シャンパン通になりたい!大手メゾン編
現在シャンパーニュ地方にある生産者の数は5000軒ほどです。
そのうち285軒がNM(ネゴシアン・マニュピラン)と呼ばれる大手メゾンです。
残りの約4700軒が小規模生産者のRM(レコルタン・マニュピラン)です。
数で言えば圧倒的に少ないNMですが、その285軒だけで、シャンパーニュの総生産量の約65%をつくっているのです!
さらに言うと、285軒のNMのうち上位10社の大手メゾンだけで、NM全体の約半分を占めています!!
本日はそんな大手メゾンがつくるワインについて説明したいと思います。
大手メゾンとは
「モエ・エ・シャンドン」「ヴゥーヴ・クリコ」など世界中で目にする大手の生産者のことを指します。
NM(ネゴシアン・マニュピュラン)とも呼ばれ、さまざまな地域の農家から葡萄を買いつけて、ブレンドして自社のスタイルを打ち出したシャンパンを作ります。
個人的には、クォリティにほとんどブレがないため、安心して購入できると思います。
大手メゾンが得意とするNV
大手メゾンが最も得意とするNV(ノンヴィンテージ)スタンダードは、比較的TPOを選ばずに美味しく楽しめます。
アペリティフとしてはもちろん、食中酒としても軽めのお料理なら大体合います。
キリッと冷やして大きめのフルートグラスで楽しむのがおすすめです!
大手メゾンのトップ・キュヴェ
数ある大手メゾンの作り手が面目をかけてつくる最高のキュベは、プレステージ・シャンパンとも呼ばれています。
厳選した素材をふんだんに使い、手間と時間を惜しまず、持てる限りの資本を投入し磨き上げる芸術品です。
お味も格別ですので、お値段も格別です💦
出荷直後は味わいが硬く閉じていることもあるので、多少寝かせてから飲むぐらいの余裕が必要でしょう。
まとめ
一般的なワインストアを訪問しますと、陳列されているほとんどのものが大手メゾンのシャンパンではないでしょうか。
私は、ワイン仲間と開ける際は、失敗を恐れずRM(レコルタンマニュピラン)を開けますが、失敗したくない会食時は安定感のある大手メゾンのものを選んで持ち込みます。
また、お祝い時には、大手メゾンのプレステージやRMのスター生産者を開けて盛り上げるよう心がけています。
PTOに合わせてシャンパンを選ぶ時間もとても楽しいものですね!
いかがでしたでしょうか。今回のポストが、シャンパンを選ぶ際に役立っていただけると、私はとても嬉しく思います。