花柄生地 「クルン」の話 (音符とお花シリーズ最終話)
布・生地の通販サイトnunocotofabricさんより発売中のテキスタイル「音符とお花」シリーズ、3種類のデザインを1記事1デザインでご紹介しております。最終回は「クルン」です。
音符がくるん♪と回転し、お花が完成する、というアイデアは
同じ音符とお花シリーズの「ハーモニー」「メロディ」のデザイン制作から生まれた副産物なのですが、
その音符が回転した背景、根拠が欲しくなりました。
それは決して厳密なものでなくて、
デザインを仕上げていくための、
自分の判断基準、自分ルールのようなものです。
そこで、音符の回転する前、回転した後の、
ほんのちょっとした視覚的小話をつくろうと
デザインの制作と並行しZINE(個人でつくる小冊子)で、
音符が回転する一連の流れをまとめることにしました。
それがこちらのZINE「tone to flower」です。
そのZINE制作で出てきたアイデアが魔法のステッキでした。
このステッキさんにちょっと魔法をかけてもらって、
お花が出来あがるということに決めました。
そしてこちらのZINEで用いた図形や線を、
生地のデザイン案に構成していきました。
こうして最終的にnunocotoさんと意見を交わして案4のパターンで決まり、Photoshop上でデータを仕上げました。
こうして生まれた「クルン」は使いやすい小柄のため、布小物に最適です。
こういった巾着袋はもちろんですが、nunocotoさんのサイトには手縫いでも簡単に作れる布小物のレシピが満載です。事始めにピンクッションなどはいかがでしょうか?
1枚の布があなたの想像力で様々な形へと変化し、暮らしをより楽しく演出してくれます。是非、デザイナーズプリント生地を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。次回は「fishparty」のデザインについてのお話をします。最後までお読みいただきありがとうございました!