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今日の気分は? 202401021 No.353

アイコンがハロウィン仕様に替わりました

今朝の京都はほぼ晴れです。1日を通しても晴れの予報です。午前7時の気温は16℃。日中は24℃予報です。またまた夏日一歩手前まで気温が上がります。

『というように呪に掛かると相手に牛耳られてしまうということが分かったか?』



四条京阪の南座前から四条通を東へ進み、大和大路 (この通りは四条通を境に北は縄手通なわてどおり、南は大和大路やまとおおじと名前が変わる) を南へ下がります。 (京都は北へ行くことをあがる、反対に南へ行くことをさがるという。これ京都では常識)

十分ほど歩くと右手に京都ゑびす神社が現れます。鳥居のある位置からグルッと見渡せるくらいの広さの神社です。

「今日の参詣はまずここ『京都ゑびす神社』なんだけど、正しくは『恵美須神社』と書くそうだよ」

「旧字の『ゑ』をわざわざ使われているのに、本当はこうですと言われましても……」

「そうだよね、どうせならどちらかに統一してくれればいいのに」

起源は建仁二年 (1202) 、栄西禅師が建仁寺建立に先立ち、その鎮守社として建てられたのが始まりです。

「栄西禅師は当時の中国へ留学するんだけど、その行きの船に乗っている時、海が荒れるんだよ。そして禅師がお祈りすると、ゑびす神が舳先に現れ、荒れた海が静まったというエピソードがあるんだ」

「そのことを恩に感じて、ゑびす神社を建立したということですか。よくある話ですね」

「そんな簡単に一刀両断しないでよ」

「でもきっとそうですよね」

「栄西禅師の経験が事実なのか、よくある話だというのが事実なのか。難しいことになっちゃったな」

「話の腰を折ってしまいましたか」

「いいんだけどね」

主祭神は八代事代主神ヤエコトシロヌシノカミ大国主大神オオクニヌシノオオカミ少彦名神スクナヒコナノカミ。見覚えのある名前が多いですね。皆さんお元気でしょうかね?

御利益は商売繁盛、家運隆昌、交通安全。

この御利益の商売繫盛の所以として、魚釣りの大好きなゑびす様が、獲った魚とお米などを物々交換で得られていたことから発展して、商売繁盛の守り神とされたとか。

家運隆昌は商売繁盛の結果ついてくるものでしょう。

ゑびす様は別名に『旅ゑびす』をお持ちです。そこから交通安全も御利益とされたのでしょう。先の栄西禅師のエピソードも、この御利益に一役買っているのかもしれません。

鳥居の正面に本殿が見えます。
鳥居を潜り直ぐ右手に烏帽子に狩衣姿で……胸がはだけている……少し服装は違うようです。
服はお召しのようですが、ほとんど裸のように見えるのは私だけでしょうか? それに裸足のようですし…………。
ですが定番の右手に釣竿を持ち、左の小脇に鯛を抱え、にこやかに微笑む石像の……ゑびす様がおられる?

「ようお越し。お参りどすか?」

石像が喋った?

「ビックリしましたよ、急に石像が動きだすし、喋るんですから。ゑびす様ですね? 申し遅れました私は人間で竹本と言います。こちらは妻で天照大神と素戔嗚尊の長女で多紀理といいます。今は妻と二人で七福神巡りの最中です。こちらの祭神の大国主さんとも小さいおじ様、じゃなかった少彦名さんとも懇意にさせていただいています」

多紀理が満面の笑みを浮かべている。妻という言葉を連発したからだろうな。ホントに解り易い。

「ワテはそっちのお嬢はんに話しかけたつもりやったのに、あんさんはワテの声が聞こえますのか? 人間のあんさんに私が見えてますのか? 話も出来るってことは、どっちも問題ないってことですわなあ。こら驚きや」

