本を読んでいる 3/9

ちまちま本を読み始めました。手始めに、我らがにゃるら先生の小説「蜘蛛」、そして今は岡本太郎の自己啓発本を読んでいる。次はたぶん、ショートショート系を読みたいななんて思ってる。

まず、蜘蛛はこれでもかってほどに、"何者かになりたいのなら、全てを捨てて、生命を賭けろ”ってことを伝えてきた。近年の創作においても、鬱的要素だったりのイナス要素など、何かしらの代償が必要だと言われがちだが、それに似たものを感じた。例外なく僕もそんな悩みがあって、生きる意味を考えたりしていた時期があった。僕に足りなかったのは全てを捨てる覚悟だった。どこまでも自分に甘かったんだと痛感させられる。

次に岡本太郎。的確に現代の我々の悩みを言い当てては、それに対する所感を述べてくる。彼は安全な道と賭けを伴う2つの道が目の前に現れたとき、必ず後者を取るんだそう。同時に、それを選ぶのなら全力で今一瞬に魂を賭けろとも仰ってた。挑戦なくして成功はない。曰く、自分が最大の味方であり、同時に敵である。人間は例外なく甘い方に、怠惰な方に流される。自分と闘い続けた彼だからこそ、爆発が生まれたんだ。

たまたま同時に読んだ本がつながり、理解を得た瞬間脳汁が溢れ出す。本を読む快感を感じてしまった。ああそうか、蜘蛛が中に毒を孕むのは、岡本太郎がいるからなんだと勝手に思ったりする。こんな独自の解釈ができるのも本の良さってことか


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