分類:反日職業人(元教授 テッサ・モーリス=スズキ Tessa Morris-Suzuki)
職業人戦後生まれの戦争責任は 豪の歴史学者、テッサ・モーリス=スズキさんに聞く
テッサ・モリス=スズキは、オーストラリア国籍の歴史学者。専門は日本近代史。
オーストラリア国立大学名誉教授によるインタビュー記事(朝日新聞文化部)
戦後生まれの戦争責任は豪の歴史学者テッサ·モーリス=スズキさんに聞く
罪はないが「事後の共犯」的関係
戦後生まれの人々にも、戦争に関する責任や謝罪の義務はあるのだろうか。戦後70年の節目に、
こんな問いが浮上している。戦争責任の考察で知られる歴史学者テッサ·モーリス=スズキさん
(オーストラリア国立大学教授)に、来日を機に聞いた。
あの戦争に関わりのない世代の子たちに「謝罪を続ける宿命」を背負わせてはならないー。
今年8月、戦後70年関の談話で安倍晋三首相はそう訴えた。
本社の世論調査では、その主張に「共感する」 との回答が63 %で、「共感しない」の21%を上回った。
モーリス=スズキさんは英国出身。1980年代にオーストラリアに移住した。
直面したのは英国が18世紀以降に同地を植民地化した歴史だ。
先住民アボリジニーから土地を奪い、虐殺もあった。
自分には罪や責任があるかとモーリス=スズキさんは自問し「罪はないがインプリケーションはある。」
との結論に達した。
インプリケーションは新たな概念で「連塁」と邦訳した。
「直接関与していないにもかかわらず『自分には関係ない』とは言えない。
そんな過去との関係を示した概念です」と話す。
連塁とは「事後の共犯」的な関係だという。
たとえば、収奪行為には関与しなかったが、収奪されたものに由来する恩恵を「現在」得ているケースだ。
「私自身も今、奪われた土地の中に住む一人です。」虐殺に関与しなくともその歴史を隠蔽したり風化
させたりする動きに関与すれば責任が生じうると見る。
「アボリジニーは差別や不平等に直面させられているがそのことと収奪や虐殺の歴史にはつながりがある。
過去の不正義を支えた『差別や排除の構造』が今も生き続けているということです。そこから生まれる
『責任』にこそ目を向けていくべきでしょう。不正義を支えた構造は、私たちが是正に動き出さない限り、
社会の中で再生産されつづけるからです」
同じことは日本にも当てはまる、とも語った。
「戦時の慰安婦制度の背景には性差別や民族差別がありました。河野談話を否定しようとする人々の言動を
見ると、差別が日本社会に生き続けていることがわかります」
では、慰安婦制度や南京での虐殺について、戦後生まれの日本国民も「謝罪」をすべきなのだろうか。
「歴史事件そのものに対して戦後生まれの個人が謝罪する必要は原則ないと思う。
ただし国家は連続性のある存在であり、謝罪するべきです。また国民は謝罪するよう政府に求める
義務があります」
だがいま、日本が謝罪や償いを十分にしてきたと思う人は少なくない。
今春春の世論調査では57%に上っていた。
「効果的な謝罪を政府がしてきたかどうか、は考えてみるべきでしょう。『何十回もたばこをやめた』
と言う人は禁煙できている人なのか・・・。謝罪は今の社会に残っている『過去の暴力の構造』との闘いで
もあるのです。」
戦争の「責任」について考えることが未来への建設的な作業につながるような道筋をどうつくるか。
「連塁」は一つの示唆であると思えた。
(編集委員・塩倉裕)
この種の外人(日本語が得意ではなく、日本の情報(一次資料)に接する機会が少ないという意味の)は、特定の偏った情報(英語で書かれた場合が多い)が最初にインプットされると、記憶として定着しそれが更新されずに、又は更新するとまずい地位(従前の主張をする教授、書籍等の執筆、活動家…)になってしまっているケースが多い。
更新すると個人の生活に関わってくる重要な問題となる。
尚、朝日新聞の誤報謝罪は2014年、この記事はその後に掲載されている。朝日新聞には懲りない連中が依然として記事を書いている証左にもなっている。
反ラムザイヤー教授暴動初期に反日サイト Japan Fouusに神学論的な声明を掲載している。引用サイトとしてアジア女性基金デジタル館を多用しているが、そこは日本政府関連のサイトではなく、過去の左派系の人達が立ち上げた偏った主張をしている(一次資料の引用先として多用されている。英語文もあるのテッサ鈴木でも読めるのであろう)
The ‘Comfort Women’ Issue, Freedom of Speech, and Academic Integrity: A Study Aid Tessa Morris-Suzuki March 1, 2021
慰安婦報道訴訟、元朝日記者の敗訴確定 最高裁
日本軍や政府による女子挺身(ていしん)隊の動員と人身売買を混同した同記事を意図的な「捏造」と評した西岡氏らの指摘について、重要な部分は真実だと認定。名誉毀損(きそん)の成立を否定した
読み物としては、面白いのですが
フリーメイソンが世界を支配しているというような、Qアノンが好みそうなナラティブですね。陰謀論がお好きな方には、面白いと思います。
また、致命的な所で誤りがあり、それでも安倍ガーを主張している事が慰安婦問題を政治運動にしたい証左ですね。
安倍晋三元総理が2014年に「強制連行の証拠はない」を閣議決定したとの主張ですが、これは1997年の橋本内閣の時なので、橋本ガーでなくてはなりません。さらに河野談話では官憲の強制連行を認めていません(主語が抜けている)。そのように捉える人が居るとするならメディアの印象操作の成果でしょう。