今日の気分は? 202400814 No.285
今朝の京都は晴れです。1日を通しては晴れ時々曇りの予報です。午前7時の気温は28℃。日中は39℃予報で、昨日に引き続き熱風のような暑さが戻ってきました。数日少し気温が低く感じるような日が続いてましたから、なおさら暑く感じます。熱中症などにお気を付けください。
いつき@暮らしが趣味さま
賑やかし帯で、多くの方がお世話になってるのではないだろうか。
かくいう私もその一人。毎日ずいぶんお世話になっている。
私の知る限り毎日新作が発表され、逆に選ぶのに苦労するくらいだ。
いつきさまは、もちろん賑やかし帯だけじゃなく、他にも多岐に渡るジャンルのマガジンをつくっておられる。その一つ一つにお人柄がでて、楽しくなること請け合い。
あなたも賑やかし帯を使うだけじゃなく、いつきさまの為人に触れてみませんか?
いつきさま勝手にご紹介させていただきました。
不都合あれば削除いたしますので、お手数ですがご一報くださいませ。
「まず因幡の素兎の話だけど、なんであんなに大層な話になったんだか、よく分からねぇんだが、ホントはちょっと傷付いてたウサギを助けただけなんだ。なんで傷付いてたのかは知らねえけど可哀想だろ? だから傷の手当てをしてやっただけなんだ。兄貴たちが酷いことしたって聞いてたから、罪滅ぼしの意味もあってな。でも助けた素兎が兄貴たちに酷い目にあった兎かどうかは分からないけどな」
ある書によると、兎や鹿などの一件弱そうに見える動物が、知恵を使ってワニやサメの背中を渡り、川や海を越えたという話しは、東南アジアあたりにもあるといわれています。
古事記の作者が当時それを知っていたかどうかは分かりませんが、同様の物語が海を越えて存在するということは、ちょっとファンタスティックでドラマチックですね。
また、素兎は、最後の最後に、あなたたちを利用して背中を渡ってきたことを告げ、嚙まれて皮を剥がれるのですが、その兎を噛んだのは、果してワニかサメかと論争があるようです。
恐竜が跋扈する時代なら、ワニのような生き物がいても不思議はないのでしょうが、そうするとその時代に大国主が出現しなければなりません。
あまり想像できないですね。
いくら大昔のことであっても、日本海沿岸に鰐がいることは考えにくく、日本海の西の方では鮫のことをワニと呼ぶこともあり、今では鮫だと考えられているようです。
一方で海神のことをワニと呼ぶという説もあり、結論は出ていません。
まあ海神の背中を橋代わりに使うというのも考え難いし、海神が噛んだというのもちょっと無理がある気がするのですが……。
また荒唐無稽な話として素兎はウサギではなく、エイリアンだったという説もあります。エイリアンの提案や助言もあって葦原中国を完成させたといわれているようです。
「大袈裟に伝わったものだから俺としては迷惑してるよ」
「でもされた行いは素晴らしいんだから少しくらい、大袈裟に伝わってもいいんじゃないですか?」
「そういうわけにはいかないだろ。俺は神だぜ。誇張があったらマズくないか?」
「いやいや、神様の話って基本的に誰も本当のことは知らないわけだし、作り話もあるだろうし、嘘とは言いませんけど、誇張もされているんじゃないですか。私はずっとそんな感じで思っていましたよ」
「正直さには拘りたいんだよな。それが信条というかさ。だから今更言っても仕方ないけどさ、正直に書いてほしかったんだよ」
「例えば、出雲の国引き神話なんて、何の比喩なのか分かりませんが、誇張以外の何物でもありませんよ。もし国引きが事実なら、『この土地は元々儂たちの物だから返せ』と隠岐や越や新羅の方から言われても知りませんよ。隠岐や越なら国内問題ですけれど、新羅から言われると国際問題ですからね」
「それは私の問題ではない」
「知ってます。それよりも誇張があっても不思議じゃないって話ですよ」
「私の意見は少し違うが、でもまあお前がそう言うならこの場はいいだろう。先へ進もうか」
こだわりの強い神なんだ。
「私の妻の話をしよう。素戔嗚尊の娘の須勢理毘売は、正妻という形になっているが八神姫も妻にしている。もちろん子もいる。ほかにも数人妻がいるし子もいる。あの頃は一夫一婦制ではなかったから、私の行為に問題はない、と思ってる。ただ須勢理は嫉妬深いから、ちょっと大変なこともあったけどな」
「高志国にも行かれたんですよね?」
「行ったぞ。美人がいるって聞いたからな」
「そもそも高志国ってどこですか?」
「高志国 (日本書紀では越国) は今でいうと、福井県から新潟県に渡る日本海側の地域に当たる。後に分割され都に近い方から越前、越中、越後などとなる。分かりやすいだろ?」
「そこにも奥様がいらっしゃいますよね?」
「さっき言った美人の|奴奈川姫だな。高志国の姫だ。お前知ってんのか? 元気にしてるか?」
「いえいえ、お会いしたことはありませんよ。」
この神は私をいくつだと思ってるんだ?
