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今日の気分は? 202401001 No.333

アイコンがハロウィン仕様に替わりました

今朝の京都は半分曇り空です。1日を通しては晴れ時々曇りの予報です。午前7時の気温は22℃。日中は32℃予報です。
今日から10月だというのに、まだ30℃を超える日があるようです。

秋の日は釣瓶落としと申します。



師走の声を聞き、急に寒さが増したように感じるが、ビッグネームの両親公認の間柄になった私たちには寒さも気にならない………何てのは嘘だ。

寒い時は寒いし暑い時は暑い。それが人間だよね。

幸いなことに多紀理毘売は神だけあって暑さ寒さに無頓着だ。

冬になっても薄着で過ごすから『風邪を引きますよ』と言ったら『風邪がどんなものかわからない』と答えが返ってきた。どうやら病気にも無頓着らしい。羨ましい。


「この前の天神さんはどうだった? 楽しかった?」

「天神さんでなくても、あなたと一緒なら楽しいですわ」

愛情あふれる言葉が私に投げられる度に思わず頬が緩む。

「それなら家でゴロゴロしていても同じだね」

「それはそれで楽しいですけれど、お散歩もとっても楽しかったですよ」

「そうですか? じゃあ次は七福神巡りなんてどうだろ?」

「一度に七つの神社を巡るのですか?」

「それは忙し過ぎるでしょう。この間の天神さんでも結構時間が掛かったからね。だから七つはちょっと無理じゃないかなあ」

「陰形とかが無理なのなら、朝早くから夜遅くまで、それでも無理ですか?」

「そんなに慌てて回ることに意味はないよ」

「そうなのですね」

「七つ巡るのはその通りだけど、神社だったり寺院だったりするんだ。それに一度に巡るなんてことはしないよ。追々少しずつ話そうか」

「はい。でもわたくしはあなたとご一緒なら、それでいいの。だから、あなたの負担になるのなら無理はしないでくださいね」

「ありがとう。私は多紀理と一緒に出掛けられるのが嬉しいんだ。だから無理はしていませんよ」


数日後、事前に情報を少し仕入れて、最初の目的地の大黒天が祀られている妙円寺みょうえんじ (松ケ崎大黒天) を目指す。

大黒天については以前に大国主さんと話した時に説明を受けた。その話を多紀理に話しながらバスに揺られる。

「大国主命は、誤解があることを嘆き苦しんでおられたんだ。そしてこう仰られた。『大黒天はそもそもヒンドゥー教・インド密教の神で、仏教を通じて日本に伝わった訳じゃん。だから仏の仲間なんだよ。インドではシヴァっていう破壊と再生を司る神が、破壊を行うときにマハーカーラになるっていうぞ。マハーは大きい、カーラは黒いってことらしく、中国を経て日本に入ってきた時は既に大黒ダイコクになってたんだとよ。でもなあ俺は破壊は好まない。国造りで有名な神なんだぜ。読みが一緒ってだけで破壊神とは一緒にされたくねえんだよ』と。人間の勝手な都合で、神仏習合や廃仏毀釈、神仏分離などをやってきてしまった結果、ずっと悩んだり苦しんでいる神や仏がいらっしゃることを肝に命じなければならないと思わされたお話しだったんだ」

「そうなのですね。わたくしは神以外の存在になったこともありませんし、神仏習合や廃仏毀釈の影響も受けておりませんでしたので、想像は難しいですが、苦しんだり悩んだりしておられるとすれば悲しいことですね」

「そうだね。私は人間の一人としてこれからも考えていこうと思っているんだ」

「それはいいことだと思いますよ」

「さて、それではそもそも七福神とはなにかという話をしようか」


七福神とは、七つの災いを退けてくれて七つの福を授けてくれるという仏典中の七難即滅七福即生しちなんそくめつしちふくそくしょうが由来で、大黒天ダイコクテン恵比寿天エビステン毘沙門天ビシャモンテン弁財天ベンザイテン布袋尊ホテイソン寿老人ジュロウジン福禄寿フクロクジュの七人の神様を指します。

「七難はね、経典によって違うみたいなんだけど、仁王教にんのうきょうによる七難とは、日月失度難 (太陽や月の異変) ・星宿失度難 (星の運行の異変) ・災火難 (火災) ・雨水難 (水害) ・悪風難 (風害) ・亢陽難 (旱 (ひでり) ・悪賊離 (賊の侵略 )をいい、七福は、寿命・律儀・愛嬌・人望・度量・威光・有福をいうんだって」

