お風呂支援
お風呂での入浴支援について思っていることをお伝えしたいと思います。
来月あたりから、ユニットバスの設置が行われますが、今現在は大浴場での入浴を行っています。
一昨年くらいまでは、6、7人で一緒に入っていましたが、このご時世ですので、3、4人ずつに減らして、ディスタンス確保してます。
ギチギチで入るよりは、良いですから。
前は人数が多かったので、6、7人一緒に入っても、全員入るのに1時間半は余裕で掛かってました。
今も、人数を減らしながら入ってるので全員入り終わるのに、やっぱり1時間半は余裕で掛かります。
小学生は、身体の洗い方や風呂場での過ごし方なんかを男性職員が教えてくれます。ちゃんと、見てあげないと首周りとか膝、肘、股なんか洗えてないんですよ。
耳の後ろとか。上がってから見るとよく分かります。
垢が落とせてないと、不衛生ですし、後から痒くなったりとかしますしね。
髪の洗髪も、シャンプーをきちんと流せていないと、フケみたいなものも出てしまいます。
風呂の入り方も、気をつけてないと
お風呂の中に遊びで潜ったり、飛び込んだり、喧嘩して水掛け合いしたり。
床で転んだり、身体を打ちつけて怪我に繋がることもあるので、注意が必要です。
複数人で入浴することで、起こり得ることはある程度、想定しながら支援することが大切だと思います。
中高生は、自分たちである程度入れますが大丈夫だろう。ではとても危険です。
多感な時期の男の子が複数人で入るわけですから、性についての問題が起こりやすいわけですね。
学校や友人から入る、正しいか分からない知識を持った、多感な時期の子どもたちが興味関心からくる行動。
本来、一人のプライベートな空間で行うことが望ましいと思いますが、複数人がいる場で行われることで、それが当たり前になってしまい、時に周囲に不快な思いをさせることもあります。
また、上下関係にある子ども同士であれば、面白半分のつもりだったとしても、
半ば強制的なものであっても、同意していても
被害者、加害者関係になってしまう事に繋がるケースもあります。
入浴中は、職員の目が離れやすい場所でもありますから、発見するまでに時間が掛かることもあります。
ずっと監視みたいに見るわけにもいきませんから。
プライベートな空間ですので、
1日の疲れを癒したいと純粋に思う、ベタついた身体を早く流してスッキリしたいと思う
子どもも、もちろんいます。
幼い頃から、実親と一緒にお風呂に入るという経験がほぼない子どもたち。
年齢とともに身体、心が発達していく子どもへの入浴支援について、
環境はもちろん整えていかなければいけない必要性を感じます。
入浴一つで、性的な観点から衛生的な観点から、自分に出来ることは何だろうと様々なことを考えさせられました。