喜んで豊かに生きる素敵な人生💛
2020年3月末に退職をしてから「見える景色」が変わった。
それまでの私は、朝起きて家事をして出勤して、長時間頑張って働き、帰宅後家事をして寝る・・そんな毎日💦
季節の変化も、街並みやご近所の様子も、行きかう人たちも、私の前を通り過ぎていたけど、それを私の心は何もキャッチしていなかった。
休みの日には自然や季節の変化を楽しんだけれども、それは一つのイベントであり、繰り返される日々を心豊かに過ごしていたかと言えば・・・毎日が必死でただただ一日一日が過ぎて行った。
とはいえ、仕事は私にとって決して嫌なものではなかった。。いやむしろ、「保育」という仕事は私の天職だと思っていたし、何歳になっても学び続けることも楽しかった。
仕事をしていることで「自分の生き方」に自信もあった。
だから、家事が十分でなくても、私の仕事を支えるために家族や夫が協力してくれたり、助けてくれたりしていても、感謝どころか、「当たり前」にしか思っていなかった・・。(無意識ではあったけど💦)
父が大切にしていた庭仕事や畑の仕事も手伝ったことなどなかった。
わが家にどんな花があり、野菜をどうやって育てるのか、全く知らなかった。
父の、家族や私への深い思いも気が付かなかった・・。
父の死、義父母の死、叔母の「おひとりさまの終活」・・
命の終わり、葬儀、お墓、相続、不動産、様々な経験をした。
「保育」とは違う新しい世界を知った。
私は、ずっと働き続けていた「保育業界」を定年前に退職した・・。
退職してからの私の世界は一変した。
夜は早く寝て、朝早く起きて、夫のために朝食とお弁当を作り、庭仕事をして、日々の家事をこなし、新しい沢山の学び、出会いを経験している。
野菜の作り方や雑草の対処の仕方などはもちろん、近所の方々との日常の会話、長年住んでいるのに、散歩をしてみると「知らなかった景色」が見えてくる。
沢山のモノを捨て、断捨離をして、必要のないものに囲まれていたことを知った。
「終活」を学ぶことで、「人生」についても考えるようになった。
歩いていても、車を運転していても、行き交う人たちの「人生」にも思いを馳せるようになった。
杖をついて歩いている方も、元気な時があり、若い時があり、その方の人生を今まで積み上げてきたんだなと、全く知らない人にまで愛おしさが生まれたりする。
多くの人が行き交うときも、そこにいる「ひとりひとり」の人生を感じるのだ。
今私に与えられているのは、今まで生きてきて見失っていたもの、気が付かなかった大切なものばかりのような気がする。
新しい沢山の学びの一つ一つが、生まれ変わるくらいの気持ちになりながら受け止められる。
本1冊でさえ、共感し、心揺さぶられ、心に響いてくるのだ。
だから、あれからずっと、いつも「新しい景色」を見させてもらっている。
多分これからもずっと・・。
でも、今まで生きてきた全て、決して否定はしたくない。
否定する必要もない。
生まれてから沢山の愛情を受けて、自分の夢を実現し、結婚をして子育てをして、「保育」という現場で働き続けたこと、
毎日毎日が足りないことばかりだったかもしれないけど、必死に生きていたのも事実。
その時その時、自分で選択して私の人生を積み重ねてきたのだ!
父の思いも今気が付いている。
父の遺した畑も今しっかり手を入れている。
母や叔母のことにもしっかり取り組んでいる。
家族一人一人の思いに寄り添い、その時間も大切にしている。
過去には手が付けられなかったことを今取り戻している。
いつからだって、新しい自分の人生を生き直すことができるんだ。
いつ始める?そう、今でしょう・・・(*^-^*)
誰にでも、「自分ひとりの人生」がある。
この世に生を得た時その人に与えられた「世界一つだけの花を咲かせるための種」が与えられる。
その種をその人のやり方と速度で、多くの愛情と支えと環境を積み重ねながら、「世界一つだけの花」を咲かせる。
それは、自分一人の力ではない。
私達は決して一人ではない。
コロナ禍の今、孤独や人と繋がれない人も増えている。
そんな世界で何ができるのか・・。
「喜んで豊かに生きる素敵な人生💛」
それを一人一人が送ることが出来るように、私ができる何かを見つけていきたい。
何より、私自身が「喜んで豊かに生きる素敵な人生だった」と、人生最後の日に思えるように・・。
それは「今を大切に生きること」!
未来のために今を犠牲にしないこと!
頑張るのは、なんのため?それを意識すること!
人と繋がっていくこと!
今夜、命が終わるかもしれない。
世界が終わるかもしれない。
今をどう生きる?・・?
(今朝のわが家のキュウリの花)
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