愛着形成について勉強しました。
昨日、アタッチメント形成についての勉強をしました。
児童養護、保育関係で働いている人は理解した上で仕事されてることと思います。
愛着って一括りにすると、掘れば掘るほど色んな考え方があって、
愛着ってのはコレだ!っていうことは難しいようです。
今回、勉強させてもらったものには
感情が崩れた時、不安を感じた時に特定の大人が近接に、その気持ちを受け止め、安心感を回復、維持する。その後、一人あるいは仲間との活動に入ることができるよう背中を押して応援する
だそうです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、言葉を話せないので「泣く」ことで不快感や何かしらのメッセージを伝えます。
そのメッセージを母親が感じ取り、理解し、不快感をなくしてくれる。
その繰り返しにより、赤ちゃんは泣いたら母親がその不快感を取り除いてくれることを無意識のうちに学習する。
改めて人間って凄いですよね。
当たり前なんだけど、母子関係ってホントに神がかってる程、奇跡的なことの繰り返しだと思うんです。
だから、世のお母さん達のことをすごく尊敬します。
施設で生活している子どもたちは、
愛着形成途中で無意識に行うはずだった不快感を取り除いてもらうという経験が不十分だった子どももいます。
そのため、幼児期にはある程度、母親のもとを離れ、子ども同士の集団の中に入っていき、社会性を身につけ始めるそうです。そして、不安を感じたら母親のもとに戻り、安心感を回復させる。元気になったらまた外へ出て行く
の繰り返し。
不安を感じても戻る場所がない。
回復するという経験がない。
などなど
考えるだけでゾッとしませんか?
小学生でも、何度も甘えたり思い通りにいかないと癇癪を起こしたり。
試し行動をしてみたり。
大変そうですが、幼少期の頃に経験すべきだったことを無意識に取り戻そうとしている。
自律性を成長させようという子どもたちからのメッセージだと捉えることができます。
今、子どもの人権を守る とか
共感する だとか
傾聴しましょう とか。
それだけをうるさいほど上から言われます。笑
初任の先生とか、ただ守れ!聴け!
言われても子どもを理解しないと分かんないと思います。
表面的なことだけ言っても、子どもへの処遇にマニュアルなんてないし。
聴くことも共感することも大切やけど、前提を抑えんと、順番間違ったら大事なると思います。
子どもは理性より感情が優先してしまいがち。
その時の関わりによっては、大人側も感情的になってしまったり、他の子どもと比べてしまい、ついつい叱ってしまうこともあると思います。
時や場所によっては、子どもの言動を抑えることだけを優先してしまうこともあります。
子どもの不安感を大人側が理性を保って見極めていくことで、理解した上での関わりができると思っています。