「幸せ」とは感謝するということ ~トーマス・フェルマーレンの引退に寄せて~
1月のある日、神戸を退団したトーマス・フェルマーレンが現役を引退するという発表があった。
退団の時はそうでもなかったのに、この「現役引退」の報が私にとってはとてもショックだった。
一夜明けて、寒い部屋で布団にくるまりながら、そっか現役引退なのか…
と思うと、涙がとめどもなく流れていた。
彼のプレイにワクワクしながら、ノエスタに通った日々が急に思い出されていた。
でもそれは決して悲しみの涙ではなく
本当になんて有難い、幸せな日々だったのだろうと
本来であれば、いくらお金を積まれても日本には来てくれなかった選手なのだろう
ケガとかいろいろな要素があって、ヴィッセルにきてくれたと聞いた。
ノエスタで見てても、「なんでこんな選手が日本の神戸にいるの??」と毎回毎回、思ってた。
その「有難い違和感」はもしかしたらイニエスタ以上だったかもしれない。
「本当にヴィッセルにきてくれてありがとう」と何度感謝したか分からない。
あまり技術的な詳しいことは分からないけども、私は彼のプレイが好きで好きで仕方なかった。
身近に見られて本当に幸せだった。
そっか、私は「幸せ」だったんやな…
「幸せ」とは結局は感謝することなのかもしれない。
そうはっきり言語化できたのは、この出来事がきっかけだった。
今年の誕生日を迎えるに当たり、このコロナ禍の中、どう楽しく幸せに過ごせるか?と考えてると、ふと彼の引退の日のことを思い出した。
今日もたくさんの「感謝」があった。
本当に有難いこと。
気づきさえすれば、人生も変えられるのかもしれない。
皆さんにもたくさんの感謝が訪れますように…。
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