「七難は割と具体的ですのに、七福は抽象的でよく分かりませんね」

「そうだよね、それぞれ〇〇であれば、それが即ち福ということなのかなぁ」

「寿命が長ければ、律儀であれば、愛嬌があれば、人望があれば、度量があれば、威光があれば、有福であればということですか?」

「そうだろうね」

「福を得るにはどれか一つでいいのでしょうか? それとも全てを持たないと得られないのでしょうか?」

「一つであって欲しいよね。切に願うよ」

「一つでよければ、わたくしの寿命は福の権利対象になりますよね」

「それはズルいでしょ。無限のものを対象に含めれば、絶対勝てないよ」

「では、わたくしは福を得られないのですか?」

「多紀理は神でしょ、福を授ける側なんだから、欲張らないの」

「はーい」


「ちょっと待って、解釈が変わっちゃったよ」

「どういうことですか?」

「例えばさっきの寿命だと、長寿が即ち福だということになると思うんだ」

「長寿であれば福が得られるのじゃなくて、長寿であることが福であるということですか?」

「そういうことだね」

「じゃあ、神は皆さん幸せだってことになりません?」

「神様は対象外だって」

「どうしてですか? わたくしだって幸せになりたいです」

「多紀理は幸せじゃないんだ、知らなかったなぁ」

「残念ですけれど、今とっても幸せなのですよね」

「じゃあいいじゃない、欲張るとロクなことにならないよ」

「でも腑に落ちないです」

「どうして?」

「だって、長寿の方が皆さん幸せなのですか? 裕福な方が皆さん幸せなのですか?」

「ないよりはあった方がいいってことじゃないのかな」

「幸せって難しいものなのですね」

「考える機会を得られたことが幸せなんだと思うよ」

つづく

日の暮れがほんに早うて、気が付いたら辺りは真っ暗。



◆新規掲載の企画 (今日のみ)

10/5まで スタエフ朗読ライブ作品および朗読者募集


◆近々最終日を迎える企画

10/1 20:00まで 本日最終日です。


10/2 20:00まで


10/4夜まで


10/5まで スタエフ朗読ライブ作品および朗読者募集


10/6まで


◆近々最終日を迎える企画

10/10 23:59まで


10/25まで


◆最終日までずいぶん時間のある企画

2025/7/5まで

逢魔時にまた出くわしましたなぁ。



◆期限なし企画が新しい順に並んでいます。

※投稿された日付から1か月で削除されますが、イベントが終わったわけではありません。

10/28で削除します。ただし、コメント数が100を超えると新しい巻に変わりますのでご注意ください。


10/28で削除します。ただし、毎週土曜日に新しいお題が提供される予定ですのでご注意ください。


10/20で削除します。


10/20で削除します。


10/18で削除します。


10/8で削除します。

ほれ向こうから得体の知れんモノがやって参ります。



毎週日曜から始まる Doudoitu de Rennka 100 にご参加いただきありがとうございます。

最後 (予定) の『Doudoitu de Rennka 100』がスタートしています。どうぞお楽しみください。さて今回はどれくらい日数が保たれるのでしょうか?

今回にご投稿いただいた方と都々逸の作品です。(2024.10.01. 07:00現在)

