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社会課題をテーマにした日本最大規模のカンファレンス「R-SIC」に登壇しました! #RSIC

教育・自治体・NPO・企業など各分野の最前線で課題解決に取り組むトップランナー100名以上が集結し、社会課題について徹底的に向き合うカンファレンス「R-SIC」に登壇してきました。

今年の来場者はなんと1000人以上。社会課題をテーマにしたカンファレンスとしては、間違いなく日本最大規模であり、今年は2つのセッションでお話ししてきました。

あっという間の2セッションで、私自身も学んだことが本当に多く、学びと熱気を忘れないうちに、登壇したセッションの感想などをご紹介できたらと思います。

続・新世代社会起業論:社会的事業が1億規模に至るまで【7/28(日)10:30-11:45】

昨年、参加者数第1位を記録した大人気セッションを今年も開催!お金にならないと思われがちなソーシャルビジネス界で億単位の事業を作る若手起業家陣が集まり、ソーシャルビジネスの経営論を語りました。

〇登壇者
中山 勇魚(特定非営利活動法人 Chance For All 代表理事)
三輪 開人(特例認定NPO法人 e-Education 代表理事)
李 炯植(特定非営利活動法人Learning for All 代表理事)
〇モデレーター
安部 敏樹(株式会社Ridilover代表取締役/一般社団法人リディラバ代表理事)

朝一番のセッションで、どれくらいの人にご参加いただけるのか少し心配でしたが、なんと満員で立ち見が出るほどに。参加してくれた皆さん、本当にありがとうございます。

昨年は資金繰りの話がメインでしたが、今年は組織論(特に初期メンバーをどうやって採用するか)が大きなテーマでした。

登壇者それぞれチーム作りの方針が異なり、改めて起業の難しさと面白さを合わせて感じました。ちなみに、私たちe-Educationを例にすると、創業時と私が代表になった時期でチームづくりが多少異なります。

創業時は、右脳タイプの突破型リーダーである税所篤快くんを支えるNo.2として関わり、できる限りロジカルに考え、必要に応じてブレーキをしっかり踏むことを強く心がけました。

ただ、私が代表になったら、ブレーキを踏み続けるわけにもいきません。だからこそ、ブレーキを踏むのがとても上手なNo.2と、私と一緒にアクセルを踏んでくれる仲間を採用し、それから3年間3人で経営チームを組みました。

今はフェーズが代わり、新しい経営チームとなりましたが、今でも第二創業期に3人の経営チームを組んだことは「私たちにとって」最高の選択だったのではないかと思います。ちなみに、既にe-Educationを退職して現在は松下政経塾生となった元No.2の薄井大地くんがすぐ後のセッションに登壇し、私も拝聴したのですが、フローレンス宮崎さんとの掛け合いがとても面白く、興味のある方はTwitterのハッシュタグ #RSIC を追ってみてください。

途上国の教育格差に挑む!日本発の課題解決型事業の裏側に迫る【7/28(日)14:30-15:45】

近年「子供の貧困」が注目を集め、教育格差についても議論される機会が増えていますが、教育格差は日本だけの問題ではありません。アジアを中心とした途上国の教育格差解消に取り組む2人が、途上国の教育の現状や課題について議論し、教育格差の解消に向けたそれぞれの取り組み内容やその背景にある想いについても語りました。

〇登壇者
山口 文洋(株式会社リクルート 執行役員(教育・学習事業担当)兼株式会社リクルートマーケテイングパートナーズ まなび事業統括本部長)
三輪 開人(特例認定NPO法人 e-Education 代表理事)
〇モデレーター
伊藤 健(Asian Venture Philanthropy Network / 慶應義塾大学 東アジア統括 / 政策・メディア研究科 特任講師)

2つ目のセッションは「途上国の教育格差」について。私たちe-Educationの専門領域であり、それだけでワクワクしていたのですが、一緒に登壇される方が創業期からお世話になっていたリクルート山口さんと知り(正確には山口さんからお声がけいただき)、緊張と興奮が最高潮の状態で午後のセッションを迎えました。

事業規模も社会へのインパクトも雲泥の差であり、パネルディスカッションになるか心配だったのですが、モデレーターのAVPN伊藤健さんの進行が本当に素晴らしく、NPOと企業のどちらにもスポットライトを当ててくれたことで、話がどんどん弾みました。

この「どちらにも」には大きな可能性があると私たちも信じています。登壇中にも少し紹介したCASIOの皆様との協働事例をここでもぜひ紹介させてください。

昨年のCSRサポートで「途上国の子どもたちの数学力向上を目指して~GAKUHAN活動におけるパートナーシップ~」という特集記事を組んで頂いたのですが、バングラデシュにおける協働の経緯や成果が紹介されています。

「GAKUHAN」の名のもとに世界各国の製品を通じた教育貢献を続けてきたカシオ。バングラデシュでは、2016年より特定非営利活動法人e-Educationと協働し、関数電卓を活用した中学・高校生の数学力向上に取り組んでいます。現地の教育省や学校の先生たちを巻き込みながら、数学教育のあり方を考える大きな挑戦として、バングラデシュのGAKUHANを統括するカシオ・インディア社長・中 正男とe-Educationの代表理事・三輪 開人氏の対談を行いました。

冒頭の紹介にもある通り、日本の民間企業と途上国の教育省を繋ぐ取り組みは、リクルート山口さんが仰っていた「ロマンとソロバン」両立への挑戦に他ならず、私たちがNPOだからこそ企業が秘めているソロバンの根っこにあるロマンを引き出せる。そう確信を持った挑戦でした。詳しくはぜひ特集記事をご覧ください。

最後に

今年6回目となる「R-SIC」は参加者1000人を超え、終日大盛り上がりでした。

「R-SICはダボス会議を超える」

これはR-SICの主催者であるリディラバ代表の安部くんの言葉ですが、確かにあらゆる社会課題の現場で日々奮闘されている議論には、生々しいリアルと、そこから生まれた希望に溢れるセッションばかりであり、世界に誇るべきカンファレンスだと私も心から思いました。

今から来年の開催が凄く楽しみであり、それまでにもっと社会にインパクトを、最高の教育を世界の果てまで届けるために挑戦していきます。

良かったら、ぜひご一緒に。

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