インストーラーという仕事とアンコンシャスバイアス 【三島満願芸術祭備忘録①】
11/2から三島満願芸術祭がはじまりました。
ボランティアとして運営に関わるようになってから、芸術が鑑賞するだけのものから触れられる存在になり、発見の連続の日々です。
初耳の『インストーラー』という仕事。
一般的に、美術の世界で『インストーラー』とは『作品の展示設営をする人』という意味で使われるそうです。
“大型作品の野外展示設営”ときいて、いかつい男性が作業着でくるものと思っていたら、実際は、自身もアーティストという華奢でオシャレな方が登場。
自分のアンコンシャスバイアスに唖然としました。
インストーラーさんは、キュレーターさんや強力な三島人(みしまびと)と協力し、ハンマーで単管パイプを地中に埋め込んで基礎を組み、ハシゴに登り、アーティストの指示を受けながら大きな鳳凰をさくさくと組み立てていきます。
ランチタイムに境内に敷いたシートの上で親子丼を食べながら、インストーラーさんに、「アーティストさんは多くの人がインストーラーもできるものなのですか?」とシロウト質問をすると、
「みんなではないかもしれないけど、誰もみたことがないようなやばいものをつくるには、イメージをかたちにできる力が必要なんです。とくに野外展示では色んな設定に対応しなければならないので、経験を積み、色々知りたいと思ってやってます」と気さくに教えてくれました。
しらない世界のプロフェッショナルな仕事と姿勢に胸がときめきました。
三島満願芸術祭
11/2-12/1
毎週金・土・日・祝
10:00-17:00
三島市街中エリアで開催中です!