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【梅好きのあなたへ】 梅おやつ日記#1,山形編

子どもの頃から酸味のある食べものが好きでした。
とくに、レモンか梅味のすっぱくて硬いグミが好きで、毎日食べていたら、酸蝕歯になりました。生活習慣病のおそろしさを実感した出来事です。

それから、すっぱくて硬いグミは自重しています。
しかし、イランの伝統的なお菓子Lavashak 探しの時に出会った『山形銘菓のし梅』の美味しさをきっかけに、身体にやさしそうな梅おやつ探しをはじめました。
(Lavashak 探しの記事はこちら↓↓)

#1は、山形発祥の山形銘菓「乃し梅」。
まろやかな甘味と酸味、むっちり食感があとをひく、梅おやつです。
佐藤屋と玉屋総本店さんの2種類を購入し、食べ比べてみました。
どちらも美味しいですが、佐藤屋さんのほうが好みでした(PRではありません)。


乃し梅の元祖、老舗和菓子店「佐藤屋」

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、巣ごもり需要が高まる中でスタートした「感謝の【乃し梅・梅しぐれ】レターパック」を通販で購入しました。
(東京と三島付近ではリアルを見つけられませんでした)

感謝の【乃し梅・梅しぐれ】レターパックには、「乃し梅5枚入」「梅しぐれ140g入」が2袋ずつ

佐藤屋さんは、のし梅ではなく乃し梅と表記するのが正解だそうです。

「乃し梅」は、グミとゼリーの間のようなむちっとした食感で、噛むと濃くてまろやかで爽やかな甘酸っぱさがじゅわ〜っと口の中に広がります。

「梅しぐれ」は、「乃し梅」を短冊に切り、砂糖をまぶして、一晩干してつくられます。乃し梅よりももっちり感が増し、そのおいしさに手が止まらなくなります。

「梅しぐれ」、砂糖が細かくもっちり食感が際立ちます


玉屋総本店

通販以外でのし梅に出会うことは稀ですが、最近、三島市のスーパーでも見かけるようになりました。季節でしょうか。
玉屋の「のし梅」は、佐藤屋の乃し梅よりもあっさりしていて清涼感があります。
むっちり食感もあり、おいしいです。

玉屋総本店の「のし梅」。移動のお供に食べてリラックス。

玉屋さんも、のし梅を短冊に切り、砂糖をまぶした「梅しづく」という一品がありました。清涼感は変わらず、のし梅よりやわらかめで砂糖の甘さが強いです。個人的にはのし梅のほうが好み。

近所のスーパーで出会いました。きれいな箱に入っています。600円ほどだったと思います。


うすい黄色できれい。お砂糖の存在感があります。


のし梅は、中国人から梅を原料とする秘薬の製法を伝授され、気付け薬として作ったものが始まりだとか。
佐藤屋八代目のブログに、その歴史が詳しく書かれていました。

佐藤屋が創業した文政年間には、まだ菓子ではなく、山形が最も栄えた時代の城主最上家の医師を先祖に持つ薬屋さんが伝えていた気付け薬でございました。

八代のひとりごとより

また、ブログには「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず!」 という一文もありました。水戸ののし梅はいったいどんな感じなんでしょうか。

梅おやつを探しながら、日本の歴史や文化も学んでいけたら。

和歌山、小田原にものし梅があるようなので、探しに行こうと思います。

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