今日の気分は? 202400903 No.305
今朝の京都は曇り空です。1日を通しては曇りのち晴れの予報です。午前7時の気温は26℃。日中は33℃予報です。
ようやく様々な注意報も消え、深夜には熱帯夜でなくなる瞬間もあり、昼間は相変わらずの残暑で、でも日蔭はちょっと涼しくて、秋の初めがやって来たんだなってふと思った。
9月1日からの新しいステージが始まっています。
初日から継続して、コメ数が100に到達するまでの経過をお楽しみいただけます。
今週の Doudoitu de Rennka 100 はコメント数が100に達しましたので終了いたしました。第2弾は次の日曜をお待ちください。
コメントでリレー小説の第4弾『カチカチ山』が得意な広がりを見せ進行中です。ぜひあなたもこの不思議な世界に足を踏み入れてみませんか?
この一つ前のわずかな所持金からスタートする物語を途中まで書いたのに、そこから全然前へ進まない。どうやら創作に係わる脳が動きを止めたか、眠ってしまったか、どこかへ行ってしまったようだ。お陰で何も書けなくなった。困ったもんだ。
暑い。京都の夏は特に暑い。
九州の知人が京都の夏は暑いという。
また北海道の知人が京都の冬は寒いという。
なぜこんな場所に都を造ったのだろう。
昔はもっと過ごしやすかったのか?
と愚痴りたくなるほどに暑い。もうイヤだ。
「今日は新しい友を連れてきた。淡路廃帝だ」
月様はいつも唐突だ。それにいつも新しいご友人を連れてこられる。
家にいなかったらどうするつもりなんだろ?
それともすでに何度かそういうことが起こっているのだろうか?
だとすれば申し訳ないけれど、直前でも良いから電話の一本もくれればいいのに。
今日も何かご相談だろうか?
それとも愚痴かな?
萬相談所の看板でも上げるか?
「こんにちは。淳仁です。何やら楽しい会話ができるということで、ついてきてしまいました」
穏やかそうな風貌だが、彼も神なのか? 淳仁? 淡路廃帝?
「淳仁と呼ばれるより淡路廃帝と呼ばれている期間の方が長いのよね」
「彼は私とは違い、元々人間だ。そして、人間の中でも神に近い存在だった」
神に近い存在の人間? 淳仁? 天皇か? 神武、綏靖、安寧、懿徳……。
「間違っていたら失礼になりますが、ひょっとして淳仁天皇でいらっしゃいますか? 何代目かは存じ上げませんが」
「四十七代目かな」
「えーっ。天皇が我が家へ? 本物ですか? 本物なら歴史の生き証人だ。いや、死んでいるのか? 死んでいるは失礼か? 崩御と言えばいいのか?」
慌てふためく竹本を尻目に、
「心の声がダダ漏れですね。とてもユニークで面白い方のようです。楽しくなりそうだ」
ニコニコ顔の淡路廃帝です。
「申し遅れました。私は普通の人間で竹本と申します。よろしくご指導ご鞭撻……」
「そんな型通りの堅苦しい挨拶は結構ですよ」
「恐れ入ります」
「竹本、さっき彼が何代目の天皇か知らない感じだったが、学校で習わなかったのか?」
「学校では習いませんでしたね。興味本位で少しだけは覚えましたけれど」
「昔の者は歴代の天皇の名など、すらすらと暗唱しておったぞ」
「第二次世界大戦が終わるまでは、天皇は神であり、権力者であったわけですから、歴代天皇を知るのは国民の義務のようなものだったはずですよ。戦後に天皇は国民の象徴となられましたから、そういう教育がなくなったのだと理解していますが」
「教育内容も時代と共に変化するんだな」
「昨日まで良いとされていたものが、新しい発見によって正反対の評価を受ける時代ですから、教育内容も変わらざるを得ないんですよ」
「そんなものか」
「数学や物理、化学などは新しい理論が構築されない限り、ほとんど変化がないようですけれど、社会や歴史や家政学などは、日々変化しているようですよ」
「昔がいい加減だったということか?」
「そうではなくて、今の理論が発見されていないだけですよ」
「結果として間違ったことを教わったということか?」
「そう言えるかもしれませんね。でも数年後にはまた新しい理論が見つかって、昔の方が正しかったなんてことになるかもしれませんよ」
「教育というのも面倒なものだな」
「そういう意味では、歴史書と似ているところがありますよね」
「歴史書の場合は、面白そうだから自分が書きましたという奴はいない」
「どこかに書かした張本人がいるということですね」
「そうだな。そしてほとんどの場合、その書かした奴は権力者側の人物だ」
「そうでしょうね」
「だから、新しいのが見つからないからそうなったというよりは、都合が悪いからそうなったという方が正しいと思うのだが」
