【梅好きのあなたへ】 梅おやつ日記#1,山形編
子どもの頃から酸味のある食べものが好きでした。
とくに、レモンか梅味のすっぱくて硬いグミが好きで、毎日食べていたら、酸蝕歯になりました。生活習慣病のおそろしさを実感した出来事です。
それから、すっぱくて硬いグミは自重しています。
しかし、イランの伝統的なお菓子Lavashak 探しの時に出会った『山形銘菓のし梅』の美味しさをきっかけに、身体にやさしそうな梅おやつ探しをはじめました。
(Lavashak 探しの記事はこちら↓↓)
#1は、山形発祥の山形銘菓「乃し梅」。
まろやかな甘味と酸味、むっちり食感があとをひく、梅おやつです。
佐藤屋と玉屋総本店さんの2種類を購入し、食べ比べてみました。
どちらも美味しいですが、佐藤屋さんのほうが好みでした(PRではありません)。
乃し梅の元祖、老舗和菓子店「佐藤屋」
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、巣ごもり需要が高まる中でスタートした「感謝の【乃し梅・梅しぐれ】レターパック」を通販で購入しました。
(東京と三島付近ではリアルを見つけられませんでした)
佐藤屋さんは、のし梅ではなく乃し梅と表記するのが正解だそうです。
「乃し梅」は、グミとゼリーの間のようなむちっとした食感で、噛むと濃くてまろやかで爽やかな甘酸っぱさがじゅわ〜っと口の中に広がります。
「梅しぐれ」は、「乃し梅」を短冊に切り、砂糖をまぶして、一晩干してつくられます。乃し梅よりももっちり感が増し、そのおいしさに手が止まらなくなります。
玉屋総本店
通販以外でのし梅に出会うことは稀ですが、最近、三島市のスーパーでも見かけるようになりました。季節でしょうか。
玉屋の「のし梅」は、佐藤屋の乃し梅よりもあっさりしていて清涼感があります。
むっちり食感もあり、おいしいです。
玉屋さんも、のし梅を短冊に切り、砂糖をまぶした「梅しづく」という一品がありました。清涼感は変わらず、のし梅よりやわらかめで砂糖の甘さが強いです。個人的にはのし梅のほうが好み。
のし梅は、中国人から梅を原料とする秘薬の製法を伝授され、気付け薬として作ったものが始まりだとか。
佐藤屋八代目のブログに、その歴史が詳しく書かれていました。
また、ブログには「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず!」 という一文もありました。水戸ののし梅はいったいどんな感じなんでしょうか。
梅おやつを探しながら、日本の歴史や文化も学んでいけたら。
和歌山、小田原にものし梅があるようなので、探しに行こうと思います。