者から彼女に提案してもらうことにした。


拒絶するのも仕方ない。
この関係性はとても難しい。

お互いを選んだ関係ではないから余計に。

そして自分のダークサイドに向き合うのはやっぱりめちゃめちゃきついのだ。


だから時間がかかるかもしれない。
歯医者もそう言っていた。

正直、出産前にスッキリしたい気持ちはあるが、それは私の都合であり彼女には関係がない。


話し合いの提案に彼女が応じてくれるかどうか。

結果はわからないけど、今までの空白の時間にお互い何を感じて考えていたのか。
できれば開示し合いたい。


先々のことを考えると、やはり力になれることがあればなりたいと思う。

これから結婚して子どもを持ったりしたら余計に。

結婚してみて、夫婦ふたりで解決できないことがあるんだと知った。

夫婦カウンセリングみたいなものはもう義務的にあった方がいいんじゃないかと思うほど、お互いの気持ちを伝え合い、すり合わせていくことがいかに難しいことなのか痛感した。

彼女は地元が2つとなりの県。
ご両親に頼るのも簡単ではないだろう。

子どもを産むと、2人の関係は必ず変わる。
環境も大きく変わる。
たくさんの壁にぶつかる。

自分が悩んで苦しんだ分、
サポートできることがあると思ってる。

第三者がいるってことは面倒ではある。

だけど同時にとても豊かで、時に救われることも知っている。

今の時代、他人との折り合いの付け方を学ぶ機会がとても少ない。
スピードと効率の社会の中、
曖昧なものへの耐性が低くなっていると思う。

だからすぐ拒絶したくなる。
よくわかる。


答えは一生出ないかもしれない。
スッキリすることもないかもしれない。
めんどくさくて、投げ出したくなるかもしれない。
それでもその時に与えられた距離感で繋がっていたいと思う。


傲慢なのかな。


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