あの本は読まれているか
『あの本は読まれているか』 ラーラ・プレスコット
この本は何のカテゴリーになるのか?
海外ミステリと紹介されているが、そうなのかな?
最後、えっそうなるの?と驚いたので、やっぱりミステリかな…
『ドクトル・ジバゴ』を読んでいないので、想像しながら読んだ。
これは全くのフィクションなのか、それともあの本の背景ストーリーを膨らませたものなのか…
2つのストーリーが、どこで繋がるのかと思いながら読んでいたけど、あ〜そうきたのか…と納得。
そんな遠い過去ではないのに、確かにあった事実もあり、社会主義ってどうして独裁に走ってしまうのだろう…
いまの香港やミャンマーを見ているみたい…
時代は変わっても、何も変わっていないという…
どうして、世界は平和にならないんだろうか…
この話は、女性が活躍してスカッとする場面と、やっぱり駒のように扱われてガッカリする場面とあるけど、強く生きていきたいって思わされた。
強制収容所に2回も入れられても、芯(愛)を貫き通す女性も、それも1つの生き方なのかな…
本の力を本気で信じるのも、素敵だよな。