2018/08/06 悪性高熱症からの急性腎不全
7:46
朝起きて、着信をチェックして、
病院から連絡がなかったことが確認できると安心する。
18:31
夕方の面会が終わった。
顔色は良くなったようだ。血の気が戻ってきたのかもしれない。
昨日は全身裸で冷却していたけれど、今日は寝間着での冷却になっていた。
腕には温かさがあり、手も、ひんやりはしていたけれど、昨日のゴムのようなこわい冷たさではなかった。
人工呼吸器の気管チューブの挿入位置にも変化があった。昨日までチューブが挿入されていた部分は赤紫になり、唇には口内炎ができている。風邪も引かない強靭な肉体を持っていた亮くんが、弱っている。
脈拍は128。体温は36度9分。
明後日で、1週間になる。
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今朝もハナが朝ごはんを作ってくれる。サラダとスコーン1個は食べられた。戻ったと思った食欲も、またどこかへ行ってしまったようだ。
自分がすごく疲れていることに気がつく。張り詰めていた緊張の糸が、昨日で1回解けたのかもしれない。
25:49
眠れない。
半分寝てるんじゃ、ってくらい、眠かったのに。
今だって、十分に眠いのに。
夕方の面会後にも執刀医W先生が時間を取ってくれ、今日の状態について話してくれた。以下メモ(原文ママ)。
悪性高熱症
筋肉のCP(K)は、お昼過ぎに数値は頭打ちになり、15万から2万まで下がった
このまま正常体温でデータが良くなっていったら、温度管理の機械を外すことが考えられる
さすがに15万も数値が出れば腎臓に影響が出てくる
急性腎不全(先生の口から初めて出た)
昨日は1日に250cc、今日は面会時(1日の1/3が過ぎた時点)で、50くらい
腎臓が相当ダメージを受けている、でも色は薄くなってきたし、0になってはいない、途切れてはいない。
やはり色は赤褐色まで行っていた(昨日聞けなかったこと)
見通しとしては、2週間か3週間で自分の尿が出る。目安として3週間で多少改善の兆しがあれば、透析治療は外せるか
脳梗塞
右の大脳皮質に小さな脳梗塞
右の後ろに小さなクモ膜下出血
今日もCTを取った。昨日から今日にかけて、ほぼ所見は変わっていない。脳のむくみにも変化はない
脳外科の先生の見立てでは、強い後遺障害の可能性は低い、とのことだった。ただ、CTに映らないものや小さくとも致命的な場所で半身不随になったりというケースもあることから、麻酔が切れてみるまでわからない
CP(K)の数値が15万から2万まで下がったことに、少し安堵した。
明日の夜には、またひとりとビッケになる。とても不安だし、考えると苦しい。
今は本当に、ハナを支えにしている。