ミックスルーツとして日本で生きること
ミックスルーツに関する研究の紹介
ミックスルーツの問題が、どんどん表面化されているように感じる。
もしかしたら、それは私が当事者だから、
普段から気にしているから、
目につくだけかもしれない。
それでも、多くの人が声をあげているのは、声をあげることができる環境ができたからではないのだろうか。
そして、その理由の大きなものはインターネット環境の発達だろう。
私の、このnoteもそのひとつだ。
さて、ここで紹介する研究結果の一部を下記に転載する。
これは、ミックスルーツなどについて研究している、ご本人もミックスルーツである研究者下地ローレンス吉孝さんが行った、複数ルーツを持つ人々へ行ったアンケート結果から、重要な点を抽出したものだ。この投稿は、下地さんのXでされている。
下地さんについては、以下をご参照いただきたい。
これは、読んでいて自分の過去を思い出して辛くなることもある。
それと同時に、「同じ経験をしたのは自分ひとりではないんだ」と安心もできるものだ。
ミックスルーツとして日本でできること
さて、こんな題名をつけつつ、何かという結論は出ていないのだが、
強いて言うのであれば、日本という国に感謝して楽しく生きることではないのだろうか。
日本人として日本で生まれ育っても、人それぞれ個性があって、考えがあって、同じことなんてない。
「自分が見た目が日本人じゃないから」と心配しても、人がどう考えているのかは分からない。
自分の普段の言動を考えてみよう。全ての自分の言葉/行動は真実だろうか。
どこかで、相手のために少しは苦手なことをする/思っていても、嫌な思いをさせるから言わないなどと、自分が本当に思っていることを表面に出していない場面はある。これは、嘘とは別。嘘をついているのではなく、人に表現する内容を選択しているのだ。
だから、本当のところ、自分以外の家族、友人、職場の人などがどのように考えているのかなんて、一生かかっても分からないものだ。
そんな、分からないことを心配しても仕方がない。
それよりも、表面に出してくれている表現を大切に受け取ってみたらどうだろう。
自分で自分の日々を少しでも、楽に、楽しくできるのではないのだろうか。
簡単に言えば、正解を見つけることのできない深読みは、良くない、ということだ。
そして、これは日本にいなくても同じ。どこにいても、感情を持っている人間同士で生きているのだから同じ。
こんな風に、自分に言い聞かせて普段から私は生きている。
今は日本に生きているのだから、楽しく生きることを意識している。
さらに、楽しく生きられるんだよ、ということを発信している。
日本に生きていてできることは、こんな簡単なことでもいいのだはないか、と思っている。