【自己紹介①】普通の社会人
現在28歳で、FIRE(Financial Independence / Retire Early=経済的自立による早期リタイア)を実現し、次のステージに向けて新事業に取り組んでいる。
今、理想のライフスタイルを送れていることには、メンターとの出会いが大きく影響している。
会社員の父とパートの母の間に生まれ、なんとなく進学校に行き、大学に行き、東京の広告代理店に就職した。
絵に描いたような忙しい毎日、満員電車、残業、上司やお客様との付き合い、休日出勤、理不尽な社会の厳しさに、心がしんでいくのを感じた。
小学生の時から、自分の中には「普通になりたい」という強迫観念のような憧れがあった。アトピーがひどくて、お泊まり保育ができなかったり、半袖が着れなかったり、プールに入れなかったり、ほかの子が普通にできていることを一緒にできない自分が恥ずかしかった。
HSPや発達障害の傾向も小さい頃からあったと思う。忘れ物が多くて、どんなに早く起きても遅刻ギリギリの時間に登校。小学校3年生くらいまで、リアルに毎日泣きながら登校していた。
「普通になること」への憧れと、普通にできない自分とのギャップを埋めるために、勉強を頑張って、とにかく明るく元気でいようと努めていた。しかし家に帰ると、「なんでわたしは普通じゃないの?」と母につらくあたる日もあった。
学校教育の中では、嫌でも同世代と比べてしまって、普通とは何か、当たり前とは何か、を突きつけられていた。普通の生徒でいることへの執着や執念から、勉強が出来ない子や不良っぽい子たちを見下して、ジャッジして、わたしはそうはなるまいと余計に自分の首を締めていた。とにかく必死で、普通の生徒、みんなと同じ、を演じまくった。
それは社会人になるまで続き、人の顔色を伺って外面は良く、家ではぐったりと疲れ果てる、みたいな生活をしている中で、1番仲の良かった同期の男の子が会社を辞めた。
羨ましかった。わたしも辞めてやるって思ったけど、「普通センサー」が発動した。上司から聞こえてくる、辞めた同僚の悪口、最近の子は根性がない、新卒採用にいくらかかってると思ってるんだ、とにかく3年は働いた方がいい。多数派の意見、普通はそうだよな、仲の良かった同期を悪く思うことで、自分は普通で多数派の社会人になりたかった。
社会人2年目になって、辞めたいと相談してきた後輩に、あの時の上司と同じようなことを偉そうに言っている自分に気がついて、心底吐き気がした。何かに洗脳されているような、社会の金太郎アメになった気分で、このままじゃやばいと思った。
会社を辞めることを上司に伝えてから、色んなことを言われた。副社長との個別面談で、「あなたは裏表がある人間なんだね。元気に頑張りますって笑っていたと思ったら、会社を裏切るようなことを平気でするんだね。」って。無駄に外面良くしてきたことが全て仇になった。
そして、ついに会社を辞めた。
文面で見ると悲壮感たっぷりだけど笑、会社では信頼できる上司にも出会えて、社会人としてのマナーを学ばせてもらって、営業を経験できたことは本当によかったなと思っています!
次回、自分の人生を変えてくれたメンターとの出会いについて書きます!FIREに向けて走り出します。