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Photo趣味が仕事へ

From Hobby to Business

 いつ、なぜ、どうやって、趣味として、カメラを持ったのか?
 フリーランスのフォトグラファーとしてビジネスをすることになったのか?

 オーストラリア•パースのカメラ・クラブに所属。クラブ・ミーティングで自己紹介プレゼンテーションをしました(2020年)。事前に、プレゼンの質問テンプレートがありました。ただでさえ、人前で喋ることが苦手。しかも、英語となると自信がありません。そこで、気合の入ったスライドショーを作りました。
 プレゼンの質問を通して、自分のカメラとの関わりを振り返ったこと。その結果、自分と写真に対してクリアになった感覚。もう一つは、運が、自分をカメラの道へ進めてくれた。

趣味で旅行、撮影が好きだった頃

いつ、なぜ、趣味として写真をしたのか?

 2001年、富士フイルムコンパクトカメラが、初めてのデジタルカメラでした。2代目以降からはキャノンのコンパクトデジタルカメラを愛用。なぜ、キャノンかというと、会社説明会に行った時に、企業の姿勢に感銘を受けました。面接は落ちましたけど。それでも、キャノンが好きです。
 旅行が好きで、たくさんの場所で、たくさんの写真を撮りました。その時は、風景、ランドマークの写真でした。写真を撮るのが大好きで、カバンにはいつもデジタルカメラを入れてました。おじいちゃんも写真好きだったから、その血を受け継いでいるのかも。
 2011年、一眼レフカメラCanon Mark 2を買いました。2013年にQLD州のGladstoneカメラクラブに所属し、夜景、マクロ、建物、人物、いろんなテーマの写真撮影をして、たくさん学びました。カメラクラブの友達と、ニュージーランドに写真旅行に行ったのも、大切な思い出であり、その子から、たくさんのことを身近で、学びました。
 そもそも、一眼レフを買うきっかけは、ゴールドコーストのローカル新聞社で働いていた時。ライターさん、フォトグラファーとお話できる機会があったこと。
 最初は、事務として働いていました。ある日、桃井かおりさんのインタビュー撮影があったのですが、急遽、フォトグラファーが手配できず。一眼レフを持っている理由で、私が写真を撮ることになったのです。私の仕事としての初めての人物撮影が、桃井かおりさんのインタビュー撮影と2012年アジア・パシフィック映画祭のレッドカーペット、授賞式撮影でした。
桃井かおりさんが言ってくださった言葉。
「自分も海外でやってるから、海外で頑張ってる日本人を応援したい」今もしっかりと心に残っています。
 その後、編集の人が写真のセンスあるよと言ってくれて、嬉しく。イベントがあれば行って、写真を撮り、提出しました。最終的に、イベント撮影、商品撮影、広告デザイン作成もしました。

NICHIGO PRESS 2012年1月の一部記事

どのように写真ビジネスを始めたか?

 QLD州からWA州パースに引越して、仕事もなく。グラフィック学科の大学に通うも、手応えはなく、日々過ぎていきました。そんな中、旦那がこれいいよと、すでに申し込んで持ってきたのが、ウェディング写真コースでした。
 現役ウェディングフォトグラファーから、写真だけでなく、ビジネスのやり方まで教えてくれました。少人数で、コースは興味深くためになりましたが、正直な話、自分がウェディングフォトグラファーをするなんて思ってもいませんでした。
 コースの実践授業で撮影した写真(この記事の一番上の階段の上のカップル)を応募したら、選ばれ、無料で別の写真コースを受けることもできました。
 コース終了数ヶ月後、ウェディング写真コース会社から、ウェディング撮影ができる生徒を探している人がいる、というメールを頂きました。
 数人の生徒が手を挙げたらしく、エンゲージメント(前撮り)撮影を行うことになりました。結果、私の写真を気に入ってくれ、彼らのウェディングフォトグラファーとして選ばれました。
それが、初めてのビジネス・フォトグラファーとしてのお仕事でした。

エンゲージメント(前撮り)撮影
ウェディング撮影

どのようにニューボーンフォトを始めたのか?

 自分には子供がいないので、ニューボーン撮影というのを知りませんでした。
 ある時、いろんな写真ワークショップをやるイベントがありました。朝から夕方まで、いろんなワークショップに参加しました。その中で、世界で有名なニューボーンフォトグラファーErin Elizabethさんのワークショップを受けて感動したのがニューボーンフォトスタートのきっかけです。
 この後は、地元のニューボーンフォトグラファーにワンツーマンで教わったり、オンラインビデオも購入。赤ちゃんの巻き方は、ぬいぐるみを使って何度も練習しました。
 今では、お客様に、寝かせるのうまいですよね、赤ちゃんの扱い上手ですよね。と言って頂けるまで成長。嬉しいことです。ですが、赤ちゃんを育てたことがないので、知らないことが多く。母乳よりボトルミルクの方が寝る時間が長くなる。ミルクを温めるのに電子レンジを使う人がいて、内心、驚いたり。1歳で母乳したり、着替える時に、チェンジングテーブルを使う人がいることも知りませんでした。

Newborn photo

自分が歩んできたキャリアで感じたこと?

人が、きっかけを持ってきてくれて、歩んでこれた。今も、そんな感じです。
なぜなら、きっかけを持ってきてくれた旦那。イベントの撮影で任せてくれた方、雑誌の写真撮影のお話を紹介してくれた方。そのように、様々な方からお仕事をいただけたからやってこれた。誠意にこなしていくことで、次のお仕事に繋がる。
 最初は、パース市内マーケットで写真展示をしてました。コロナでマーケットが中止になってしまいましたが、今は、口コミでお仕事をいただくことが多くなりました。性格的に自分から行くタイプではないので、感謝です。

仕事を通じて、どんな自分になりたいか?

 父が経営者なので、ビジネスの大変さを身近で見ていました。大学卒業したら、絶対に、会社勤めする、と決めて就職しました。
 それが、数十年後、自分でビジネスをはじめることになるとは。
 仕事のことで落ち込みますが、ビジネスを続けられる強い自分でありたいと思っています。
 最大の目的は、お客様に、最高の思い出を残せるような仕事をする自分になりたい。

Family photo

これからどんなキャリアを歩みたいか?

 家族撮影、ニューボーン撮影だけでなく、写真の仕事の幅も広がっています。お客様から、こんなことができませんか?という要望で、ケーキスマッシュ撮影や、古い写真の修復・補正、ファンタジー合成写真作成もしています。これからもお客様の要望を聞いてやっていきたい。
 その他に、今後は、何か新しいことができればと、いつも頭の片隅にあります。 まだ、なんとなくグレー色ですが、何かのきっかけで、明るいクリアな色になるような気もしています。
 最近言われたのが、やりたいことなど、人に言ってみることだと。そのことで、やらなくてはならないことなど見えてくると。確かに納得。
 基本的、一人でやることが好きというか楽というか、コンピューターの前に一日中いても苦にならない(前職、システムエンジニア)。 そういう性格ですが、人との輪を少しでも大きくして、歩んでいきたい。

Cake smash ケーキスマッシュ撮影

#わたしのキャリア


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Miwako Lucy
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