Kei
  十五夜の月 山も輝き  空の雲さえ 君の顔
Kei
  君に焦がれて 1日千秋  空の雲さえ 君の顔
松下友香/ともか|週末note|感謝
  君に焦がれて 1日千秋  会えぬ時間が 恋を増し
三羽 烏
  妄想嫉妬に ただ胸焦がす  会えぬ時間が 恋を増し
Kei
  待てどくらせど 帰らぬあなた  会えぬ時間が 恋を増し
三羽 烏
  待てど暮らせど 帰らぬあなた  戻らぬことを 知りながら
松下友香/ともか|週末note|感謝
  あなたの分の 夕食つくる  戻らぬことを 知りながら
すーこ
  あなたの分の 夕食つくる  好物並べ 献杯す
歩行者b
  あなたの分の 夕食つくる  嘘つくクセは 知りながら
たつきち (10)
  素知らぬ顔で 騙されてあげる  嘘つくクセは 知りながら
ムーンサイクル
  それでも欲しい あはんするキミ  嘘つくクセは 知りながら
Kei
  あなたと共に 未来を語る  嘘つくクセは 知りながら
ゆらゆらミルコ
  話していると 安心するの  嘘つくクセは 知りながら
音葉
  話していると 安心するの  似ている影の あたたかさ
ナウのセカンド
  横に並んで 手が触れる距離  似ている影の あたたかさ
Kei
  横に並んで 手が触れる距離  ふたり前見て 歩む道
ゆらゆらミルコ
  横に並んで 手が触れる距離  手提げをそっと 持ち替える
ナウのセカンド
  手相も似てる あら不思議な縁  手提げをそっと 持ち替える
Kei
  あなたと採った 栗や柿の実  手提げをそっと 持ち替える
カンナ|をかし探究隊隊長 (20)
  聞こえる方の 耳側にたち  手提げをそっと 持ち替える
音葉
  君がかけこむ 相合傘に  手提げをそっと 持ち替える
虹風 想蒔
  聞こえる方の 耳側にたち  君が好きだと 言ってみた
ゆらゆらミルコ
  きっとできると 差し出された手  手提げをそっと 持ち替える
ゆらゆらミルコ
  聞こえぬほうの 耳側にたち  君が好きだと 言ってみた
ナウのセカンド
  こんな気持ちは 雨のせいか  君が好きだと 言ってみた
音葉
  こんな気持ちは 雨のせいか  君の言葉が 降り続く
ひーさん
  その煌めきは まるで星だね  君の言葉が 降り続く
Kei
  その煌めきは まるで星だね  光りを浴びて 空仰ぐ
歩行者b
  君の身体を めぐりて来たる  光りを浴びて 空仰ぐ
友音 (30)
  辛さ過ぎ行き 涙をふけば  光りを浴びて 空仰ぐ
ning(ねい)
  辛さ過ぎ行き 涙をふけば  背中あと押す 風が吹く
理生 -りお- 
  やりたいことは やるべきである  背中あと押す 風が吹く
緋海書房/ヤバ猫
  奇しきゆかりの 出会いなればと  背中あと押す 風が吹く
音葉
  奇しきゆかりの 出会いなればと  その魂に 触れにゆく
rira
  風のゆく先 見えないけれど  その魂に 触れにゆく
ning(ねい)
  風のゆく先 見えないけれど  友達がいる 太陽の
sanngo
  風のゆく先 見えないけれど  幸も不幸も 連れてゆく
カンナ|をかし探究隊隊長
  一字違いの 誤植に過ぎぬ  幸も不幸も 連れてゆく
Kei
  きみ住む街に 天使の梯子  幸も不幸も 連れてゆく
音葉 (40)
  きみ住む街に 天使の梯子  降りてゆきたい その胸に
三羽 烏
  あの世にも似た その甘美さに  降りてゆきたい その胸に
Kei
  あの世にも似た その甘美さに  ひとり漂ずむ 秋の夕
sanngo
  あの世にも似た その甘美さに  刹那な人の 君を抱く
Kei
  あの世にも似た その甘美さに  我を忘れて 溺れゆく
歩行者b
  あの世にも似た その甘美さに  血色の薔薇の 香に溺る
緋海書房/ヤバ猫
  あやかし思ひ 乙女色さえ  血色の薔薇の 香に溺る
藤家 秋
  果てから果てへ 言葉を尽くし  血色の薔薇の 香に溺る
ひーさん
  果てから果てへ 言葉を尽くし  地獄の底から 這い上がる
ゆらゆらミルコ
  魅せるつもりが 魅せられていて  血色の薔薇の 香に溺る
歩行者b (50)
  果てから果てへ 言葉を尽くし  あたしゃあんたに くびったけ
歩行者b
  魅せるつもりが 魅せられていて  あたしゃあんたに くびったけ
音葉
  果てから果てへ 言葉を尽くし  交わる心 重なる手
ning(ねい)
  懐かぬ猫も 月日重ねて  交わる心 重なる手
たつきち
