29. 自分にとっての幸せはどんな状態か
よく眠れること
昔からずっと眠気をつかまえるのが苦手でした。
保育園の頃、お昼寝で眠ったことがありませんでした。
家でも夜眠れずによく泣いていました。
小学5年の通知表に
「家庭で頑張りすぎて学校で睡眠不足を解消する場面が見られました」
と書かれています。
小学生なのに授業中寝ていたみたいです。
確かに、本を読んでよく夜更かしをしていました。
本が面白くて寝不足になるというよりも、眠れないから本を読んでいた感じです。
体質的にはショートスリーパーではなく、むしろよく寝た方がパフォーマンスが高くなるほうです。
なので学生時代から社会人になっても、眠れないことが苦痛でした。
睡眠薬に頼っていたこともありますし、一昨年までは、眠るためにお酒を飲んでいました。
睡眠薬とお酒、一緒に飲むのは絶対にダメですが、飲んでいた時期もありました。
お酒を飲んで意識を失うのは、眠るというより「潰れる」状態です。
もちろん眠りの質は悪く、翌朝の目覚めも悪いです。
ずっとそれが普通の状態だと思っていました。
2020年12月5日にお酒をやめてから、1〜2ヶ月は不眠に悩まされました。
いわゆる離脱症状です。
それを乗り越えたとき、やっと「本来の睡眠」がわかったように思います。
子どもの頃はもちろんお酒を飲んでいませんでしたが、悩んだり考えごとをすることが多かったので、よく眠れなかったのだと思います。
今でも、心配ごとや考えごと、旅行先など、眠れない夜はあります。
また、夫がいないと防犯上何となく不安なせいかよく眠れません。
それでも前より焦らなくなりました。
1日眠れないとしても、翌日かえって深く眠れるのがわかってきました。
「自分のいい睡眠」を知ったので、そうでないときに原因を取り除きやすくなったのだと思います。
余談ですが、眠っているとき悪夢を見ることがあります。
考えごとをしていたり、体調が悪かったりするときに多いです。
わたしの悪夢は
「親戚が集まる法事で、段取りが悪くて時間通りに進まない」
など、なんとなく気まずい雰囲気の夢が多いです。
あと
「降りたい階に絶対に止まってくれないエレベーター」
の夢もよく見ます。
夢判断とか調べたことないけど、どういう心理状態なんでしょうね。
話を戻すと「わたしにとって幸せな状態」とは、
心配事も悪夢もなく、薬やお酒の力を借りずに、ぐっすり眠れる状態です。
40代になって、初めてちゃんと眠れるようになってしみじみと感じます。