多紀理がまた微笑んだ。お嬢はんも効くのか。もう一押ししておくか。

「何故か以前から神や仏の姿が見え、話もできるようになりました。妻も歴とした神ですからね。皆さんは不思議がっておられますけどね」

「他の神さんとも知り合いですかいな。そういやさっき親父様とも小さいおっちゃんとも懇意やていうてはりましたなあ。人間にもなかなかの御仁がいてはりますのやなあ」

コテコテの関西の方のようだ。でも大国主さんの息子さんだから関西人のハズはないんだけどなあ。


「七福神巡りしてはんのやったら、ちょっとだけ説明させてもらいまひょか?」

「へえ、よろしゅうお頼申します」

「イントネーションが完璧や。大概がエセ関西弁やったり、エセ京都弁やったりで、うんざりしてますのや。あんさんも関西どすか?」

「へえ、京都どす」

「お仲間やおまへんか、ほんなら詳しゅう説明しなあきまへんな。ワテにまかしときなはれ。ほな行きまっせ」

私が京都人と分かった途端の手の平を返したような対応。
ゑびすさんが京都人のハズはないんだけどなあ。

偏見に聞こえるかもしれませんが作者も京都人です。そして個人的ではありますが度々感じている印象です。つまり、京都人は同じ京都人も含め、人には厳しいのですが、とりわけ京都以外の方には壁を作り、冷たい反応をしてしまうようです。もちろん表面上は穏やかなのですよ。裏と表の使い分け、本音なのかそうじゃないのか、正しいのか間違っているのか、巧妙な言い回しや態度に困ってしまうこともしばしばです。

真意を汲み取ることは京都人であっても至難の業ですから、無理に理解しようとしない方がいいのかもしれません。

それにしても軽妙な語り口調で、ゑびす神ご自身が説明してくださるなんて楽しくなりそうだ。

つづく

『大体のところは分かったと思う』



◆新規掲載の企画 (今日のみ)

10/25夜まで


◆近々最終日を迎える企画 (今日+7日)

10/21まで 本日最終日です。


10/22まで


10/25まで


10/25夜まで


10/27まで


◆最終日までしばらく時間のある企画 (今日+30日)

10/31まで


10/31 23:59まで


10/31まで


10/31 20:00まで


◆最終日までずいぶん時間のある企画 (今日+30日以上)

11/30まで


2025/7/5まで

『なんじゃ頼りない返事じゃな、ところで主の名は何という?』



◆期限なし企画が新しい順に並んでいます。

※投稿された日付より15日間で削除されます。ただし、削除されてもイベントが終わったわけではありませんのでお間違いなく。

11/3で削除します。


11/2で削除します。


10/27で削除します。

『その手は食わねぇよ』



⇧⇧⇧ 詳細は上の記事からご確認ください⇧⇧⇧

開催日程:10/21 23:59 まで 本日最終日です。

ご投稿いただいた方々の作品です(投稿順・敬称略/2024.10.21. 07:00現在)

▼都々逸今後の予定
  10/12 00:00~10/21 23:59 Doudoitu to e
    ※本日最終日で日付が変わるまでです
  10/22 00:00~10/26 23:59 Doudoitu de Rennka 200
    ※作品数ではなく、予定日時に達した時点で終了とします
  10/27 00:00~10/31 23:59 Halloween de Doudoitu
    ※riraさまが主宰されるハロウィン企画とのコラボになります

『じゃから名を明かすことはできぬのじゃ』



今夜日付が変われば、プログラムが変わり『Doudoitu de Rennka 200』が始まります。

ルールは同じです。

  • お題は前回「Doudoitu de Rennka」の最終の作品になります

  • 今回は縛りなしとします

  • 最初の方はお題に従って都々逸を創っていただきます

  • 次の方は最初の方の作品の前半または後半を利用して都々逸を創っていただきます

  • 日付が変わっても新しいお題にはならず、そのまま続きます

  • 今回は作品数ではなく、予定日時に達した時点で終了とします

最初のお題です。

子供が生まれ 夫は父に 破顔一笑 慈しむ

Kei さま作

▼都々逸今後の予定
  10/22 00:00~10/26 23:59 Doudoitu de Rennka 200
    ※作品数ではなく、予定日時に達した時点で終了とします
  10/27 00:00~10/31 23:59 Halloween de Doudoitu
    ※riraさまが主宰されるハロウィン企画とのコラボになります

『いつきちゃんとか、女神だとか魔女だとか、身分を明かすのはいいのか?』




10/22  20:00 ~ 10/23  20:00


10/26  22:00~ ティコの部屋 第2夜 Open


10/27~10/31


10/27~10/31


10/27~10/31


10/27~10/31

『う~む。主はなかなかスルドイな』



1曲目は アイナ・ジ・エンド 風とくちづけと 


2曲目は 竹原ピストル 見事的中!!予感的中!! 


3曲目は Creepy Nuts オトノケ 


リクエストの受付は終了しました。

『それより魔女ならなんか食い物をチャッチャと出すとかできねぇの?』


#今日の気分 #iTunes #アイナ・ジ・エンド #風とくちづけと #竹原ピストル #見事的中 !!予感的中!! #Creepy_Nuts #オトノケ