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Summicron-C 40mm f2

どうもみわです。
またしてもMレンズ。

今回はLeicaのSummicron-C 40mm f2です。

Rokkor / Summicron

さてさて、このSummicron-C 40mm f2はご存じの方もいるかもしれません。フィルムカメラLeica CLの標準レンズとして一緒に発売されていたものです。

Leica CLは日本ではLeitz Minolta CLとして発売されていました。二重のブランド名の通り、ドイツのLeicaと日本のMinoltaが提携していた際に製造されていたカメラでもあります。コンセプトは小型軽量、そして安価。

そのレンズの40mm。LeicaバージョンがSummicron-C 40mm f2、MinoltaバージョンがM-Rokkor 40mm f2です。

設計は全く同じ、コーティングも見たところ同じような色。つまり一緒やん。ってわけなので、1~2万円くらい安いRokkorバージョンを買うのがお財布には優しめ。見た目も前の銘板以外ほぼ変わらないですからね。

逆に1~2万上乗せすればSummicronだ!という気持ちになれるわけです。みんなに優しいレンズだ。

Summicron-C 40mm f2の情報

さて、ドイツバージョン、Summicron-C 40mm f2。

CLのセットとして本レンズとELMAR-C 90mm f4もあります。
この90mmも、不人気故に激安でよろしい。


ちなみにボディもレンズも最終組み立て、調整はドイツみたいで、「MADE IN GERMANY」表記です。やらしいですね。


発売が1973年〜なので、可愛い見た目して約50年も前のレンズになるみたいで…時の流れ…

最短距離は0.8mと不思議な感じ、またCL以外では40mmのブライトフレームがないため雰囲気撮影。(50mm用が出る)
しかしながら35mmと50mmの間とかいう絶妙に使いやすい画角、悪くいえば超普通、良くいえばいつでもフィットする…常用するのにピッタリです。
そりゃGR IIIxも売れちゃうわけさ。

ブライトフレームが出ないったって、僕の場合RF機だともう真ん中しか見てないので、あんまり関係ないです。その距離感、そのレンズでどう写ったか、だけが残ります。関係ないです。

見ての通り非常に薄型で、普段一眼レフを使う人からするとちんまりした操作性に混乱するかもしれません。ピントリングの代わりに丸いノブが搭載されていて、そこを押したり引いたりしてピントを合わせましょう。

で、この小型軽量ってのが最高なんです。
CLという小さく軽いカメラのために作られたレンズだけに、重量120gと量産されているMマウントレンズとしてはトップクラスの軽量性。

カメラにつけても、前への飛び出しも少なく威圧感もなし、サコッシュからコートのポケットまで、いろんなところに入っちゃいます。

まあ情報まとめるとこんな感じです。

焦点距離:40mm
絞り:f2~f16
重量:120g
最短:0.8m
フィルター:series5.5(CLレンズ専用で39mmはちょっと合わない)
相場:7~10万とか(2024)


作例

さて、御託は置いといて写真です。写真を撮れ!
この40mm、写りがめっちゃ個人的には好みで、硬すぎず緩すぎず…ないい塩梅。ELMAR-M 50mm f2.8 2ndより好きです。

フィルム(CL/GOLD200)

スキャナーはノーリツです。基本フジのほうが好きだけどなんだかんだノーリツも好きです。

なんか、トーンが綺麗。なだらか?なのでしょうか。

ほんとこの「普通な」画角がいいですね。淡々と残していくにはもってこいです。
リアルな距離感というか。


フィルムカメラ用のレンズだけにめっちゃいいなと見返してて思いました。やっぱりフィルム。100年撮っても大丈夫。飽きなさそう。


デジタル(M10-P)

普通に気に入っちゃったせいでめちゃくちゃ使ってます。




いやー良い…
絞り値による写りの変化とか、ちょっと湿度のある雰囲気を醸すこともあったり、一粒で結構美味しいタイプですよこれ。

デジタル(SL601)

可愛すぎやろ!

ミラーレスでもちょこっと。おそらくセンサーの都合でまたちょっと雰囲気違いますね。あと緩く見える。

空の色がすごく撮って出しから好きな感じで、見てすぐにサイコ〜ってなりました。

多分開放
多分5.6


これまた良きでありますね。多分。

小さいレンズが好き

Mマウント、僕は特に小さいレンズが好きです。
特に100g台に達するくらいの。

しかも基本安いし。

せっかく小径、小型が得意なMのシステムを使ってるもんだから、その旨みを最大限味わいたい!

レンズが小さくなるとキャラクターが際立ってきます。ELMAR-Mとかカラスコ28はキリッとしっかりしてるし、今回の40mmとか35mmはどこかしらに感じる湿度感とか硬すぎない質感がクセになります。
90は…長くて。ビジュがハマんなくて、正直まだ全然使えていない()
フードをつけるとカッコ良さそうなんですがね。

でも旅にはいい。こう、3本選んで持っていく、的な。

並べてもこの通り。40mm薄いな〜〜〜
このサイズ感なのでポケットにももちろん突っ込めますし。(埃やばそう)
バッグに入れたら存在を忘れるほどです。(そんなことはない)

M型はやっぱりこういうので選択肢が多くあるのがイイネと思うポイントで、やっぱり旅とLeicaは心地いいということか…

7枚玉も薄型軽量が魅力的な35mmレンズですね。

この40mmはそんなMレンズの中でもかなり小型で、薄くて、軽量な部類。

そしてf2。手持ち5本の中で一番明るい。
ボケと画角、サイズと重さのバランス感が本当にちょうどいいんです。
やっぱり2.8だともうちょい…!と欲が出るもんですが、こいつはそれに答えてくれます。しかもその写りもいい感じだし。

値段も優しめ。まあ5万超えたら全部高い気がしますけど、10万にはいかない。この見た目の感じのLeicaレンズで10万以下と聞くと安く思えてきます。最近全部買えないくらい高いし。

おすすめはCLとのレンズセット。ちょっとお得感高めで見かける気がします。

さらに、より手頃なRokkorバージョンもあって、中身は丸ごと同じ…
銘板隠したら誰もどっちかわかんないですよ。マジで。

てな訳でこちらも超おすすめ。

そんな40mmでした。ノクトンも人気だけどこっちもいいぞ!

ということで今回はここまでです。
最後までありがとうございました:D
それではまた。

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