「権力者側に不都合なことは、封印されてしまうということですね。でも、そんな不都合な歴史書に何か意味はあるんですか?」
「歴史はいつも不都合なもんさ。政治的にしろ、軍事的にしろ、負けた側の歴史書など見たことあるか?」
「多分ないと思います。というか、歴史書をほとんど知りませんから」
「それはそれで、悲しい事実ではあるな」
「そろそろ私も会話に混ぜてくださらない?」
「申し訳ございません。決して放っておいたわけでは……」
「こいつと話していると、いつもこんな感じなんだよ」
「仲がいいんですね」
「そんなことないんですよ、いつも振り回されていますから」
「お前、振り回されているはないだろ」
「本当に仲がいいのね」
「今日もそうですが、家にいなければどうするつもりでした?」
「帰るしかないだろうな」
「電話の一本でもくだされば、そんな無駄なことにはなりませんから」
「それは竹本氏が正しいと思うわ」
「そうでしょ? だからいつも翻弄されているんですよ」
「歴史に翻弄された身としては、歴史書云々の前に、事実は小説より奇なりよ」
「その辺りのお話しも聞かせてもらえれば大変嬉しく思います」
「緊張してるの? そんなに畏まらなくてもいいのよ」
今回のお相手は、天皇でいらっしゃるから、ご紹介も丁寧にしないといけませんね。
淳仁天皇は一般に淡路廃帝と呼ばれています。
天武天皇の第六皇子、舎人親王の七男としてご誕生されます。
諱が大炊なので大炊王とも呼ばれます。
母上は当麻老の娘、当麻山背。
当麻山背は淳仁天皇が皇位を剥奪され淡路に配流された時、同行されたようです。その後の消息は不明ですが、淡路廃帝が配流先から逃亡を試みられた際に、亡くなったのではないかとの説もあります。
この方は怨霊と呼ばれていますが、そうなるまでには数々の出来事があり、簡単には書き表せません。
最初の出来事は、四十六代・孝謙天皇の御代、参議・民部卿兼左京大夫兼近江守兼式部卿兼東山道鎮撫使の藤原仲麻呂の推挙により立太子されます。
皇太子でありながら、仲麻呂の私邸に住むなど、かなり近しい間柄だったようです。また、仲麻呂の亡くなった長男の後家・粟田諸姉を、妻にされています。
諸姉とは、諸兄と同じく年長者に付ける名で、当時は特別珍しくなかったようです。一番目に生まれた男の子を一郎とするようなものでしょう。
彼女は夫である仲麻呂の息子が亡くなった後も、仲麻呂の邸宅にそのまま残ることになります。
それは彼女が大宝律令の編纂などで活躍した粟田真人の縁者であることが大きな理由のようで、仲麻呂はその知名度と経済力を当てにしていた節があります。でも普通は死別したら実家に戻るのじゃないのでしょうか?
因みに、母親の当麻山背は、配流先の淡路に同行されましたが、妻である彼女は同行しませんでした。
つづく
①♯ふぉれすとどわあふ
次のテーマ
誰かケイに声をかけて下さい
仲間に入れて下さい
わたしを見つけて下さいにゃ
目的は③ふぉれすとどわうふの登場人物になる。です。
②リリの憂鬱|詩 ふぉれすとどわあふ
次のテーマ
①レースのゆくえ
②ミユの特殊能力
③森の大騒動
③ふぉれすとどわあふ 2ndシーズン開幕
次回テーマ
①シドニー、ヨークに会いに行く
②「薬草の書」の秘密
③くまさんの散歩
④ふぉれすとどわあふ
②テーマ③森の大騒動から
次のテーマ
①リスの家族
②どわあふの森の木の実って
⑤ふぉれすとどわあふ③
①から
次のテーマ
①ケイ、雑貨店に興味津々
②シドニーと港へ行く
③クマさんとふぉれすとどわあふを散歩する
⑥ミユの錬金術|詩 ふぉれすとどわあふ
③テーマ②「薬草の書」の秘密から
次のテーマ
①薬草の書はいずこ?
②森の探検隊
③シドニーの恋(歩行者bさんのお話参照)
◆近々最終日を迎える企画
9/7まで (一応)
9/7夜まで
9/8まで
◆最終日までしばらく時間のある企画
9/17まで
9月末日まで
9/30まで
◆最終日までずいぶん時間のある企画
2025/7/5まで
期限のある企画でお薦めがあれば教えていただけると有難いです。
よろしくどうぞ。
1曲目は TED NUGENT の Stranglehold 。
2曲目は FOGHAT の Slow Ride 。
3曲目は KANSAS の Carry On Wayward Son 。
お気に入りの曲のリクエストやこういう特集を組んでほしいなどがあればコメ欄にお願いします。ジャンルも問いません。
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