22. 人付き合いで1番大切だと思うこと
当たり前ですが
自分が言われて嫌なことは人に言わないこと
わたしは若い頃、いわゆる「毒舌」というか、生意気で失礼なことを言って人との距離を縮めようとするようなところがありました。
そこには
「まだ若いから許してもらえるだろう」
という甘えと、
「気の利いたことを言えると思われたい」
という小賢しい承認欲求がありました。
時代のせいにしてはいけませんが、わたしが20歳前後-----90年代〜2000年くらい-----の頃、
うまい言い回しで政治家や芸能人を皮肉るようなエッセイやコラムが流行っていたので、その影響もあったと思います。
「改めよう」と思ったのは、だいぶ年齢がいってから。
わたしの迂闊な発言で傷つく人を目の当たりにしたときです。
こちらが冗談や軽い気持ちでいうとかは関係ないのだと、今更ながら気づきました。
また、社会保険労務士にもなり、普段の発言が誠実でないと正当な主張も聞いてもらえないだろうなと感じました。
人の思いは複雑です。
発言や行動に全く悪意がなくても、表現や感情の行き違いで相手を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
立場や考え方の違いで、正しいつもりの人同士で対立することもあるかもしれません。
気をつけていても人を傷つけてしまったり、行き違ったりしてしまうのだから、わざわざ嫌なことを言って大切な人を手放すのはやめようと決めました。
放った言葉も過去の失敗も消えませんが、だからこそ自分の発言に気をつけています。