国際コーチング連盟(ICF)の認定資格試験当日の振り返り
前回は認定資格試験に向けた取り組みを書きましたので、今回は試験当日について書かせて頂きます。
<会場到着時間>
私が予約した時間は10時。説明には「30分前に受付をしてください」と書かれていました。
試験会場は初めて行く場所でしたし、公共交通機関を使ったので、結局会場には試験開始時間の75分前(8時45分ごろ)に到着しました。
ちなみに私が選んだ会場は、名駅テストセンターというところです。
会場がある階に上がりエレベータを降りると目の前に看板が出ていたので、試験会場だとすぐに分かりました。しかし、会場は施錠されていたので、誰もいない幅100cmほどの廊下でしゃがんで待つことにしました。
まずは道中で買った珈琲とパンを食べました。その後、試験勉強をしたり、瞑想をしてのんびり過ごしたのですが、私にとってはこの時間がとても有益でした。また、ヨガで習った呼吸法を実践。これも良かった!
ちなみに、9時にはスタッフの方がお見えになりましたが、会場には入れず9時半にようやく入れました。
事前に入場の時間を確認しても良かったと思いました。
<試験前の手続き>
ICFの事前説明動画とほぼ同じでした。
万国共通なのは有難いですね。
私はこの時に、会場に持ち込めるものを再度確認しました。
結局、持ち込みOKだったのは、
・眼鏡(ケースに入れて持ち込む場合は試験監督のチェックが入ります)
・ハンカチ
・ティッシュ
・目薬
・個包装のアメ
これ以外は持ち込めません。腕時計や水もNGです。
私は普段から水を飲むので、水が持ち込めなかったことは少し不安でしたが、どうしても飲みたくなったら部屋の外に出て飲めるので安心してください。
ただし、受験時間を止めることはできませんのでご注意を。
また、会場によって持ち込めるものが異なる可能性もあるので、念のためにご確認ください。コートやカバンなどは鍵付きロッカーに預けます。
受付が済めば10時前でも受験できたので、私はトイレを済ませ9時45分ごろにスタートしました。
<受験する部屋>
部屋に入ると10台くらいのモニターが壁向きに置いてあり、試験監督が席に案内してくれました。1台ずつデスクの奥行に合わせた仕切りがありますが、座っている姿は他の人に見えました。
私は、入室してすぐ目の前(背後に扉)のデスクだったのでベストな位置とは思えませんでしたが、左側に柱があったのと、右側に誰も座られなかったので、その点はプラスポイントでした。
(会場によってもデスクのレイアウトは異なると思います。)
<いざ受験>
受付時に試験の進め方などが書かれたA4サイズのものを渡されます。(正直何が書かれていたか記憶にございません)試験監督も説明してくれますが、私は集中していなかったせいか、椅子に座った時点で進め方があまり理解できておらず、モニターの説明も読みましたが、これも頭に入っていないまま何となく開始してしまいました。
問題は英語で表示されています。
「translation」と書かれたボタンがあるのでそれをクリックすると日本語の画面に変わります。
本文を読み、4つの答えから”BEST”と”WORST”を選択し、指定された場所にドラッグするのですがドラッグできず焦りました。
そのうえ英文への戻り方も分からず心臓ドキドキ。
いらぬところをクリックしたら終了するのではないかと言う不安の中、日本語文が書かれている枠の右上に×があったので、それをクリックしました。
すると英文に戻り、英文の答えでドラッグを試みるとできました!
