9月には日本のライブハウスの8割が閉店する
知り合いのミュージシャンから聞いたのだけど、とあるライブハウスのオーナー曰く、「9月には全国のライブハウスの8割が閉店する」のだとか。ほんとかな。
わたしはフェスやライブにまるで縁がないので、時期や割合の数字にどの程度のリアリティがあるのかはわからないけど、ライブハウスが資金援助を求めるクラウドファウンティングも多くあるため、音楽業界のビジネスが立ち行かなくなっているのは容易に想像できる。
ただ、クラウドファンディングで集めた資金を数ヶ月の延命に投資するのは本当に演者やファンの希望をつなげることになるのかは疑問。
クラウドファンディングを募る理由を見ても「過去の栄光」を語るばかりであまり建設的な議論に繋がっていないように感じる。どんな思いで経営してきたか熱く語られても、明るい未来が見えていない人の言葉じゃほんの少しも響かない。
5年後10年後のミュージックシーンがどうなっているのかわからないけど、楽観的に見ればワクチンが普及すればライブ活動は再開できるのではないか。
これまで「ライブでしか味わえない時間と空間の共有」に価値があるという幻想を商品にしてきたのだから、それを信じるなら再生のためのスクラップは悲劇じゃないと思う。
わたしはこれまでライブとか行ったことないけど、冒頭の知り合いのバンドがライブ活動再開したら行く。だから今はそれを楽しみに待っている。