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躍。

ダンスは"エンターテイメント”であり、"パフォーマンス”であり、列記とした一つの"コミュニケーションツール”でもあるのだと、今日更新された「ft. Choreographers」で感じた。ダンスが持つ無限大の可能性に心が躍るようだった。歌だって、お芝居だって、絵だって、こうして書いている文章だってなんだって、それを通して何かを伝え、受け取り、通じ合うことができれば、誰が何と言おうと、それは紛れもなく"コミュニケーションツール”になる、と、私は思う。

これまでに公開された7曲分、振り付けをしてくださったコレオグラファーの方達と一緒に踊っている映像と、レッスンやリハーサルのメイキング映像。一本一本に、その作品に込められた想いや掛けた時間や熱量が、これでもかってほど詰まっていて、メイキングまで含めて、至高の作品に仕上がっていて、これを"裏側”と言うにはあまりにも勿体なすぎると思った。

画面の中には、Travis Japan7人+αの笑顔が咲いていて、物語があって、心の繋がった関係性が出来上がっているようで、曲ごとに雰囲気が違うのは当然なんだけど、どれもこれも多幸感に溢れている。
「Travis Japan愛されてるな~!!」って感じて、泣きそうになる。こんな素敵な出会いと経験を、今この瞬間も積み重ねている彼らを通して、私まで素敵な出会いと経験の機会をいただいているようで。彼らに出会わなきゃ、"この”幸せな気持ちには出会えなかったんだよなと思うと、今この瞬間が嬉しくて愛しくて堪らなくて、言葉よりも先に「だーーー!」とか「ふぁーーー!」とか意味のない擬音語が口から出てきちゃう。(これは本当に治したい悪い癖。笑)

それからね。画面の中には、もちろん"言葉”で伝え合うシーンもあるんだけど、それ以上に、"ダンス”で繋がるシーンがたくさん散りばめられていた気がするんだ。たとえ細かな振りやニュアンスやイメージに言葉が追い付かなくても、言葉より先に、一緒に楽しんで踊って、それらを伝え合って共有して。その瞬間瞬間に生まれたものを称え、笑い合って、喜びや感動が2倍3倍…と増えていく場面がたっくさん詰まっていた。
振りの一つ一つや、コレオに込めたイメージの一つ一つを言語化して言葉で伝えていくのって、きっと相当難しいことで、無理な話なんだと思う。私が、「このダンスのここが好き!!」というのを、いつも上手く言い表せないように。私が、ジャズをとにかく聴いて吹いて覚えてきたように。言葉に表しきれない感覚的な部分が、ダンスにも、きっとたくさんある。

それでも、一緒に踊ってあれこれ試していく中で、それぞれの楽曲で描きたいイメージや世界観が皆の中で共通のものになって、見た目だけじゃない、気持ちの部分でもシンクロした作品を魅せ続けてくれているんだろうなって。毎回違う方に振り付けしてもらって、色んな楽曲に合わせて、色んなジャンルのダンスを見せてくれる「+81 DANCE STUDIO」だからこそ、Travis Japanが大切にしている"気持ちのシンクロ”を、改めてこんなにも強く実感できているのかもしれない。踊り終わった後に、「イェーイ!!」って飛び跳ねながら手をパチパチ合わせたりして、喜びを分かち合っている姿が、とっても愛おしくて、またここでも多幸感に溺れそうになる。

Travis Japanとコレオグラファーの皆さんを見ていると、ダンスのレベルの高さだけじゃなくて、それ以上に、ダンスってこんなに楽しいんだ面白いんだって、こんな風に踊れたらきっと楽しいだろうな、私も踊ってみたいなって感じられる。画面の中のコミュニケーションに、画面の外の私も惹きこまれているみたい。このプロジェクトが始動する日の『のえまる』で如恵留くんが言っていた「心躍らせ」ってこういうことだったのかもしれない。

どれが一番ってそんなの決められないけれど、『FUNKY FLUSHIN’』でギャーって叫びながらWAACKに挑戦している7人の姿を見ていると、難しいことも、慣れないことも、大変なことも、みんなで笑いながらやってみれば楽しいじゃんって思えて、あぁTravis Japanのみんなのこと大好きだなと思った。自然と笑顔がこぼれてた。

昨日の疲れを引きずった午前中の倦怠感が嘘みたいに、今、身体も心も、空飛ぶしゃぼん玉みたいにとっても軽い。