いや~、今でもこの時の事を思い出すとドキドキします。
冷静に考えれば分かるのでしょうが、この時はあたふたしてしまいました。
また、問題を振り返ることができるよう”フラッグ”が立てられると聞いていたのですが、それもどうすればよいのか分からず・・・
(説明には書かれているかも)
ホワイトボードとペンが設置されていたので、そこに番号を書きました。
このボタンも、確か画面右上にあったと思いますが、ホワイトボードに書けばいいので探す為に時間を費やすのはお勧めしません。
とにかくロスタイムを防いだ方が良いと思います。
=振り返り=
まずは手渡された説明はしっかり読みましょう。
画面の説明を読む時間が制限されていたと思いますが、試験時間には含まれないので焦らずしっかり読みましょう。
STARTボタンをクリックしたら、説明文には戻れないと思うのでご注意ください。(戻れるのかもしれませんが、全て英語表記なので、おかしなところをクリックするのが怖かったです)
<問題を解く際のポイント>
①本文は1回読んで理解することを意識しました。
本文の長さは、ICFの例題くらいあります。(もう少し長いのもあったかも)
しっかり読むことで時間が取られる懸念もありましたが、2回3回読んでいては80問は終えられないと思い、情景を思い浮かべながら、とにかく落ち着いて読みました。
②まずは、”GOOD”と”BAD”を選択し、その後、”BEST”と”WORST”を選択しました。私の選択のポイントは下記のとおりです。
・重要度の違い
・”GOOD”や”BAD”に当てはまる事柄が多いか少ないか
重要度の違いは、コア・コンピテンシーを読んでいてもあまり理解できなかったので、こちらの動画を参考にしました。
③解答の選択に迷った時は、とりあえず選択して、フラッグを立て次に進みました。
時間的には、前半は残り10秒しかなく振り返りはほぼ出来ていません。
後半はなぜか16分余ったので十分振り返りができました。
=振り返り=
いかにロスタイムを作らないかが勝負!
英文に戻って、解答をドラッグする際も、”BEST””WORST”を一度に選択できるように意識しました。それでも、時々どれがどちらか分からなくなり、日本語画面⇔英語画面と言う事もしばしば。。。
この時間はもったいなかったです。
<全体の振り返り>
・会場へは自分が必要と思えるゆとりの時間を計算して行って良かったです。
・試験が始まる前に、懸念点は全て試験監督に尋ねましょう。
・休憩時間の5分は意外と短く感じました。トレイなどの用を済ませたら、速やかに戻りましょう。
・いかに自分のペースが作れるかが重要です。会場によっては受験者が多いと思います。とにかく集中とリラックス。(ヘッドフォンも設置されています。)
・座る姿勢は気にしない。後半は、あぐらをかいたり正座をしたりしていました(笑)
・20問ほど解いたときに、表示されている残り時間をチェックしペースを確認しました。40問まで進んだらまたチェック。次は60問。このあたりで前半はぎりぎりになると分かったのですが、焦らずとにかく集中して問題を解きました。これが、良かったのだと思います。
・後半は環境にも慣れ、ペースがつかめてきたのでしょうか。問題を読みながら「あ~、こういうのアルアル。あれ?私、こうしているけど、BESTじゃなかったんだ」と言う余裕も出てきました。でも、それがどういう内容だったのか、答えの詳細を覚えていないのが悔しいです。
<自分にかけた言葉>
初回で合格したいけど、もし2回、3回と受験する事になっても、それはそれで学びが深まる訳だから、決して無駄にはならない。むしろプラス。
全ては私にとって良い方向へ進むプロセスだから受け止めよう。
<これから受験される方へ>
少しはお役に立てれば嬉しいです。
私は勉強の計画がうまく実行できませんでした。
受験前夜も、「あ~、あと3時間あれば、もっとコア・コンピテンシーの理解が深められたかも」と思ったほどです。
しかし、夜遅くまで勉強をすることはせず、睡眠を優先させました。
お陰で、脳がスッキリした状態で受験できたように感じます。
あとは心のあり方だと思います。
追い込めば追い込むほど実力が発揮できる方もいらっしゃるでしょうし、
リラックスした方が良い方もいらっしゃるでしょう。
どうぞご自身がどちらのタイプかを分析し、その状態に持っていければ良いと思います。
合格しても不合格でも、どの解答が正しくて間違いだったのか分からないのがこのテストの改善点かと思います。
なので、合格しても確固たる自信は持てていません。
目の前のクライアントの状態が、コーチとしてのスキルをはかれるような気がします。
あなたの挑戦にエールを送ります!