「なんだそうか。てっきり知り合いだと思ったよ。彼女とは、歌を贈って、歌を返されてというところから始まるんだ」
『八千矛の 神の命は 八島国 妻娶きかねて 遠々し 高志の国に 賢し女を 有りと聞かして 麗し女を 有りと聞こして さ呼ばひに 有り立たし 呼ばひに 有り通はせ 太刀が緒も 末だ解かずて 襲衣をも 末だ解かねば 嬢子の 寝すや板戸を 押そぶらひ 我が立たせれば 引こづらひ 我が立たせれば 青山に 鵼は鳴きぬ さ野つ鳥 雉は響む 庭つ鳥 鶏は鳴く 心痛も 鳴くなる鳥か 此の鳥も 打ち止めこせぬ いしたふや 天馳使 事の 語りごとも 此をば』
なんと、求婚に行ったはずが、奴奈川姫の家の戸をガタガタと揺すり続け、まるで押し込み強盗のような振る舞いです。
姫は、すっかり怯えてしまいます。そして返歌が来ます。
『八千矛の 神の命 萎え草の 女にしあれば 我が心 浦渚の鳥ぞ 今こそば 我鳥にあらめ 後は 汝鳥にあらむを 命は な殺せたまひそ いしたふや 天馳使 事の 語り言も 此をば」
『私はあなたの物になりましょう。ですから殺さないでください』ですって。どれだけビビらせてるんだよ。ちょっとイメージ変わっちゃうなあ。そしてさらに姫からもう一歌。
『青山に 日が隠らば ぬばたまの 夜は出でなむ 朝日の 笑み栄え来て 栲綱の 白き腕 沫雪の 若やる胸を そ叩き 叩き愛がり 真玉手 玉手差し枕き 股長に 寝は宿さむを あやに な恋ひ聞こし 八千矛の 神の命 事の 語り言も 此をば』
今度の歌は艶っぽいですね。
『夜になればあなたはやってくる。そして私の若々しい胸にそっと触れ、撫で……』ここからはお二人の世界ということで。
このやり取りが男女の間での歌による問答の始まりといわれています。
メッセージソングとアンサーソングということでしょうか。
そしてお二人は結ばれ、姫は何人目かの妻となるわけですが、事はこれで終わりではないのです。
本拠地出雲には、素戔嗚尊の血を引く須勢理比売がいらっしゃるのですから。
恋多き夫に悩みながらも、正妻である須勢理比売は懸命に夫を支えようとします。ですが、一抹の不安と悲しさ、淋しさは隠し切れません。
それを目敏く見つけてしまう大国主のプレイボーイ振りも天晴れですが。
大勢を引き連れて、お出かけする前の大国主の歌です。
『ぬばたまの 黒き御衣しを ま具ぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも 是は適はず 辺つ波 そに脱ぎ棄て 鴗鳥の 青き御衣を ま具ぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見るとき はたたぎも 是も適はず 辺つ波 そに脱ぎ棄て 山県に蒔きし 茜㫪き 染木が汁に 染衣を ま具ぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見るとき はたたぎも 是宜し 愛子やの 妹の命 群鳥の 我が群れ去なば 引け鳥の 我が引け去なば 泣かじとは 汝は言ふとも やまとの 一本薄 項傾し 汝が泣かさまく 朝雨の 霧に立たむぞ 若草の 妻の命 事の 語り言も 此をば』
簡単にいうと、私が大勢を引き連れて出かけると、きっと強がって泣かないというだろうが、お前はきっと私を恋しくて、きっと泣くだろう。という歌です。それに対して須勢理比売が歌を返されます。
