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フラワーオブライフ
過日、お山の頂上で瞑想したとき、踊ったときに感じたことを書いてみます。
「フラワーオブライフ」
空の中のようにも、海の中のようにも見える場所です。
突き抜けた位置に人のような存在があり、その足元から離れたところに人の群れが見えます。
その存在の年齢や性別はわからないのだけれど、透明感のある雰囲気で、どこかしら懐かしいような感覚があります。まるで踊るかのように全身を動かしています。視線や心は、まっすぐに自分へ集中しているように見えます。優しい虹色で弾けるように新鮮な雰囲気が、その存在を中心に波紋のように広がっていきます。
にじむようにそっと広がる波紋の先を見つめます。
足元の群衆から、ひとりふたりと、その存在に気づく人が現れます。
同じように在ろうとする人、途中であきらめる人、そうはしない人、気づかない人たちがいます。
視界の外側にも気配を感じ、少し遠くへ視線を向けます。
先ほど見た景色と同じようなものを見ます。
透明感のある存在と足元にいる群衆。
眺めると、あちこちにあるようです。
存在たちから波紋が広がり、重なり合い、うつくしい旋律を奏でるかのように響きあっています。
私はその様子を見て、思いました。
自分の内面に集中し、内なる平和を取り戻し、自分を極めてみる。
自分を大切に扱えば、他者をも尊重できる。
そうして味わうものが、愛と調和の世界ではなかろうか。
自分を極めるとは、本心と言動が一致していた頃に戻ることなのかもしれない。
2020.春 三輪山備忘