  懐かぬ猫も 月日重ねて  温もりわかつ 秋の夜
リコット
  懐かぬ猫も 月日重ねて  背中合わせに 星を見る
ひな
  意見が合わない あなたと私  背中合わせに 星を見る
三羽 烏
  意見が合わない あなたと私  どうして一緒に いるのだろ
Kei
  銀婚式も 気付かぬあなた  どうして一緒に いるのだろ
Kei
  銀婚式も 気付かぬあなた  わざとシャンパン 置いてみる
歩行者b (60)
  式場パンフに ゼクシー新刊  わざとシャンパン 置いてみる
三羽 烏
  ビールがいいと のたまうあなた  わざとシャンパン 置いてみる
歩行者b
  内ポケットから クラブの名刺  わざとシャンパン 置いてみる
Kei
  内ポケットから クラブの名刺  メモして破り 知らんぷり
三羽 烏
  内ポケットから クラブの名刺  スマホに登録 済ませてる
秋月 めぐみ
  内ポケットから クラブの名刺  キラキラ名刺 妻の副業
ソラノイロ
  PTAで 休日勤務  キラキラ名刺 妻の副業
ning(ねい)
  PTAで 休日勤務  異性の影が 見え隠れ
ひな
  言い寄ってくる あなたの後ろ  異性の影が 見え隠れ
ソラノイロ
  なかなか帰らぬ あなたは何処  異性の影が 見え隠れ
Kei (70)
  本気なのよと 迫ってみても  異性の影が 見え隠れ
ソラノイロ
  なかなか帰らぬ あなたは何処  ますます膨らむ 不安の芽
hanauta
  なかなか帰らぬ あなたは何処  寂しさ濡れる 秋の夜
風の歌のナウシカ
  風は何色 つぶやく愛し子  寂しさ濡れる 秋の夜
ひな
  風は何色 つぶやく愛し子  夕焼け小焼けで 陽が暮れる
歩行者b
  風は何色 つぶやく愛し子  街路樹見上げ 微笑みつ
リコット
  あいつ今ごろ 顔面蒼白  街路樹見上げ 微笑みつ
三羽 烏
  あいつ今頃 顔面蒼白  そのまま消えて くれないか
Kei
  あいつ今ごろ 顔面蒼白  それ見たことか あっかんべ
音葉
  とりに来たわよ 盗られた心  それ見たことか あっかんべ
三羽 烏 (80)
  とりに来たわよ 盗られた心  わたしはあなたに 興味なし
Kei
  何度言っても 分からないのね  わたしはあなたに 興味なし
友音
  何度言っても 分からないのね  だから優しく 叱ってね
rira
  きみが去るのが 怖くて泣いた  だから優しく 叱ってね
すうぷ
  きみが去るのが 怖くて泣いた  誰でもいいから 抱きしめて
ning(ねい)
  きみが去るのが 怖くて泣いた  なみだで未来も 見えぬよう
音葉
  流れる歌に 記憶が溢れ  なみだで未来も 見えぬよう
歩行者b
  流れる歌に 記憶が溢れ  千年前まで 旅をする
ning(ねい)
  想いは遥か きみを探して  千年前まで 旅をする
ゆらゆらミルコ
  君に届ける 詩(うた)を探して  千年前まで 旅をする
Kei (90)
  前世の君に 想いが募り  千年前まで 旅をする
音葉
  前世の君に 想いが募り  おなじ香りを 探してる
すうぷ
  タイムマシンで 赤い糸追い  千年前まで 旅をする
ひな
  タイムマシンで 赤い糸追い  探してるのに ないじゃない
Kei
  あなたに貰った ハートのピアス  探してるのに ないじゃない
Kei
  あなたに貰った ハートのピアス  闇に煌めく 蛍の火
ning(ねい)
  あなたの想い 探す夏の日  闇に煌めく 蛍の火
ソラノイロ
  あなたの想い 探す夏の日  あの日の心は 都々逸に
音葉
  あなたの想い 探す夏の日  抱きしめられた 心まで

投稿順・敬称略
なんとも醜い、いや、こちらはなんと美形だこと……。



10/2~10/6


10月4日 0時~10月9日 23時59分


10/10~10/21


10/16 21時より スタエフ朗読ライブ開催

魔物が現れる時間の始まりどすなぁ。



1曲目は ハナレグミ 雨上がりのGood Day (feat. iri) 


2曲目は eill 革命前夜 


3曲目は Vaundy GORILLA芝居 


お気に入りの曲のリクエストやこういう特集を組んでほしいなどがあればコメ欄にお願いします。ジャンルも問いません。

『イテッ』


#今日の気分 #iTunes #ハナレグミ #雨上がりのGood_Day_ (feat._iri) #eill #革命前夜 #Vaundy #GORILLA芝居

『・・・・・・』