『八千矛の 神に命や 我が大国主 汝こそは 男にいませば 打ち廻る 島の崎々 掻き廻る 磯の崎落ちず 若草の 妻持たせらめ 我はもよく 女にしあれば 汝を除て 男は無し 汝を除て 夫は無し 綾垣の ふはやが下に 蚕衾 和やが下に 栲衾 騒ぐが下に 沫雪の 若やる胸を 栲綱 白き腕 そ叩き 叩き愛がり 真玉手 玉手差し枕き 股長に 寝をし寝せ 豊御酒 奉らせ』
これも艶っぽい返歌です。どうも女性陣の方が大胆で積極的なようです。
簡単にいうと、あなたは男ですから、あちこちに妻がいらっしゃるでしょうが、私は女ですから、あなた以外に夫はおりません。
柔らかな布団の下で、淡雪のように白い私の胸を、私の腕を、そっと触れ、撫で……。ここからはご夫婦のプライベートです。
最後には美味しいお酒を召し上がれで締めくくられています。
結局、大勢でのお出掛けは取り止めで、お二人は変わらぬ愛を誓い合われたそうです。
つづく
午後に入っていきなりのパソコントラブル。復帰に4時間ほど掛かった。色んな素材がパソコン内にあったために今日の「今日の気分は?」も作れず、ただ復活のための処理を進めるだけ。幸いタブレットやスマホがあるので、皆さんの記事を拝見したりコメントすることはできた。今後素材はクラウドに上げて無理なく作業ができるようにしたい。パソコンもだいぶ古くなったし、この際買い替えも検討するかな?
◆近々最終日を迎える企画
8/14 23:59まで 本日最終日です。
8/16まで
8/17まで
8/18まで
8/18 23:59まで
◆最終日までしばらく時間のある企画
8/25 23:59まで
8/31 23:59まで
8/31まで
◆最終日までずいぶん時間のある企画
9月末日まで
2025/7/5まで
期限のある企画でお薦めがあれば教えていただけると有難いです。
よろしくどうぞ。
1曲目は PERSONZ の DEAR FRIENDS 。
パーソンズは、1983年にGt.とVo.の音楽ユニットとして結成され、後にBs.とDr.が加わり、1987年にメジャーデビューしました。メンバーの出入りはあったものの、現在もオリジナルメンバーで活動を続けるロックバンドです。この曲は1989年にリリースされたシングル曲です。
2曲目は サバシスター の 覚悟を決めろ! 。
サバシスターは、2022年結成のスリーピースガールズロックバンドです。ジモティーでバンドメンバー募集を行ったのがきっかけだそうです。本年メジャーデビュー、3月8日の1stアルバム『覚悟を決めろ!』リリースに先行して、2月14日にはタイトル曲「覚悟を決めろ!」を先行配信されました。
3曲目は Chilli Beans. の Welcome 。
2019年に同じ音楽塾 (シンガーソングライターコース) の生徒だった3名が、先生の勧めでバンド活動を始めたのがスタートです。2021年には1stEPを配信限定でリリースしデビューしました。この曲は昨年リリースされたアルバム収録曲で、ヤマザキ「ランチパック」のCMソングにも使用されました。
お気に入りの曲のリクエストやこういう特集を組んでほしいなどがあればコメ欄にお願いします。ジャンルも問いません。
ただし、 iTunes , Spotify , Amazon Music , YouTube で DL できるものにしていただくと助かります。
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