チックコリアの思い出
サンシャインFM「from MORNING」
9時台オープニング フリートーク
2021/2/12 OA分
(ブログに投稿するにあたり加筆修正しています)
横山:ちらっと話しましたけども、
チック・コリアの残念なニュースが入ってきました。
アメリカのジャズピアニストの、チック・コリアさん。
9日、がんのために亡くなりました。79歳でした。
公式ホームページなどで今日明らかにされました。
亡くなった場所は不明ということです。
榎本さん(番組スタッフ)は
学生時代にエレクトリック系から入って衝撃を受けたんですよね。
皆さんそれぞれ出会うタイミングというのがあったと思いますけども。
私は生で1回だけ聞いたことがあって、
2016年の5月でした。
鹿児島の霧島国際音楽ホール、
みやまの音楽ホールといったほうが
地元の方はピンと来ると思うんですが、
みやまコンセールです。
チック・コリアのソロコンサートがあって、
当時、74歳くらいで、
どんな巨匠が出てくるのかなと思ったら、
普通にジーンズにスニーカーで
ジャケットを羽織ってひょろりと出てきて、
コンサートって
プログラムがクラシックだと配られますよね。
「今日はショパンをやります」、
「バッハをやります」。
それが
「その日の気分でお客さまの様子を見ながら弾きます」と書いてあった(笑)。
とてもすてきなコンサートでした。
途中、セッションをしましょう、
と客席に呼びかけたんですが
さすがに誰も出てこない。
じゃあ、モデルになってください、、みたいな感じで呼びかけると
ひとりの女性のお客さんを見た印象で即興でピアノを弾くとか、
その日、その時間、その場所だからこその
音楽を楽しんでピアノを弾いているんだなあと思いました。
あと、めちゃめちゃ上手い、高校生くらいの男の子が出てきて
チックコリアと連弾していて、
すごいなー、一生の思い出だろうなー
ピアノが弾けるって素敵だなあとうらやましく思いました。
演奏の最後に「今日は日本人の友だちが来てるんだ」みたいな感じで
「客席に来ているからスペシャルゲスト呼びまーす」って言って、
呼び込んだら、小曽根真さんが出てきて… 会場がそりゃ沸きましたよ。
榎本さんがびっくりしていますけど(笑)、
その頃日本でデュオでツアーをしていたんですね。
そもそもは小曽根真さんがバークリーに留学していた頃に
チック・コリアさんが大学に教えにいらして、
プロとアマ一緒にが演奏する企画で初めて知り合って、
そこから師弟関係がずーっと続き、
日本でデュオのライブツアーをするという
映画みたいな話だなと思って
その様子を見ていたのが2016年のことでした。
オープニングで
様々なコンサートが、コロナの後から
またちょっとずつ増えてきたという話をしましたけど
やっぱり「足を運んでおかなきゃ」と、
今日みたいなニュースを聞くと改めて思います。
9時台はそんなチック・コリアの曲をかけたいと思います。
ボビー・マクファーリンって
元気が出るテレビの「勇気を出して初めて告白」ってコーナー覚えていますか?
あの…コーナーが始まる時の音楽。(Don't Worry, Be Happy)
あれを歌っている人です、
ボビー・マクファーリンのスキャットと
チック・コリアのピアノのデュオをお楽しみくださいませ、
9時台の1曲目です「スペイン」。
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