2018/08/22 「生きていると良いこともあるんだな」
8:39
8時間以上寝た。
よかったよかった。
今朝は洗濯祭りからの冷蔵庫掃除。仕事をして、夕方からビッケと一緒に病院に行こう。
18:21
遅め17時前に病院に到着。
15時頃に透析から戻ってきたとのこと。
透析中からずっと痰が出てむせているらしく、ぐったりしている。
今日はとうとう、理学療法士の支え無しで、ひとりで5分も座れたらしい!喜ぶ私を横目に、亮くんは不機嫌だ。「本当にうざかった」。
だいぶ無理やり頑張らされたらしい。
疲労度MAXのご様子。一旦出よう。「ビッケの散歩に出るね」と言うと、「それもいいかもしれない」と言った。
ナースコールを押す。
私が席を外すということは、亮くんに拘束具が着けられるということだ。目が届かないところで、管を抜いてしまわないように。
想像すると、席を外しづらく、そして帰りづらくなる。
看護師さんが来る。拘束具が必要かのチェックが始まる。
看護師さん:「ここはどこですか?」
亮くん:「えぇ…、ちばの…、なりた」
看護師さん:「私の仕事は?」
亮くん:「看護婦さん」
看護師さん:「この管、どこに入ってると思う?ひとつは手、ここ、と、もうひとつは?」
亮くん:「…心臓?」
看護師さん:「…。とりあえず(拘束具のグローブは)無しにして、私もちょくちょく見に来ますね」
グローブ無し!良かった…
ほっと胸を撫で下ろし、「よろしくお願いします」と頭を下げて病室を出た。
.
散歩から戻ると、亮くんは眠っていた。
グローブは無いままだし、管も入ったままだ。
静かにそっと、ベッドの横に座る。
亮くんがふっと目を覚ました。
いきなり嬉しい報告が始まる。
「うん○も出たし」
おーーー!良かった!
「今日は実家に帰る?」と亮くんが聞く。
これ、度々出てくるな。実家に帰りたいのか、大網の家は思い出せていない(ようだ)から、「帰る」先は実家なのかな。
「うん○もう少ししたいかも。だって今日、ごはん食べたんだよ」
そうだった!
嬉しいニュース目白押しでいそがしい。
「何食べたの?」「うーん、…なんか、昆布の、とろろ昆布」。若い看護師さんが食べさせてくれ、「有名な人?」とか、「亮さんみたいな人(なんとかかんとか)」と言われた話から「ごはんすごい美味しいの」、「すごい楽しかった」、で、こう締めた。
「生きていると良いこともあるんだな」
亮くんがこれだけ楽しかったみたいで、(話の内容はいま一歩よくわからなかったけど)その看護師さんに本当に感謝だ(涙)。
少し寝れたことで疲れが取れたのか、楽になった様子。タイミング見て席を外すのは大事だ。
マイルドに白目向いちゃう時がまだ時折あったり、この日はやたらと寒がった。「余計具合悪くなるよ」。バスタオルをお布団の間に入れ、冷房を止めてもらった。
…今日も、日が暮れるまでここにいてしまった。
夜道を運転するのはいやだけれど、…透析がある日は仕方がない。
去り際に、看護師さんが笑顔の報告に来てくれる。
「尿が570ccも溜まっていましたよ!」
いきなりの3桁!?つい先日まで1桁だったのに…。
良かった!!良かったよー!
21:01
帰宅。ビッケにごはん。ご両親に電話。
ビールを開けて、スンドゥブを作る。
落ち着いたらどっと疲れが…。
亮くんが疲れているときは辛いな。
今日の頻出ワードは「そろそろ出よう」だった。
「体が良くなってからだから、今日はまだここで入院だよ」と言うと、「めんどくせー」的な感じを出して嫌そうな顔をする。これを繰り返すと、さすがに心が折れそうにもなる。もう無理だな、というとこまできて、帰ることにした。(もっと早くに…)
「帰るね」と言うと、「気をつけてね」と、「普通」に返ってきた。