国内でカルチャーショック!
こんばんは、miwakoです。
若いころ、ミュージカルに出演したことがある。(若気の至りです(笑))
それは英語劇を通じて、自然な会話とコミュニケーション能力を養うという英語スクールに通っていた時のことだ。
もうだいぶ前のことなので記憶が定かではないが、半年くらいをかけて英語劇の練習をし、舞台で発表するという、なかなかハードなスクールだったように思う。
英語のスクールには、あちこち通った。大手から個人の先生まで、時間と労力とお金をかけて通いまくった。成果とかコスパとか本当はいろいろ気にしなくちゃいけないんだろうけど、若かったこともあって、興味を惹かれるままにどこにでも行った。こちらの英語劇のスクールも何かで知って、すごく体験してみたくなったから行ってみたのだが、ただ1点このスクールには他の英語スクールと違うところがあった。それはオーディションがあることだった。
どんなオーディションだったかは忘れたが、たぶん歌っただろうし、踊ったような気もする。英語のせりふも言ったんだと思う。事前にオーディションの内容を知らされていたかどうかは覚えていないが、なんだか場違いな気分だったことは覚えている。
オーディションの結果は、なぜか合格。というのも初日に顔合わせしたメンバーは歌も踊りも英語もまじすごかったから。「あの子はデビューするんだよ」とか、いろいろ聞こえてくる。こちらのスクール出身の芸能人もいると聞いて、私の感じた場違い感は正しかったことが証明された。後から先生が明かしてくれたが、私は最下位だったらしい(やっぱり!(笑))
公演までの日々、週に2回片道1時間半ほどかけて、がんばって通った。
授業はすべて英語だった。いろんな練習法で、英語や踊りや歌を教わり、
英語劇を練習した。役ももらえたけど、セリフはどうだったかな。1つか2つはあったかもしれないけどよく覚えていない。
このスクールで受けた衝撃は今も覚えている。それはミュージカルの練習に関することとかじゃなくて、役がもらえたとかもらえないとか、そんなことでもなかった。一番の衝撃は、そこに集まっている人たちの英語力のすごさだった。私はこれまでに、こんなに英語を流暢に話す日本人の(若者の)集団をほぼ見たことがなかった。すごい人たちがいるものだ、と驚嘆した。
そこにいるみんなには普通の光景だったかもしれないけど、田舎者の私にとっては、これまで自分が生きてきた世界にはないものだった。今思えば、カルチャーショックだったんだと思う。
そんなすごい人たちの中にお邪魔して、へこんだり喜んだりしながら、なんとか最後まで通えたことはいい思い出だ。公演の日は、チョイ役ながらも友人知人が見に来てくれて、花束までプレゼントしてくれた。
みんなが感想を言ってくれる中で、最後に私に衝撃を与えたのは、ある知人の思いもよらぬこのセリフ、
「miwakoさん、ダンス、うまいじゃん♪」。
あー、びっくりした。まさか、あそこでのダンスで褒められるとは。
夢にも思わぬセリフで最後まで衝撃を受けつつも、褒められてちょっといい気にもなったりしながら、英語劇スクールの日々は幕を閉じていきました。
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